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東京2歳優駿牝馬2018(大井)の予想です。

東京2歳優駿牝馬2018の出走馬は、アークヴィグラス、ダバイダバイ、スティールティアラ、グレイアンジェラ、エムティアンら16頭が出走。大井競馬場1600mで行われるSI戦。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

※メルマガ読者の方は「先週の重賞回顧」にパスワードが掲載されています。

ホウショウレイル、シントーアサヒなどもいれば、より盛り上がったのでしょうが、ローレル賞上位勢がそのままスライドし、同レースの再戦ムードになりそうですね。

その前に30日(日)の東京シンデレラマイルは、

1着◎ラーゴブルー(1番人気)
2着×ニシノラピート(2番人気)
3着△コパノビジン(4番人気)

でハズレ。

2018年の地方重賞は2016、2017年のような満足のいく結果を残せず、心苦しい限りですが、なんとか最後に当てて終わりたいと思います。

オマケで記事の最後に今年最後の重賞・高知県知事賞の予想を追加しました。

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東京2歳優駿牝馬2018の予想と見解です

南関東で行われる2歳牝馬限定の重賞は、ローレル賞と東京2歳優駿牝馬のみ。

ゆえにローレル賞→東京2歳優駿牝馬が南関東の2歳牝馬にとって主要ローテで、東京2歳優駿牝馬では当然のことながらローレル賞組が強い。

過去5年の東京2歳優駿牝馬の3着以内馬は以下の通りで、3着以内馬15頭のうち9頭が前走ローレル賞に出走していた(以下参照)。

◆過去5年の東京2歳優駿牝馬の3着以内馬(13~17年)

着順 馬名 前走レース
17年 1 グラヴィオーラ ローレル賞7着
2 ストロングハート ローレル賞3着
3 ゴールドパテック ローレル賞1着
16年 1 ピンクドッグウッド エーデルワイス賞3着
2 アップトゥユー ローレル賞1着
3 アンジュジョリー 2歳170万1着
15年 1 モダンウーマン ローレル賞1着
2 リンダリンダ ブロッサムC2着
3 ミスミランダ― プリンセスC3着
14年 1 ララベル ローレル賞1着
2 ティーズアライズ すみだ特別5着
3 リボンスティック ローレル賞3着
13年 1 ブルーセレブ 東京スポーツ師走OP6着
2 ストロベリーラン ローレル賞3着
3 クライリング ローレル賞1着

昨年はグラヴィオーラ(ローレル賞7着)→ストロングハート(同3着)→ゴールドパテック(同1着)で決まり、ローレル賞組が1~3着を独占。

川崎1600m→大井1600mと条件が変わるので、ローレル賞の着順がそのままスライドするわけではないが、それでもローレル賞勝ち馬は【2.1.2.0】と複勝率100%。ローレル賞での結果はある程度重視するべきだろう。

今年は例年以上にローレル賞組以外が手薄な印象。今年もローレル賞組の取捨がカギを握るレースになるだろう。それでは予想にいきましょう。本命は…

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スティールティアラの逃げ切りに期待する

これまで対アークヴィグラスに3戦3敗。対戦成績では確かに分が悪いものの、最も迫ったのが前走のローレル賞。そのローレル賞の前後半の800mは51.1-53.0と前傾ラップで、序盤はホウショウレイルに終始突かれる苦しい展開。

◆ローレル賞の2コーナー手前

2番手追走のホウショウレイルはスタミナ切れを起こして5着に敗退。一方、逃げた本馬は最後まで見せ場を作り、勝ち馬アークヴィグラスから0.3秒差の4着に健闘。この距離なら展開ひとつでアークヴィグラスとの逆転があっても不思議ではないだろう。

現在の大井の馬場は内が明らかに有利で、内々をロスなく運べるのも魅力。同型が多く、決して楽な展開にはならないが、スタートを決めて主導権を握れば、簡単にはバテないのではないか。

相手は重賞4連勝中のアークヴィグラスが有力

初の1600mになった前走ローレル賞では正攻法の競馬で押し切り勝ち。今年の東京2歳優駿牝馬はローレル賞組以外が明らかに手薄で、前走通りのパフォーマンスを発揮すれば、引き続き勝ち負けに加わってくるだろう。展開と枠順を考えても、馬場のいいラチ沿いを通れる可能性が高い。

あえて不安を挙げるとすれば、短期間で小野厩舎(北海道)→平田厩舎(川崎)→嶋田厩舎(大井)と転厩を繰り返していること。環境が変われば、馬の精神状態も変わるはずで、グリグリの1番人気に支持されるなら少し怖さもあるか。

