クイーン賞2019(船橋)の予想です。

クイーン賞2019の出走馬は、JRAからアンデスクイーン、ラインカリーナ、プリンシアコメータ、トーセンガーネットが出走。地方からはクレイジーアクセル(大井)、オルキスリアン(船橋)、ミッシングリンク(浦和)など16頭。船橋競馬場1800mで行われるJpnIII戦。このレースは勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

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クイーン賞2019の予想と見解です

今年のクイーン賞のカギを握るのは展開だろう。

クレイジーアクセル、ラインカリーナ、プリンシアコメータと前に行きたい馬がそろい、どういう隊列になるかが1つのポイントになりそう。隊列予想図は以下の通り。

◆クイーン賞2019の隊列予想図

逃げるのはクレイジーアクセルだろう。揉まれるとからっきしダメなタイプなので、1枠1番を引いた以上、徹底先行するはず。前走レディスプレリュードでもスッとハナを主張できているので、JRA勢が相手でもスピードでは見劣らない。

2番手には外からラインカリーナが続く。出来れば、ハナ主張が理想だが、決して逃げないとダメというタイプではないので、クレイジーアクセルが徹底先行の構えなら無理せず2番手に留まるか。

プリンシアコメータはラインカリーナを被せる形で3番手に収まりそう。前走レディスプレリュードは内枠で揉まれてしまい、消化不良の競馬。今回は枠も外なので、意識的に位置を取りに行くだろう。早めに動いてナンボのタイプ。仮に3番手に留まっても3~4コーナーで仕掛けていくはず。

またアンデスクイーンは枠順と鞍上で積極策が濃厚。ライバルは前にいる馬という意識で、マーフィー騎手は強気に乗ってくるだろう。

メンバー的にミドル~ハイペースが濃厚。同レースは逃げ、先行勢が圧倒的に有利なレースだが、今年は消耗戦になると見て、差し馬の台頭に期待してみたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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アルティマウェポンの末脚に期待する

昨年のレディスプレリュードではブービー人気ながら3着に入り、大波乱を演出した馬。その後はダートグレードで結果が出ていないものの、昨年のクイーン賞では3着オルキスリアンから0.3秒差の5着(上り2位)、年明けのTCK女王盃では3着ラビットランから0.1秒差の4着(上り3位)、前走レディスプレリュードでは3着ラビットランから0.1秒差の7着(上り最速)と健闘。あと一歩で馬券圏内までの走りを繰り返しており、昨年のレディスプレリュードは決してフロックだったわけではない。

別定のダートグレードでJRAと差のない走りをしている馬が、今回は斤量51キロの軽量。前述の通り前がやり合いそうなので、展開の後押しがあれば、馬券圏内に食い込んでも不思議ではないのではないか。昨年のクイーン賞の走りから船橋コースでも問題ないはず。

相手はラインカリーナ

前走太秦ステークスが文字通り負けて強しの一言。前半1000m通過59.2秒の超ハイペースで飛ばし、1番人気エアアルマスに早めにプレッシャーをかけられながらしぶとく粘り込んでおり、地力強化を感じさせる競馬だった。当時の2着ヴェンジェンスは次走みやこステークス1着、5着マイネルユキツバキは次走福島民友カップ1着で戦った相手も強力だった。今回は前述の通り、タフな展開になりそうだが、前走の脅威の粘り腰を見ると、逃げ、先行勢が潰れても本馬だけは粘り込みそうだ。

3番手は展開を考えてアンデスクイーン

前走JBCクラシックは3コーナーでスムーズさを欠く場面があり、やや消化不良の競馬だった。そのJBCクラシックを除けば、近走はブリーダーズゴールドカップ→レディスプレリュードと連勝しており、このメンバーなら地力上位なのは間違いないだろう。今回は鞍上がマーフィー騎手に強化。差しが決まる前提に立つなら当然上位に評価すべきだろう。

プリンシアコメータは内に同型のクレイジーアクセル、ラインカリーナがいるため、苦しい立ち回りを強いられそう。強気に出していけば前の2頭と競い合うことになり、控えれば本馬の良さが生きずで、乗り方は難しいだろう。

クレイジーアクセルは当初本命に推すかも考えたが、地方勢では最も人気を集めそうな点、同型が2頭いる点で評価を下げた。すんなりと行ければ、押し切りがあっても不思議ではないが、アルティマウェポンが追い込む展開では失速している可能性が高い。

最後にミッシングリンク。川崎、浦和、船橋は【0.0.1.5】。レースセンスに欠ける大型のヴィクトワールピサ産駒なので、このコースへの適性は微妙だが、前走JBCレディスクラシックのように上りのかかる展開になれば、上位進出のチャンスが出てくるかもしれない。

クイーン賞2019の印

◎⑧アルティマウェポン
○⑦ラインカリーナ
▲③アンデスクイーン
△⑩プリンシアコメータ
△①クレイジーアクセル
△⑨ミッシングリンク

2番ナムラメルシー…2走前のクイーンズオーディションでは、オルキスリアンに完敗。ダートグレードでは荷が重い。

4番オルキスリアン…昨年のクイーン賞で本命に推し、6番人気3着と好走してくれたが、今年は明らかにパフォーマンスの低下が見られる。前走クイーンズオーディションも走破時計、相手関係を考えると、物足りない内容。地の利があるとはいえ、前年以上の結果を望むのは酷では。

5番ナラ…地元のC2でも勝ち上がれていない馬。ダートグレードでは参加するだけで終わるだろう。

6番スターレーン…地元の兵庫クイーンカップでも掲示板止まり。ダートグレードでは明らかに荷が重い。

11番トーセンガーネット…関東オークスではラインカリーナに大差をつけられての3着。今年の南関東の3歳牝馬路線は総じてレベルが低く、ダート替わりは当然歓迎だが、ダートグレードでは壁にぶつかるのでは。

12番ナムラアヴィ…B2で苦戦続き。さすがにダートグレードでは荷が重い。

クイーン賞2019の買い目

ここは逃げ、先行勢の潰し合いに期待してアルティマウェポンの追い込みに期待。やはり穴軸でヒモ抜けだけは避けたいので(先週の◎サトノガーネット、◎ビルジキール、◎カフェライジングなどの教訓を生かし)、3連複メインならオルキスリアン、トーセンガーネットまで押さえることにします。

◎⑧アルティマウェポン
○⑦ラインカリーナ
▲③アンデスクイーン
△⑩プリンシアコメータ
△①クレイジーアクセル
△⑨ミッシングリンク
×④オルキスリアン
×⑪トーセンガーネット

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△××(11点)

3連複で1列目にアルティマウェポン、2列目にラインカリーナ、アンデスクイーン、3列目に印を打った馬へ(ワイド2点でもOK)。本線は2列目がラインカリーナ、3列目がミッシングリンクまでです。

馬連:◎ー○▲△△△(5点)

馬連でアルティマウェポンからミッシングリンクまでの組み合わせ。

もし3連単を買う人がいるなら、さすがにアルティマウェポンのアタマはないと思うので、2、3着付けがオススメです。

以上、クイーン賞2019の予想でした。