ヴィクトリアマイル2022の予想です。

ヴィクトリアマイル2022の出走馬は、レイパパレ、ソダシ、レシステンシア、デアリングタクト、ソングラインなど18頭。東京芝1600mで行われる牝馬限定のG1戦です。

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ヴィクトリアマイル2022の予想です

今週は雨の影響が心配されたものの、蓋を開けてみれば、土曜日の朝から曇りに変わり、馬場はお昼過ぎに稍重から良に回復。日曜日も終日、曇り予報が出ており、ヴィクトリアマイルは良馬場で開催されるのが濃厚と見ていいだろう。

今年は前売りで1~3番人気に推されているレイパパレ、ソダシ、レシステンシアがそろって先行タイプも、是が非でもハナを奪いたいのはローザノワールくらい。ペースが速くなることは考えられず、Bコース替わりを考えても、基本的に内、前有利と見ていいのではないか。ただ例年、レースの上りは33秒台をマーク。直線で速い上りに対応できるかもカギになってくる。

本命はソングラインのG1制覇に期待したい

「ある程度の位置を確保できる」かつ「速い上りを繰り出せる」の2つの条件をクリアしている馬。何より東京芝1600mでのパフォーマンスが高く、昨年のNHKマイルカップではのちに安田記念でも3着に好走したシュネルマイスターと一騎打ちを演じての2着、富士ステークスでは着差以上に余力を感じさせる走りで古馬を一蹴。ほとんどシュネルマイスターレベルと考えれば、牝馬限定のマイルG1なら勝ち切るだけの力があると判断していいだろう。今回はサウジアラビア帰りになるが、中間の調教でしっかりと動いており、池添騎手いわく、さらにパワーアップしている様子。海外遠征明けを不安視する必要はないだろう。

相手はレース運びがしやすそうなレイパパレ

枠順の並びからローザノワールがハナを主張すれば、その外目2番手を楽に確保できそう。前述の通り、今年のヴィクトリアマイルはペースが速くなるとは思えないので、前々で流れに乗れる本馬にアドバンテージがあるのではないか。これまで芝1800m以下では【4.0.0.0】。久しぶりのワンターンコース、マイル戦も不安より期待の方が大きい。ただ速い上りを繰り出せるタイプではないので、馬券圏内に入っても2、3着止まりの方がイメージしやすい。

3番手はレシステンシアの巻き返しがありそう

前走高松宮記念は積極果敢にハナを奪いに行ったが、2番手のジャンダルム(11着)のプレッシャーを終始受けてしまい、共倒れした感じ。また馬体重が+18キロと大幅に増えており、重め残りも敗因のひとつだったかもしれない。マイルへの距離延長は決してプラスとは言えないが、守備範囲。昨年のヴィクトリアマイルは6着とは言え、2着ランブリングアレーから0.2秒差しか離されておらず、グランアレグリア級の馬が不在なのであれば、勝ち負けに加わる資格はあるだろう。

ソダシは本質的にこれくらいの距離の方がいいはず。レイパパレ、レシステンシア同様に速い上りへの対応がカギも、前述の2頭に重い印を打つ以上、本馬の評価も下げるべきではないか。

クリノプレミアムは過小評価されやすい「クリノ」系で舐められているが、近2走が本格化を思わせる走り。特に前走福島牝馬ステークスは差し、追い込み勢が上位独占する中、自分から動いて2着に粘り込む中身の濃い内容。過去には新潟芝1600mの長岡ステークスでエアファンディタを封じ込めて押し切った実績があり、東京芝1600mへのコース替わりでも楽しみはある。

マジックキャッスルは昨年のヴィクトリアマイル3着馬。近走は不本意な結果に終わっているものの、前走阪神牝馬ステークスでは展開不向きの中、よく差を詰めており、復調気配が感じられる走りだった。昨年のヴィクトリアマイル(1枠1番)に続き、内目の2枠4番をゲット。中団の内で我慢できれば、今年も直線でじわじわと伸びてきそうだ。

メイショウミモザは前走阪神牝馬ステークスがアッと驚く勝利も、どうやらブリンカーを着用してから馬が変わった印象。フレンチデピュティの血が入った馬は勢いに乗ってG1を勝ち切ることがあるので、前走をフロック視し過ぎると痛い目に合うかもしれない。

テルツェットは自分でレースを作れないのでハマり待ちになるが、昨年のクイーンステークスでマジックキャッスルを豪快に差し切った走りを見ても、ポテンシャル自体は高いはず。後方から外々を回る形だと差し届かずに終わりそうだが、レーン騎手がある程度の位置を確保できれば、騎手の腕で持ってくる可能性も。

デゼルはもテルツェット同様、追い込み一辺倒だが、ハマればG1でも通用するポテンシャルを秘めている馬。前走阪神牝馬ステークスは展開を考えれば、負けて強しと言える内容だった。

シャドウディーヴァは東京芝で【2.5.2.4】の東京巧者。昨年の府中牝馬ステークス並みのパフォーマンスを発揮できれば、このメンバーでも決して見劣ることはないはず。そろそろG1で一撃がありそうなムードが漂っている鞍上の坂井瑠星騎手は不気味。

アンドヴァラナウトは福永騎手とのコンビでは【3.4.1.0】と複勝率100%。秀でた決め手があるわけではないものの、レースセンスが良く、そつなく走ってくるか。

ファインルージュは前走東京新聞杯で2着に好走。ルメール騎手騎乗で上位3頭に迫る人気を集めているが、多少時計がかかった方が良さそうなタイプに見えるので、上り33秒台の決着で突っ込んでくれるかはやや半信半疑。

最後にデアリングタクト。21年クイーンエリザベス2世カップ3着以来の出走で、枠順を考えても難しい競馬になりそうだが、気性的に休み明けでも走れそうなタイプ。単では多少売れても、連ベースではそこまで売れないはずで、無理に嫌う必要はないのではないか。

ヴィクトリアマイル2022の印です

◎②ソングライン
〇⑬レイパパレ
▲⑦レシステンシア
△⑤ソダシ
△⑧クリノプレミアム
△④マジックキャッスル
×③メイショウミモザ
×⑱テルツェット
×⑯デゼル
×⑰シャドウディーヴァ
×⑮アンドヴァラナウト
×⑪ファインルージュ
×①デアリングタクト

以上、ヴィクトリアマイル2022の予想でした。