3番手は追って味のあるダバイダバイ

新馬から【2.2.2.0】とコンスタントに走り、前走ローレル賞では勝ち馬アークヴィグラスから0,1秒差の2着に好走。ローレル賞組を上位に評価するなら当然本馬にも重い印を打つべきだろう。不安は馬体減りが続いていること。2戦目以降は427→424→416→408→403キロと走るたびに馬体重が減少。それでも結果を残しているわけだが、さすがにこれ以上減るとすれば、積極的には買いづらい。本馬に関しては馬体重をしっかりとチェックしたい。

グレイアンジェラはローレル賞で7着に敗れたが、素質はアークヴィグラスやスティールティアラにも劣らないものがある。エーデルワイス賞では大外一気で強烈な末脚を見せ、ゴール板があと50mくらい長ければ、本馬が差し切っていても不思議ではなかった。気性的にやや難があり、噛み合うかどうかだが、上手く折り合いがついて4コーナーで先頭と差のない位置にいれば、まとめて前の馬を差し切るだけの力はある。

ブレイクフリーは前走金沢シンデレラカップでは勝ち馬パレスラブリーから0.1秒差の2着に好走。パレスラブリーは次走ローレル賞で3着に好走しており、パレスラブリーを基準に考えれば、本馬がローレル賞上位組と互角の競馬を見せても驚けない。キャリア3戦で逃げたことしかなく、未知の面はあるが、素質的には通用してもいいだろう。

エムティアンは2走前のエーデルワイス賞で勝ち馬アークヴィグラスから0.3秒差の3着に好走。レースセンスの高いパドトロワ産駒で、ダートでは【2.1.1.0】と底を見せていない。ダート1600mでどこまで走れるか未知数も、エーデルワイス賞並みのパフォーマンスを発揮できれば、馬券圏内の好走があってもいい。ただ現状の大井の馬場でこの枠は辛い。

最後にシェリーアモール。前走プリンセスカップは相手関係に恵まれた勝利に見えたが、3走前のフローラルカップでは本命を打ったスティールティアラと差のない競馬。鞍上的に勝負度が低いかもしれないが、人気がないなら念のため押さえておきたい。

東京2歳優駿牝馬2018の印

◎②スティールティアラ
〇④アークヴィグラス
▲⑧ダバイダバイ
△⑦グレイアンジェラ
△⑤ブレイクフリー
△⑭エムティアン
×⑩シェリーアモール

東京2歳優駿牝馬2018の予想ファイル

東京2歳優駿牝馬2018の買い目

ここは本命のスティールティアラから相手にもローレル賞組のアークヴィグラス、ダバイダバイを置き、印を打った馬へ流します。アークヴィグラスは転厩続きで全幅の信頼を置くのが少し怖いので、スティールティアラーダバイダバイからも買います。ダバイダバイは記事中にも書いた通り、馬体重の増減は要チェックです。

【本線】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△×(9点)

3連複で1列目にスティールティアラ、2列目にアークヴィグラス、ダバイダバイ、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。3列目はグレイアンジェラ>ブレイクフリー、エムティアン>シェリーアモールの順で強弱をつけます。

【ボーナス】

3連単:◎○→◎○→▲△△△×(10点)

3連単を絞って買うとすれば、スティールティアラとアークヴィグラスのワンツーで決まり、3着に印を打った馬が入る組み合わせです。

高知県知事賞2018の予想

1年に一度だけ行われる高知2400mの特殊条件。

昨年は2番人気イッツガナハプンが周回を間違えてレースをやめてしまい(人ではなく馬が勘違いした様子)、15年には最後方を追走していた単勝万馬券のブランクヴァースがまさかの追い込みを決めるなど、何かが起こる年末の大一番。

過去5年の3連複と3連単の配当は、

17年1→6→4番人気(3連複3,570円、3連単7,760円)
16年2→1→9番人気(3連複5,820円、3連単22,850円)
15年10→4→3番人気(3連複26,650円、3連単473,590円)
14年1→8→10番人気(3連複39,330円、3連単102,870円)
13年1→2→3番人気(3連複280円、3連単1,710円)

13年こそ上位勢の能力が抜けていてガチガチに収まったが、その後は3連複万馬券が2回、3連単10万馬券が2回飛び出している。決して平穏に収まるレースではないだろう。

今年はイッツガナハプンが1番人気に推されそうだが、昨年自分からレースをやめているように絶対的な存在ではない。本来、主役になるはずだったフリビオンはいまだに復調途上。今年もひと波乱あってもいいのではないか。

