(@h_r_p_studio さんの写真。)
天皇賞(春)2019の予想考察です。
天皇賞(春)2019の出走予定馬は、エタリオウ、フィエールマン、ユーキャンスマイル、メイショウテッコン、グローリーヴェイズなど。京都競馬場芝3200mで行われるG1戦です。
先週は、◎ヤマニンリュシオル(10番人気3着、複700)、◎ラスティユース(6番人気1着、単2640 複350)、◎ラプターゲイル(11番人気3着、複1670円)などの一撃があったものの、肝心の勝負度高めのレースでビシッと仕留めることができず…。どうも勝負度の上げ下げに失敗した印象が強いですね。
日曜日の重賞は◎インディチャンプ、◎パッシングスルーがともに4着><
パッシングスルーは道中の位置取りが良かったので期待を持って見ていましたが、直線でスムーズに追い上げられなかったのが痛かったです。
今週から春のG1ウィークが再スタート!
平成最後という記念すべき週末でもあるので、ぜひいい形で締めくくりたいところ。今週は平場も重賞もガツンと当てられるよう頑張って参ります。天皇賞は相性のいいレースの1つでもあるのでご期待ください。
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目次
天皇賞(春)2019の予想のポイント
その1.1枠有利な京都の長丁場
まず一般的によく知られていることですが、
京都の長丁場=内枠(特に1枠)が有利
はまず押さえておきたいポイント。
過去10年の天皇賞(春)の枠順別成績は以下の通りで、勝ち馬の実に半数が1枠から誕生しています。
◆天皇賞(春)の枠順別成績(09~18年)
09年12番人気1着マイネルキッツ(単勝4,650円)
12年14番人気1着ビートブラック(単勝15,960円)
などの大穴馬も1枠から誕生。
私が2年連続で本命に推してお世話になったカレンミロティックも、15年10番人気3着(1枠2番)、16年13番人気2着(2枠3番)と内枠からの激走でした。
今年の天皇賞(春)は登録段階で15頭。
フルゲート割れになる分、内と外の有利・不利が少しだけ緩和されるかもしれませんが、それでも内枠>外枠に変わりはないでしょう。
その2.日本レコードが出る究極の高速馬場=スタミナは問われない?
春の京都開催は1~2月の開催とは対照的に速い時計が出ることで有名です。
今冬の京都開催は例年以上にタフな馬場だったので、「今春はもしかすると例年ほどの時計は出ないかもしれない」と見ていましたが、蓋を開けてみると、日曜日の京都芝2200mで行われた比良山特別で
2分9秒7の日本レコード
が記録。
マイラーズカップはスローペースだったとはいえ、レースの上りが32.3秒という意味不明な数字が出ていましたし、むしろ例年にも増して時計の出る馬場と言えるでしょう。
天皇賞(春)はペース次第ですが、スローペースで流れれば、レースの上りは33~34秒台が必至。日本最長距離のG1ですが、スタミナよりもスピード、ギアチェンジ能力が要求されるのではないでしょうか。
天皇賞(春)2019の予想オッズ
予想オッズも書いていきます。
人気 | 馬名 | 単勝オッズ |
---|---|---|
1 | フィエールマン | 2.5 |
2 | エタリオウ | 3.0 |
3 | ユーキャンスマイル | 5.7 |
4 | メイショウテッコン | 6.5 |
5 | グローリーヴェイズ | 6.8 |
6 | クリンチャー | 26.5 |
7 | パフォーマプロミス | 30.5 |
8 | ロードヴァンドール | 32.8 |
9 | カフジプリンス | 65.8 |
10 | ヴォージュ | 80.5 |
1番人気はフィエールマン。昨年の菊花賞勝ち馬で、その菊花賞の再戦ムードが強い以上、1番人気に推されるでしょう。前走アメリカジョッキークラブカップからは間隔がやや空いての一戦になりますが、ノーザンのこのパターンはトレンドですし、割り引かれるどころかむしろ好感を持って受け止められるのではないでしょうか。単勝オッズは2倍台後半と予想します。
2番人気はエタリオウ。昨年の菊花賞でフィエールマンからタイム差なしの2着に好走。勝ち味に遅いのか未勝利以降、2着続きのレースが続きますが、フィエールマンの最大のライバルと目されるでしょう。単勝は3倍前後と予想します。
3番人気はユーキャンスマイル。昨年の菊花賞3着馬で、今年2戦目のダイヤモンドステークスで重賞初制覇。そのダイヤモンドステークスがインパクト十分な勝ちっぷりでしたし、ここでも上位人気に推されるでしょう。単勝は上位2頭からやや離れた5倍台後半と予想します。
以下、メイショウテッコン、グローリーヴェイズ、クリンチャー、パフォーマプロミス、ロードヴァンドール、カフジプリンス、ヴォージュと続きそうです。上位5頭がやや抜けたオッズになりそうですね。
天皇賞(春)2019のイチオシ馬は…
例年なら天皇賞(春)は波乱含みなので、楽しみな一戦なのですが、今年は上位と下位の能力差がハッキリしており、上位勢の順位付けのレースになりそう。馬券的にはテンションの上がらないレースですが、「堅い=儲からない」というわけでもないので、1週間かけてじっくりと考えていきたいと思います。ただ平成最後のG1がこのメンバーはちょっと寂しいですね。
現時点で最有力と見ているのはフィエールマンですが、ここで同馬を取り上げても面白くないので、伏兵として一番魅力を感じているのは、
ロードヴァンドール
です。
先週のグァンチャーレ、ジョディーではないですが、波乱が起きるとすれば、やはり後ろではなく前にいる馬でしょう。
前走阪神大賞典では前半1000m通過59.3秒で飛ばしたサイモンラムセス(大差の最下位に敗退)についてき、1000m通過後にはそのサイモンラムセスを交わして先頭へ。普通ならバテバテになっても不思議ではないところ、3着に粘り込み、豊富なスタミナを証明しました。今回、同じペースを刻んでいけば、サイモンラムセスは不在なので、後続に10馬身以上のリードを保っての一人旅の展開になりそう。あとは後続の仕掛けが少しでも遅れてくれれば、イングランディーレの再現が起きるかもしれません。この手のタイプは馬券になるとすれば、おそらくそのまま逃げ切っちゃうパターンでしょう。
以上、天皇賞(春)2019の予想考察でした。