ブリーダーズカップターフ2021(デルマー)の予想です。

ブリーダーズカップターフ2021の出走馬は、タルナワ、ティオーナ、ウォルトンストリート、グーフォなど14頭が出走。デルマー競馬場芝2400mで行われるG1戦。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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写真はフィンランドのヘルシンキ郊外にあるヴェルモ競馬場。フィンランドを含む北欧は平地よりも繋駕速歩競走が盛んに行われており、フィンランドも確か20個以上の競馬場があったと記憶しています。コロナが落ち着いたら訪れたことがない北欧を巡る競馬旅をしたいです。

ブリーダーズカップターフ2021の予想と見解です

ブリーダーズカップマイルは地元・米国勢に分があると書いたが、ブリーダーズカップターフは欧州勢が圧倒的に優位なレース

過去10年のブリーダーズカップターフの勝ち馬は以下の通りで、米国勢は3勝止まりに終わり、欧州勢が7勝を挙げている。

◆過去10年のブリーダーズカップターフ勝ち馬(11~20年)

過去の勝ち馬にはファウンド、ハイランドリール、エネイブルなど。毎年、欧州のトップホースが参戦するため、芝中長距離路線の層が薄い米国勢では地の利を生かしてもなかなか太刀打ちできていないのが現状だ。

今年の欧州勢も昨年の勝ち馬で凱旋門賞2着のタルナワを始め、欧州の古馬中長距離G1で揉まれてきた馬が参戦。今年も欧州勢がレベルの高さを見せつける結果になるのではないか。それでは予想にいきましょう。本命は凱旋門賞2着のタルナワではなく、トリッキーなデルマー競馬場芝2400mがドンピシャでハマりそうな

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ウォルトンストリートの先行押し切りに期待したい

すでに7歳だが、かつてのシリュスデゼーグルのように年を重ねてひと皮むけた馬。今年のドバイシーマクラシックではミシュリフ、クロノジェネシス、ラヴズオンリーユーからやや離されての4着に敗れたものの、決して止まっているわけではなく、上位勢とは決め手の差が出ただけだろう。

前走カナディアンインターナショナルステークスでは早め先頭からデザートエンカウンターに圧勝しており、コーナーを6回も回るデルマー競馬場芝2400mなら本馬の立ち回り力、スピードが存分に生きるのではないか。この枠順の並びなら逃げるアクリメイトの外目2番手に収まりそうで、自分のタイミングで動けるだろう。地力ではタルナワ、ティオーナの方が上かもしれないが、レースセンスの良さを生かして粘り込むと見た。

相手は前年の勝ち馬タルナワが最有力

前走凱旋門賞ではアッと驚くトルカータータッソの末脚に屈したものの、ハリケーンレーンとの激しい叩き合いを制して2着。昨年のブリーダーズカップターフのような時計勝負でも、凱旋門賞のようなタフ馬場でも安定して力を発揮しており、総合力が高いのだろう。ただ今回はトリッキーなデルマー競馬場なので、差し損ねて2、3着に終わる方がイメージしやすい。

3番手は最大の惑星になりそうなティオーナ

凱旋門賞には駒を進めなかったが、そのステップレースのヴェルメイユ賞で断然人気のスノーフォールを下す大金星。ひと夏を越してパフォーマンスをグッと上げており、勢いそのままに連勝を伸ばす可能性はあるだろう。昨年はヴェルメイユ賞勝ち馬タルナワが勝利しているレース。勝つ資格は十分にある。

ユビアーはG1初挑戦がこのブリーダーズカップターフになるが、前走でベルモント競馬場の条件戦を叩き、いかにもここに照準を合わせてきた匂いがプンプン。ゴドルフィンービュイック騎手のラインで不気味さがある。

シスファハンは今年のドイツダービー馬。2走前のバーデン大賞でトルカータータッソの2着に好走しており、時計勝負に対応できるかがカギも、能力的には圏内にいるはず。

グーフォは前走ジョーハーシュターフクラシックが案外も、2走前のソードダンサーステークスではジャパン、ロックエンペラーを下して勝利。今回は欧州勢が強力も、米国勢の中では優位なはず。

最後にロックエンペラー。前走ジョーハーシュターフクラシックは伏兵の立場も、1番人気に推されていたグーフォに完勝。今回は恵まれそうな1枠1番を引けたので、ロスなく立ち回れば、再度高パフォーマンスを見せる可能性はありそう。あとは欧州勢との力関係だろう。

ブリーダーズカップターフ2021の印

◎⑦ウォルトンストリート
○⑬タルナワ
▲⑫ティオーナ
△⑩ユビアー
△⑨シスファハン
△⑪グーフォ
×①ロックエンペラー

4番アストロノート…補欠馬も含めてレーティング最下位。ここでは荷が重いだろう。

5番トリブヴァン…前々で立ち回れる強みはあるものの、このメンバーで粘り込むのは難しいのでは。

6番アクリメイト…レースの主導権を握る形になりそうだが、直後に格上で早めに動き出しそうなウォルトンストリートが待機。直線入り口で後続勢に飲み込まれているだろう。

8番ブルーム…2走前のフォワ賞ではディープボンドの2着に敗れ、武豊騎手が騎乗した前走凱旋門賞では11着に敗退。近走冴えない走りが続いており…

14番ジャパン…米国遠征の近2走が格下相手に2、6着と敗戦。頭数が多く、立ち回りが求められるレースは合わないのでは。

15番ボリショイバレエ…2走前のベルモント競馬場の条件戦でユビアーに完敗。このメンバーでは荷が重い。

16番チャンネルメイカー…昨年のブリーダーズカップターフであhタルナワ、マジカルに次ぐ3着に好走したものの、今年に入ってから明らかにトーンダウン。近走はグーフォ、ロックエンペラーに完敗しており、本馬を買うなら前述の2頭を買うべきだろう。

補欠馬モーグル&フライアーズロード…どちらも厳しいでしょう。

ブリーダーズカップターフ2021の買い目

※今回は発売開始時刻が補欠馬の動向によって変わり、11月7日(日)午前1時発売開始の可能性があるので、先に記載しておきます。

【参考買い目】

ワイド:◎ー〇(1点)

馬連:◎ー〇(1点)

馬単:◎→〇(1点)

ここはコース形態が合う◎ウォルトンストリート、前年覇者で地力上位の〇タルナワのワイド、馬連、馬単で勝負します。

ブリーダーズカップターフ2021の予想でした。