(@h_r_p_studio さんの写真。)
スプリンターズステークス2019の予想考察です。
スプリンターズステークス2019の出走予定馬は、ダノンスマッシュ、タワーオブロンドン、ミスターメロディ、モズスーパーフレア、ディアンドルなど。中山競馬場芝1200mで行われるG1戦です。いよいよ秋のG1シーズンが開幕しますね。2年前は◎ワンスインナムーン(7番人気3着)、昨年は◎ファインニードル(1番人気1着)だったので、今年もしっかりと好走馬を見極めたいです。
先週もお疲れ様でした。
先週は勝負度C以上で勝負したのが
◎エスターテ(5番人気1着、単990複320)
◎レオアルティメット(4番人気16着)
◎ロジペルレスト(7番人気4着)
という結果。
セプテンバーステークスは◎エスターテ→○エンゲージリングで綺麗に決まってくれましたが、日曜日の2頭が不発でした。それでも秋競馬に入って1、2週目が良くなかったので、少し復調気配が見えた気がします。最終週はG1もありますし、先週以上の結果を残したいですね。また今週末に頑張って参ります。
それにしてもサートゥルナーリア、化け物でしたね…
ひと夏を越してパワーアップしたのかもしれませんが、「ダービーもルメール騎手だったらな…」と思わずにいられないほどの強さでした。芝2400mで好位から馬なりで上り32.3秒を使うのですからほかの馬は完全にお手上げですね。天皇賞(秋)に進むのであれば、サートゥルナーリアvsアーモンドアイというエネイブルvsクリスタルオーシャンに匹敵するほどのレースが見られるかもしれません。一ファンとして今から楽しみです。
LINEでは1日1頭、厳選軸馬を配信しています。
平場の勝負レースなどはメルマガで配信しています。ご登録は以下からお願いいたします。詳細はメルマガ『ゆたぽんの馬券生活協同組合』に加入するをご覧ください。
目次
スプリンターズステークス2019の予想のポイント
1.良なら1分6秒台での決着が濃厚
今開催の中山は、開幕週の京成杯オータムハンデで1分30秒3のコース&日本レコードを樹立。その後も時計の速い決着が続いており、今開催に行われた古馬1勝クラス以上の芝1200mの勝ち時計は以下の通りです。
◆4回中山開催に行われた古馬1勝クラス以上の芝1200mの走破時計
重馬場で行われた9月16日の1勝クラスを除けば、すべて1分7秒台を記録。
先週のセプテンバーステークスは◎エスターテ○エンゲージリングの行った行ったで決まりながら、勝ち時計は1分7秒6。前半600mを33.6秒で通過しましたが、後半の上りを見る限り、エスターテ、エンゲージリングにとっては楽なペースでした。
古馬のオープンクラス、それも最高峰のG1なら前半600m通過を32秒台で通過しても不思議ではなく、そうなれば、12年スプリンターズステークス(前半600m通過32.7秒)でロードカナロアがマークした1分6秒7に迫る時計が出ることでしょう。
「1分6秒台のスピード決着に対応できるか」が予想をする上での重要な指針になりそうです。
2.穴を狙うなら内~中枠に入った先行馬
スプリンターズステークスで波乱が起こるパターンは割と一貫しており、それは
内~中枠に入った先行馬が内で粘り込む
パターンです。
過去5年のスプリンターズステークス3着以内馬(新潟開催の14年を除く)は以下の通りで、人気薄で3着以内に好走したのは、ほとんど「内~中枠に入った先行馬」なのが分かります。
◆過去5年のスプリンターズステークス3着以内馬(14年新潟開催を除く)
ご覧の通り、6番人気以下で3着以内に好走した7頭のうち6頭は、
ひとケタ馬番(6頭中5頭が6番ゲート以内)
3コーナー5番手以内
に該当していました。
例外は15年3着ウキヨノカゼのみで、同馬も「ひとケタ馬番(6番ゲート)」には該当していました。
古くはアッと驚く最低人気の逃げ切りダイタクヤマト、人気薄の外国馬の押し切りウルトラファンタジーなど、波乱を演出するのはほぼ毎回、前々で運んだ馬といえます。
現状の高速馬場を考えても、波乱があるとすれば、十中八九でこのパターンなのではないでしょうか。
スプリンターズステークス2019の予想オッズ
予想オッズも書いていきます。
人気 | 馬名 | 単勝オッズ |
---|---|---|
1 | ダノンスマッシュ | 2.1 |
2 | タワーオブロンドン | 2.7 |
3 | ミスターメロディ | 9.0 |
4 | モズスーパーフレア | 9.6 |
5 | ディアンドル | 12.7 |
6 | リナーテ | 15.7 |
7 | セイウンコウセイ | 20.4 |
8 | ファンタジスト | 24.0 |
9 | レッツゴードンキ | 27.4 |
10 | イベリス | 29.1 |
1番人気はダノンスマッシュ。春の高松宮記念では涙を飲みましたが、キーンランドカップでタワーオブロンドン以下を押さえて勝利。これまで右回りの芝1400m以下のレースでは【6.1.0.0】とほぼパーフェクトな成績を残しています(唯一の敗戦はナックビーナスに楽逃げを許した18年キーンランドカップ)。レースぶりに安定感がありますし、単でも連複系でもアタマひとつ抜けた存在になるでしょう。単勝は2倍前後と予想します。
2番人気はセントウルステークスの覇者タワーオブロンドン。本馬もダノンスマッシュ同様にスプリント路線に転じて素質が開花。これまで芝1500m以下のレースでは【5.2.1.0】と複勝率100%を継続しており、ダノンスマッシュに次いで支持されるのは間違いないでしょう。単勝は2倍後半と予想します。
3番人気は実績が評価されてミスターメロディ。春の高松宮記念でG1初制覇。今秋初戦のセントウルステークスで2番人気8着と人気を裏切る結果に終わりましたが、休み明け、58キロ、外枠など敗因があるといえばあるので、そこまで人気を落とすことはないと見ています。それでも単勝は上位2頭とは大きく離れて9倍台でしょうか。
以下、モズスーパーフレア、ディアンドル、リナーテ、セイウンコウセイ、ファンタジスト、レッツゴードンキ、イベリスと続きそうです。
スプリンターズステークス2019のイチオシ馬は…
ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンの2強ムードになりそうな今年のスプリンターズステークス。2頭ともに安定感がある上に鞍上が川田&ルメール騎手ですし、不利等がない限り、確実に走ってきそうな気がします。
それでも馬券的にはもう1議席あるわけで、その1議席は今の馬場やレース傾向を考えても、ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンより前で運ぶ馬の可能性が高いでしょう。
その点から注目しているのは、
モズスーパーフレア
です。
前走北九州記念では休み明けで馬体重が+26キロ(オーシャンステークスと比較しても20キロの増加)、牝馬で最重量の55キロ、ハイペースを外目3番手の苦しい位置取りながら最後までしぶとく粘って4着に健闘。改めて能力の高さを示した一戦でした。
これまで右回りの芝1200mで勝ち時計が1分7秒台なら4戦4勝。オーシャンステークスでG1で好走歴のあるナックビーナス(芝1200mでダノンスマッシュに唯一、土をつけたことがある)に完勝したのを見ても、右回りのスピード勝負ならG1で勝ち負けレベルのパフォーマンスを発揮できるのではないでしょうか。
同型マルターズアポジーなどの存在は厄介ですが、好発を決めて行き切れば、そのまま逃げ切りまであっていいと見ています。
以上、スプリンターズステークス2019の予想考察でした。