ＪＢＣスプリント2021（金沢）の予想です。
ＪＢＣスプリント2021の出走馬は、ＪＲＡからリュウノユキナ、サンライズノヴァ、モズスーパーフレア、サクセスエナジー、レッドルゼルが出走。地方勢は、モジアナフレイバー、サブノジュニア（以上、大井）、アランバローズ（船橋）らが迎え撃ちます。金沢競馬場1400mで行われるJpnI戦。このレースは勝負度Ｃ（自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★★）を予定しています。
※メルマガ読者の方は月曜日に配信した「先週の重賞回顧」内にパスワードが掲載されています。
ＪＢＣデーが今年もやって参りました。
10月ラストの平和賞では、
●平和賞（【平和賞2021予想】船橋1600mのSIII戦です）
１着△ライアン（６番人気）
２着◎マイブレイブ（３番人気）
３着△ミスターブラスト（９番人気）
で北海道勢でも人気を集めていたノーズトゥテールではなく、未勝利勝ち直後のマイブレイブに本命を打ち、また伏兵ならミスターブラスト（９番人気）orキャッスルブレイヴ（８番人気）と書き、ミスターブラストが３着に入り、３連複万馬券を的中することができました。
平和賞の前に行われた２重賞も
●エーデルワイス賞（【エーデルワイス賞2021予想】門別1200mのJpnIII戦です）
１着○スピーディキック（３番人気）
２着×ヒストリックノヴァ（１番人気）
３着◎エイシンヌプリ（５番人気）
●埼玉新聞栄冠賞（【埼玉新聞栄冠賞2021予想】浦和2000mのSIII戦です）
１着○タービランス（１番人気）
２着◎ハイランドピーク（６番人気）
３着×リッカルド（４番人気）
と伏兵から入りながら当たりが続いているので、この調子でＪＢＣウィークもドカンと当てたいですね。
ＪＢＣスプリント2021の予想と見解です
今年のＪＢＣスプリントは何と言っても金沢1400mで行われるのがポイント。
これが大井1200mならリュウノユキナが間違いなく中心だったが、同馬は1400m以上で【0.0.0.11】と３着以内すらなく、コーナー４回のコースも２歳時に一度走ったのみ（７頭立ての４着）。本格化して以降、ダート1400mを超える距離かつコーナー４回のコースを走っていないので、あっさりと克服しても驚けないが、惨敗しても納得だろう。
リュウノユキナのみならず、ほかのＪＲＡ勢と見ていくと…
サンライズノヴァ…530キロ前後の大型馬でコーナー４回を回る地方ダートグレードは【0.0.1.3】と不向き。
モズスーパーフレア…ダート経験は20年ＪＢＣスプリント４着のみ。1400m実績なし。同型にアランバローズ。
サクセスエナジー…コーナー４回のダートグレードで５勝の実績馬もムラ駆け傾向がとにかく強い。スタート難もあり。
レッドルゼル…1400m実績はあるものの、コーナー４回のコースが未経験。
と不安を抱えている馬ばかり。
ＪＲＡ勢５頭がとても能力通りに走れるとはとても思えず、地方勢にも好走のチャンスは大いにあるのではないか。それでは予想にいきましょう。本命は完全にノーマークだが、期待値が高いと見ている…
ここより下は有料記事です（ＪＢＣ４競走合わせて800円です）。
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ベストマッチョの一撃があってもいいはず
近走成績が散々なので単勝万馬券級と見ているが、２走前のプラチナカップは４コーナーで一気に被されて戦意喪失、前走オーバルスプリントは内枠で揉まれて力を発揮できずの敗戦。スムーズな先行策を打てた３走前のさきたま杯では早仕掛けながら４着に健闘。単騎逃げの形だった６走前の兵庫ゴールドトロフィーでは勝ち馬サクセスエナジーからタイム差なしの２着に好走しており、オーバルスプリントor兵庫ゴールドトロフィーのパフォーマンスを基準に考えれば、決してこのメンバーでも大きく見劣っているわけではないだろう。
これまでのレースぶりから揉まれたり、外から被されると即アウトなので、外目の枠を引けたのは大きなプラス。単調なスピードタイプのイメージが強いものの、かつて控えて好走したこともあり（前走オーバルスプリントも直線でバラけてからしぶとく伸びていた）、外目でリズムよく運べれば、この馬の力を発揮できるのではないか。鞍上の森泰斗騎手はこのひと鞍、一球入魂。とても金沢に日帰り旅行に来たとは思えず、何かやってくれそうな気配もある。
相手はアランバローズの逃走劇が怖い
