川崎スパーキングスプリント2021(川崎)の予想です。

川崎スパーキングスプリント2021の出走馬は、フランシスダイゴ、ダンディーヴォーグ、ポッドギル、カプリフレイバー、ヴァケーションなど12頭。川崎競馬場900mで行われるSIII戦です。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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川崎スパーキングスプリント2021の予想と見解です

今年から重賞に格上げされた電撃の4.5ハロン戦・川崎スパーキングスプリント。

レースのポイントは2つだろう。

まず1つは意外にも行ったもん勝ちにならないこと。決して差しがバンバンと決まるわけではないが、オープンで行われた過去5年で逃げ切り勝ちを果たしたのは単勝1倍台の支持を集めていた17年フラットライナーズのみ。そのほかの年は好位差しの馬が勝利を収めており、序盤から突っ込んだラップになりやすいゆえ、終いにしっかりと脚を使える馬が活躍しやすいのだろう。

そしてリピーター色が強いのも大きな特徴。フラットライナーズ(16、17年)、ラディヴィナ(18、19年)が連覇を達成しているように、上のクラスでは施行回数が少ない癖のある条件なので、コース実績あるいは同コースに適性があるかどうかは非常に重要になってくる。

今年は確固たる馬が不在で、人気はやや割れそうだが、過去の同レースの傾向的に堅実駆けと思える馬から入りたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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ポッドギルが堅実に走ってくるだろう

川崎900mでは【3.1.1.0】と無類の強さを誇っており、昨年の同レースを2馬身差で完勝した馬。決してテンのダッシュ力があるわけではないものの、コーナリング力があって追っての味の良さもあるので、川崎900mでは堅実な走りを見せているのだろう。前走疾風迅雷賞はゴール前で鞍上が手綱を緩めて流しながらのゴール。 着差以上に強さが際立ったレースだった。冒頭には触れなかったが、川崎スパーキングスプリントは牝馬が圧倒的に優位なレースでもあるので(牝馬は牡馬に比べて出走頭数が圧倒的に少ない中、毎年馬券圏内に好走している)、牝馬というのも大きな強調材料だ。

相手はカプリフレイバーが最有力

前走フジノウェーブ記念は本馬にとって1ハロン長かったので参考外。昨年の優駿スプリント勝ち馬で、左回りの1200m以下のレースでは【3.1.1.0】と崩れておらず、川崎900mなら持てる力を存分に発揮できるのではないか。冒頭に逃げ馬が絶対有利ではないと書いたが、今年の川崎スパーキングスプリントは逃げ、先行勢が手薄なので、本馬が主導権を握れば、そのまま粘り込む可能性が高いのではないか。

3番手は距離未知数もヴァケーション

3歳以降、成長が止まってしまい、苦戦が続いているものの、好メンバーが揃った前走川崎マイラーズでは5着に入り、このメンバーなら能力的に見劣りすることはないだろう。スタート力があり、スッと好位につけられるので、この距離でもそこまで置かれずについていけるのではないか。森騎手が継続して騎乗できるのも強み。

アドマイヤゴッドは近走マイル前後の距離を使われているが、元々はスプリント路線で走っていた馬。ここはオープンに毛が生えたようなメンバー構成なので、本馬にも好走のチャンスが巡ってきてもいいだろう。

ダンディーヴォーグは前走スパーキングスプリントチャレンジが6着と残念な結果も、休み明けで言い訳の利く敗戦。今回は叩き2走目、斤量2キロ減なので、前走からパフォーマンスを上げてくると考えるのが自然だろう。

ドリームドルチェは前走かきつばた記念で3着に好走し、実績上位なのは間違いないものの、今回は約1年1ヶ月ぶりの実戦。調教はそこまで悪くなさそうだが、やはりブランクが気になるところ。

最後に左海騎手ー小久保ラインが怖いフランシスダイゴ。近走不振も、昨年の習志野きらっとスプリントではノブワイルド、キャンドルグラスに次ぐ3着に好走した馬。間隔を少し空けて立て直されているならガラリ一変があっても驚けない。

川崎スパーキングスプリント2021の印

◎⑥ポッドギル
○⑨カプリフレイバー
▲⑩ヴァケーション
△⑫アドマイヤゴッド
△③ダンディーヴォーグ
△⑦カレイドスコープ
×⑤ドリームドルチェ
×②フランシスダイゴ

1番ハングリーベン…JRAの実績的にはチャンスがあるものの、近走があまりにも不振で。鞍上起用からもあまり期待できないのでは。

4番ナガタブラック…2年前の優駿スプリント勝ち馬も、その後は伸び悩んでいるのが現状。近走はA2のレースでも苦戦しており、いくらメンバーレベルが低いとは言え、重賞で上位争いは難しいのでは。

8番ニシノラッシュ…高知のC3で勝ち上がれなかったので、南関東のC3でも勝ち上がれないレベルだろう。ここは参加するだけ。

11番タテヤマ…JRAではダートのオープン特別勝ちの実績があるものの、南関東に転入してから二ケタ着順続きで、完全に走る気力を失くしている。苦戦必至だろう。

川崎スパーキングスプリント2021の買い目

ここは◎ポッドギルが堅実駆けと見ているので、そのポッドギルから相手をカプリフレイバー、ヴァケーション、アドマイヤゴッドに絞って勝負したいと思います。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲△(アドマイヤゴッド)ー○▲△△△××(15点)

3連複で1列目にポッドギル、2列目にカプリフレイバー、ヴァケーション、アドマイヤゴッド、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド3点でもOK)。本線は2列目がカプリフレイバー、3列目がカレイドスコープまで。

川崎スパーキングスプリント2021の予想でした。