（@h_r_p_studio さんの写真。）

チャンピオンズカップ2017の予想考察です。

チャンピオンズカップ2017の出走馬は、テイエムジンソク、サウンドトゥルー、アウォーディー、アポロケンタッキー、グレンツェント、ゴールドドリーム、ロンドンタウンなど。中京競馬場ダート1800mで行われるＧ１戦です。

まずはいつも通り、先週の結果報告から。重賞は…

●京都２歳ステークス
１着▲グレイル（２番人気）
２着○タイムフライヤー（１番人気）
３着◎ケイティクレバー（５番人気）

●ジャパンカップ
１着◎シュヴァルグラン（５番人気）
２着△1レイデオロ（２番人気）
３着○キタサンブラック（１番人気）

●京阪杯
１着ネロ（９番人気）
２着○ビップライブリー（６番人気）
３着イッテツ（14番人気）

で京都２歳ステークスとジャパンカップが当たり。

先週はなんといってもジャパンカップですね。勝負度Ｂで勝負し、東京芝2400mと大井中距離Ｇ１の相性の良さから、今回からこの２つの条件だけは大勝負しようと思い、現地で10万円の追加馬券を購入。結果、ワイド、３連複本線、３連単ボーナスが当たり、70万ちょっとの払い戻しになりました。

◎シュヴァルグランは予想記事で書いた通り、以下の読みが出来たのが大きかったです。

そしてこのレースの最大のポイントは１枠のシュヴァルグラン、レイデオロ。２頭とも騎手キャラを考えるとキタサンブラックを徹底マークするはずで、枠を生かしての先行策が濃厚。特にスタートが安定しているシュヴァルグランは予想以上の好ポジションにつくはず。レイデオロはスタートが決まればの条件つきだが、神戸新聞杯並みのスタートなら先行策を打ってくる。

私は３番手の内でキタサンマークと見ていましたが、実際は４番手の内でキタサンマーク。ほぼ予想通りの隊列になり、鞍上の手腕の後押しもあって差し切り勝ち。◎シュヴァルグラン○キタサンブラックから▲ソウルスターリングと△1レイデオロが大本線だったので爆発しました。

11月の初めにＪＢＣレディスクラシックで印通りに決まりながら３連単100万馬券を逃し、３連複も全然買っていない悔しさを少し晴らせた気がします。しかし、東京芝2400mと大井中距離Ｇ１はよく当たるので、年末にもう一度勝負したいですね。

そういえば、先週のＪＲＡ、地方合わせての重賞の本命馬は…

兵庫ＪＧ◎ソイカウボーイ（２番人気３着）
浦和記念◎グランディオーソ（６番人気中止）
京都２歳Ｓ◎ケイティクレバー（５番人気３着）
ジャパンＣ◎シュヴァルグラン（５番人気１着）
京阪杯◎メラグラーナ（２番人気中止）

と馬券になるか中止するかという極端な結果でした。メラグラーナは予後不良になってしまい、本当に残念。サンデーの血を持たないという意味で繁殖牝馬としての可能性が大いにあったんですけどね。

今週から12月に入り、いよいよラストシーズン。先週は平場で◎ニホンピロヘイローのブチかましもあったおかげで大勝。いい形で11月を終えられたのでこのまま12月も突っ走りたいと思います！

平場の勝負レースなどはメルマガで配信しています。ご登録は以下からお願いいたします。

メルマガを購読する

チャンピオンズカップ2017の予想のポイント

その１．内をロスなく回ってきた馬が伸びる

チャンピオンズカップの特徴はなんといっても内をロスなく回ってきた馬による争いになること。それは過去３年の４コーナーの写真を見れば、一目瞭然でしょう。

◆16年チャンピオンズカップの４コーナー

◆15年チャンピオンズカップの４コーナー

◆14年チャンピオンズカップの４コーナー

中京ダートは距離や脚質に関係なく、内をロスなく回ってきた馬が有利なのですが、このチャンピオンズカップでもその傾向は変わらず。むしろレースが流れやすい分、その傾向がより強く出ています。

「内をロスなく回れる馬が有利」とほぼ同じことですが、枠順も非常に大事。過去３年の結果は

16年８番→２番→４番
15年４番→１番→２番
14年８番→４番→12番

で３着以内馬９頭のうち８頭は８番ゲート以内でした。

チャンピオンズカップはペースが流れやすいので、枠順だけで好走できるようなレースではないですが、内枠を引いた馬には大きなアドバンテージがあります。その中で前々で立ち回れるか、器用に差せる馬を見つけたいですね。

チャンピオンズカップで重要なポイントはこの１点なので予想オッズにいきましょう。

チャンピオンズカップ2017の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 テイエムジンソク 3.3
2 サウンドトゥルー 5.9
3 アウォーディー 7.7
4 ケイティブレイブ 8.0
5 コパノリッキー 9.8
6 ロンドンタウン 12.0
7 アポロケンタッキー 16.5
8 ゴールドドリーム 17.0
9 グレンツェント 20.5
10 キングズガード 27.3

予想オッズも書いていきます。

１番人気はテイエムジンソク。鞍上不安といってもここまで強い競馬をしていれば、さすがに１番人気になるはず。デムーロやルメール騎手が乗れば、単勝１倍台でも不思議ではないと思いますが、古川騎手なので単勝は３倍台前半でしょうか。

続くのはサウンドトゥルー。チャンピオンズカップは３年連続の出走で、過去２回は３、１着。前走ＪＢＣクラシックを制したのもあり、実力馬の中では最も評価されそう。単勝は５台倍後半と読みます。

３番人気はアウォーディー。帝王賞、ＪＢＣクラシックともに１番人気を裏切る形になりましたが、常に人気のある馬ですし、評価を大きく落とすことはないはず。昨年のチャンピオンズカップでは２着に好走していますし、単勝は７倍台後半と見ます。

以下、ケイティブレイブ、コパノリッキー、ロンドンタウン、アポロケンタッキー、ゴールドドリーム、グレンツェント、キングズガードと続きそうです。

チャンピオンズカップ2017のイチオシ馬は…

まず第一の争点は、テイエムジンソクを信頼するかどうかでしょうか。みやこステークスのレース後の回顧では、「ハイペースを４コーナー先頭で振り切る横綱相撲。ただただ強いの一言でダート界に新星誕生と見ていいだろう。チャンピオンズカップは勝ち負け濃厚。スムーズに運べる中～外枠を引きたい。」と書いたのですが、今でもその見解は変わっていません。極端な内枠でも引かない限り、本命かそれに近い印を打つ予定です。

問題は相手ですが、現時点で上位評価しようと思っているのは、

アウォーディー

です。

昨年のチャンピオンズカップは外々を回って早めに動いての２着。ロスなく立ち回って決め手を生かしてサウンドトゥルーよりは明らかに中身の濃い競馬でした。ヘヴンリーロマンスの子どもはアムールブリエ、ラニを見ても、スタミナ色が強く、バテバテのレースでこそ真価を発揮するのが特徴。本馬もまさにそのイメージで、帝王賞、ＪＢＣクラシックは道悪で決め手が問われる流れになったのが合わなかっただけでしょう。乾いたダートで例年のチャンピオンズカップのような消耗戦になれば、本馬の良さが最も生きるはずです。単勝は３番人気を想定していますが、人気は割れるはずで、テイエムジンソクとアウォーディーのワイド、馬連でもそこそこつくのではないでしょうか。

以上、チャンピオンズカップ2017の予想考察でした。