本命はナリタポセイドン

JRA時代には東京ダート2100mで2勝(1000万下と1600万下・金蹄ステークス)を挙げ、岩手在籍時には2500mの北上川大賞典で7馬身差の圧勝劇を演じているコテコテのステイヤー。高知移籍後は未勝利に終わっているが、直近3走はダントツの上りをマークしており、能力が衰えたわけではない。得意の長距離戦で向上面からのロングスパート戦になる本競走ならいよいよ本領発揮の番だろう。ザ・ステイヤーといえるのは本馬くらいで、鞍上の上田騎手が仕掛けどころさえ間違わなければ(それが一番の懸念ではあるが)、勝ち負けに加わってくるはずだ。

相手はレース巧者のイッツガナハプン

高知県知事賞は3年連続の出走で、16年2着、17年12着。昨年は馬がゴールを間違えてレースを投げ出してしまい、大敗を喫したが、馬の問題というよりテン乗りの倉兼騎手の問題でもあったはず。今回は主戦の赤岡騎手が騎乗。ソツなく乗れば、上位争いには加わってくる。

ティアップリバティは昨年の同レース3着馬

当時、B1を勝ち上がったばかりだったが、今年は実績を積み重ねてひと回り成長。今年は出走取消明けで馬体重が+19キロと大幅に増えていたトレノ賞を除けば、一度も負けていない。この条件でも堅実に走ってくるイメージが浮かぶ。

エイシンファイヤーはスタミナ色の強いゼンノロブロイ産駒で意外とこの条件が合う可能性も。4走前の珊瑚冠賞では勝ち馬イッツガナハプンから0.2秒差の2着に好走。人気ほど弱い馬ではない。

フリビオンは昨年、3歳馬ながら同レースを圧勝。ゴール直前に「2017年はフリビオンの年です!」と実況が言ったように昨年の高知競馬は本馬が主役だった。2018年はいよいよ全国区に、ダートグレードに…と思わせたが、年明けの佐賀記念で6着に敗ると、まさかの未勝利に。前走A2で復調気配を見せるも、昨年の状態には遥かに及ばない。ところどころズブさを見せるので距離延長はプラスに働くが、あとは状態がどこまで上がっているかだろう。

チャオは高知移籍後、【4.4.7.3】と大崩れなく走っており、馬券外に敗れた3回もすべて4着という堅実派。昨年の同レースではフリビオンの2着に好走。相手なりに走る面があり、勝ち切ることはなくても2、3着ならチャンスは十分。

サクラエールは一気の距離延長に不安が先行するも、立ち回り力の高いケイムホーム産駒(イッツガナハプンと同じ)で意外と距離の融通は利きそう。ただ向上面からごちゃっとしたロングスパート戦になって耐えられるかはやや半信半疑。

ミサイルマンは高知転入2戦目で復活V。南関東ではマイル以下の路線を歩まされていたが、コーナーでの加速や折り合いの付き方を見ると、長距離戦でも乗り方ひとつで対応できそう。ただ決して乗りやすいタイプではないので、テン乗りで別府騎手が乗るのは割り引きが必要だろう。

最後にミッキーヘネシー。高知在籍馬ながら意外にもこのレース初出走。使える脚が短く、長距離戦向きではないが、ナリタポセイドンがマクって前を潰してくれれば、漁夫の利的に追い込むシーンはあるかも。15年高知県知事賞勝ち馬ブランクヴァースは最後方追走からの劇的な追い込み。当時のような展開になるなら本馬にも好走のチャンスは出てくるだろう。

高知県知事賞2018の印

◎⑫ナリタポセイドン
○①イッツガナハプン
▲④ティアップリバティ
△⑧エイシンファイヤー
△⑩フリビオン
△②チャオ
×⑦サクラエール
×⑤ミサイルマン
×③ミッキーヘネシー

高知県知事賞2018の買い目

高知競馬なのでお昼時点のオッズはアテになりませんが、3連系のオッズを見ると、◎ナリタポセイドンは6番人気前後の扱い。正直、イッツガナハプンの2番人気くらいを覚悟していたので、勝負度Cの予定でしたが、本当にこのオッズなら勝負度Bに変更したいです(ただあくまでも直前にオッズがどう動くかにもよりますが)。

【本線】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△×××(13点)

3連複で1列目にナリタポセイドン、2列目にイッツガナハプン、ティアップリバティ、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。3列目は手広く流すつもりです。

【ボーナス】

3連単:◎→〇▲→○▲△△△×××(14点)

ボーナスは相手が絞りづらいのでなかなか買いづらいですが、3連単で◎→○▲→印の組み合わせは押さえようかと思います。

以上、東京2歳優駿牝馬2018の予想でした。