ヴィクトリアマイル2020の予想です。
ヴィクトリアマイル2020の出走馬は、アーモンドアイ、ラヴズオンリーユー、プリモシーン、サウンドキアラ、ダノンファンタジーなど17頭(ディメンシオンは出走取消)。東京競馬場芝1600mで行われる牝馬限定のG1戦です。
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ヴィクトリアマイル2020の予想です
近年のヴィクトリアマイルは高速馬場での高速決着が目立ち、上り勝負になっているのがひとつのポイント。
過去4年(キリが良く過去5年にしたかったが、15年は特殊過ぎるレースなので除外)で見ると、上りの速さとヴィクトリアマイルでの結果には相関関係があり、いかに速い上りを繰り出せるかが馬券に絡むための重要なキーと言っていいだろう(以下参照)。
◆ヴィクトリアマイルの上り別成績(過去4年)
先週のラウダシオンとレシステンシアの行った行ったで決まったNHKマイルカップを見ると、内、前を狙いたくなるが、その意識は各騎手にもあるはず。伏兵のトロワゼトワル、コントラチェックが一発を狙って逃げるとすれば、ペースが極端に落ち着くとは思えず、ここは近年のヴィクトリアマイルの傾向に倣って速い上りを繰り出せそうな馬を狙いたい。
本命は本格化したスカーレットカラーの大物喰いがあってもいい
振り返れば、昨年のパールステークス以降、明らかに適性外だった昨秋のG1の2戦を除けば、すべて馬券圏内に好走している馬。
◆スカーレットカラーの近走成績
ハイライトは何と言っても昨年の府中牝馬ステークスだろう。1頭だけ別次元の上りを繰り出し、豪快な差し切り勝ち。3着ラッキーライラック、5着クロコスミアは次走エリザベス女王杯でワンツーフィニッシュを果たしており、負かした相手もかなり強力だった。その後の2戦は前述の通り、適性外の条件で結果を残せなかったが、今年初戦の阪神牝馬ステークスでは展開、馬場ともに不向きの中、大外から上り最速の脚を繰り出して2着を確保。勝ち馬サウンドキアラとは通ったコース、斤量ともに異なり、最も強い競馬をしていたのは本馬だろう。
438キロでデビューした馬が、前走では490キロ。リスグラシューもそうだが、馬体重の増加とともに馬がひと皮剥けた印象があり、ベスト条件とも言えるワンターンのマイル戦ならアーモンドアイに一泡吹かせるシーンがあってもいい。鞍上の石橋脩騎手はG1で人気薄の一発がしばしばあり、春の東京開催でも18年日本ダービー16番人気3着コズミックフォース、19年NHKマイルカップ14番人気2着ケイデンスコールを持ってきている。
相手はアーモンドアイで仕方ない
前走有馬記念は結果的に無謀な挑戦で、ノーカウントの一戦と割り切っていい。距離はもう1ハロンくらいあった方がベストかもしれないが、昨年の安田記念では二ケタ馬番を引いた馬が軒並み掲示板外に敗れる中、14番ゲートからスタートで出遅れて外々を回りながら3着。マイルがベストではなくても能力で十分にカバーできる。ただ強い馬が強い競馬をして勝つことが少ないのがヴィクトリアマイルの歴史。取りこぼして2、3着に敗れるシーンは頭の片隅に入れておきたい。
3番手はサウンドキアラ
年明けから重賞3連勝をマークし、明らかに本格化ムード。レースセンスがある上に追って味もあり、欠点という欠点が見当たらない。大外枠は決して歓迎とは言えないが、外枠に入ったスカーレットカラー、アーモンドアイが好走する展開になるならこの枠も決してマイナスにはならないのではないか。
ビーチサンバは血統的にいかにも東京マイルでこそのタイプ。今年に入ってからの2戦は掲示板止まりも、京都牝馬ステークスは位置取りが悪過ぎ、阪神牝馬ステークスは直線でスムーズさをやや欠いており、決して力負けではない。スタートを決めてある程度、前で流れに乗れれば、差しが決まる展開になっても粘り込むシーンがあるかもしれない。
プリモシーンは19年ヴィクトリアマイル2着、20年東京新聞杯1着と東京マイルがベスト条件。前走ダービー卿チャレンジトロフィーはいかにも負けるべくして負けた一戦で、得意条件に替わって巻き返しがあってもいいだろう。
ラヴズオンリーユーは長期休養明け、久しぶりのマイル戦で未知な面が多いものの、ポテンシャルは世代最上位。今春G1、2勝で波に乗っているM・デムーロ騎手でもあり、押さえておいて損はないか。
ダノンファンタジーは早熟臭がやや漂うものの、前走阪神牝馬ステークスは馬体重が増え過ぎていた影響もあったか。ひと叩きされて絞れていれば、もう一段上のパフォーマンスを見せてくれてもいいだろう。
シゲルピンクダイヤは近2走で人気を裏切っているが、2走前は距離不足、前走は耳を絞って走るのをやめていたとのこと。どうもエキサイトすることがあるので、無観客競馬は本馬にとってプラスに出そうな気がする。
ノームコアは昨年のヴィクトリアマイル勝ち馬で、東京マイルは2戦2勝の実績の持ち主。前走高松宮記念の大敗で存在がやや薄くなっているが、前走を度外視すれば、決して侮ることは出来ない。
最後にコントラチェック。デビュー戦から純粋な逃げを打てた時は、4戦4勝とまだ底を見せていない。同型との兼ね合いはカギになるものの、この枠で武豊騎手ならスタート次第で思い切ってハナを主張する可能性はあり、自分の競馬が出来た時に多少の怖さはあるかもしれない。
ヴィクトリアマイル2020の印です
◎⑭スカーレットカラー
○⑫アーモンドアイ
▲⑱サウンドキアラ
△②ビーチサンバ
△⑤プリモシーン
△①ラヴズオンリーユー
×⑦ダノンファンタジー
×④シゲルピンクダイヤ
×⑯ノームコア
×⑰コントラチェック
以上、ヴィクトリアマイル2020の予想でした。