前走オーバルスプリントは外枠から強引にハナを奪い、前半600m通過34.9秒のハイペースで飛ばしながら３コーナーから勝ち馬テイエムサウスダンに交わされるという厳し過ぎる競馬。並みの馬ならバタバタになっても不思議ではないが、テイエムサウスダンに食らいついて３着を死守。これまでハナ主張なら【5.1.1.0】が示している通り、行き切れば、とにかく崩れないことを改めて証明した。
今回は同型に強力なモズスーパーフレアがいるものの、本馬の方が内枠に入ったこと、金沢1400mは１コーナーまでの距離が短いことを考慮すると、ハナ主張はほぼ叶うだろう。鞍上もノブワイルド、フラットライナーズ、リアライズリンクスなど、ハナに行く時は是が非でも行く左海騎手だ。
３番手にはモジアナフレイバーを挙げたい
2000mでも19年東京大賞典３着があるものの、南部杯で19年４着、20年３着と２年連続で上位争いしているように本質はマイラー。３走前の黒船賞では外目４番手の厳しい位置から３着に粘り込んでおり、テイエムサウスダン級の馬が不在となれば、勝ち負けに持ち込んでも何ら不思議ではない。
前走マイルグランプリの敗戦は案外も、外枠から気分よく行き過ぎた面があったか。これまでのレースを見ると、内で脚を溜めた方が終いに伸びるので、前に壁を作れる２枠２番を引けたのはプラス。好位の内で流れに乗り、終いにひと脚使えるなら悲願のＧ１制覇も夢ではないだろう。
サクセスエナジーはＪＲＡ勢の中で唯一のコーナー４回のダートグレード勝ち馬。スタート難があり、信頼は置けないものの、前走東京盃のように好位外目のポジションを取れれば、勝ち負けに加わってくるのではないか。ただ隣の森騎手＆ベストマッチョがスタート後、サクセスエナジー封じのために内に切り込んでくる可能性はある。
レッドルゼルは距離自体に不安がないので、あとはコーナー４回のコースに対応できるか。直線の長いコースでリズム重視で伸び伸びと走らせた方がいい印象はあるものの、リュウノユキナと比べると、克服すべき課題は少ないか。
サンライズノヴァはザ・不器用なタイプなので、金沢1400mで能力全開のイメージが湧かないものの、鞍上は金沢を知り尽くしている吉原騎手。２年前の南部杯を吉原騎手で制した時も「こんなにお行儀よく競馬できるのか？」という印象を受けたので、今回も騎手力で持ってくる可能性はありそうだ。
リュウノユキナは距離延長、コーナー４回のコース、内枠と不安要素ばかりが目につく。１番人気に推されるなら飛んでもＯＫのスタンスが正解だろう。仮に距離やコースに対応しても、鞍上が金沢で砂の深い内に突っ込んで自滅するシーンもありそう。
モズスーパーフレアは昨年のＪＢＣスプリントで４着に粘り込んでおり、ダート適性自体はあるだろう。ただ距離延長、コーナー４回のコースに変わるのがマイナス。それでも外目２番手で我慢が利けば、粘り込みがあるかもしれない。
サブノジュニアは昨年のＪＢＣスプリント勝ち馬も、今年はパフォーマンスが明らかに落ちる1400mなので大幅な割引が必要だろう。バッサリと切るかも考えたが、本命が大穴過ぎるので念のため押さえておきたい。
ＪＢＣスプリント2021の印
◎⑩ベストマッチョ
○④アランバローズ
▲②モジアナフレイバー
△⑨サクセスエナジー
△⑫レッドルゼル
△⑤サンライズノヴァ
×①リュウノユキナ
×⑦モズスーパーフレア
×③サブノジュニア
６番ニュータウンガール…金沢で重賞２勝も、地元の名古屋では苦戦続き。ダートグレードでは参加するだけで終わるだろう。
８番フランシスコダイゴ…前走東京盃では勝ち馬サクセスエナジーから1.7秒差の９着に敗退。1400m替わりはむしろマイナスで苦戦必至だろう。
11番クリノフウジン…転入初戦の前走は圧巻も、単純に相手が弱かったと判断していいのでは。ＪＲＡのオープン特別で苦戦が続いていた馬。ダートグレードは荷が重いだろう。
ＪＢＣスプリント2021の買い目
レディスクラシックの◎ルイドフィーネもそうですが、◎ベストマッチョも単勝万馬券でかなり舐められている印象。お昼現在、２番人気のサクセスエナジーと昨年末、タイム差なしの大接戦を演じたのは忘れられているのでしょうか。レディスクラシック同様、楽しみな一戦です。
【参考買い目】
３連複：◎ー○▲△△（サクセスエナジー、レッドルゼル）ー○▲△△△×××（22点）
馬連：◎ー○▲△△（サクセスエナジー、レッドルゼル）（４点）
馬単：◎→○▲△△（サクセスエナジー、レッドルゼル）（４点）
馬券は３連複で１列目にベストマッチョ、２列目にアランバローズ、モジアナフレイバー、サクセスエナジー、レッドルゼル、３列目に印を打った馬へ（ワイド４点でもＯＫ）。本線は２列目がアランバローズ、モジアナフレイバー、サクセスエナジー、３列目がリュウノユキナまでです。あとは馬連、馬単を押さえます。
ＪＢＣスプリント2021の予想でした。
