(@h_r_p_studio さんの写真。)
日本ダービー2018の枠順確定後の見解です。
2歳王者ダノンプレミアムは1枠1番、3戦3勝のブラストワンピースは4枠8番、キタノコマンドールは3枠5番、皐月賞馬エポカドーロは6枠12番に入りました。早速、確定した枠順をもとに有利に運べそうな馬、不利になりそうな馬を見ていきましょう。
1冠目の皐月賞は…
1着◎エポカドーロ(7番人気)
2着○サンリヴァル(9番人気)
3着▲ジェネラーレウーノ(8番人気)
で的中(【皐月賞2018的中報告】印上位3頭が順番通りの大本線で帯超えに)。
皐月賞は展開ですべてが決まったといっても過言ではないですが、日本ダービーは能力+適性の差が出そうなレース。皐月賞の結果は一度忘れてフラットに考えていきたいと思います。
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日本ダービー2018の枠順
始めに確定した枠順が以下の通り。
◆日本ダービー2018の枠順
1番人気が予想されるダノンプレミアムはまさかの1枠1番。過去の日本ダービーで「1枠が強い」という事実はもちろん、馬自身も距離的に道中のロスを極力抑えたいので、この枠は願ってもない枠順といえそう。川田騎手はオークスのリリーノーブルに次ぐ1枠1番。レース運びのイメージはしやすいでしょうね。絶好枠に入ったことで人気をより集めることになりますが(単勝2倍台前半を予想)、好走する確率も高まったといえます。
2番人気が予想されるブラストワンピースは4枠8番。520キロ前後の大型馬ですし、極端な内枠に入ったほうが少し嫌だったかもしれません。内過ぎず外過ぎず、力を出しやすい枠でしょう。
キタノコマンドールは3枠5番。デムーロ騎手は昨年のオークス&ダービーで8枠に入って3着に敗れ、「大外枠は難しい」という発言をしており、内目の枠を引いて色気を持っていることでしょう。決して乗りやすい馬ではないので、枠を生かすも殺すもデムーロ騎手の乗り方ひとつという印象です。
エポカドーロは6枠12番。持ち前のレースセンスを生かすにはもう少し内目の枠が良かったかもしれませんが、内に速い馬がいるわけでもないので、決して悪い枠ではないでしょう。むしろこの枠の方が競馬はしやすいかもしれません。
ザッと見て上位人気は総じて悪くない枠に入った印象。
枠によって割り引きたい馬を挙げるとすれば、ステルヴィオ、ワグネリアンでしょう。特に福永騎手騎乗のワグネリアンはやることが目に見えているというか、「上り最速をマークして終わり」という競馬になりそう。ステルヴィオもこの枠から外を回ってしまうとさすがに届かないので、ルメール騎手が120点くらいの騎乗をしないと上位争いは難しいかもしれません。
日本ダービー2018の展開、隊列予想
確定した枠順をもとに予想した隊列が以下の通り。
◆日本ダービー2018の展開&隊列予想
レースの主導権を奪うのは、ジェネラーレウーノ。今回は皐月賞で競いあったアイトーン、ジュンヴァルロが不在。8枠16番と外目の枠に入りましたが、内に逃げたい馬はいないので、外枠からじわっと本馬がハナに立つ形になりそうです(鞍上的にステイフーリッシュの奇襲逃げも少しありそうです)。
2番手は内のダノンプレミアム。鞍上の川田騎手は道中でじっくりと溜めたいと思っているかもしれませんが、1枠1番、行きっぷりの良さを考えると、自然と前々での競馬になりそう。ちょうど東京で行われたサウジアラビアロイヤルカップのような競馬になるのではないでしょうか。
続くのはサンリヴァル。枠順の隣の隣がレースの主導権を奪いそうなジェネラーレウーノなので、そのジェネラーレウーノについていく形になりそう。この枠から中途半端な競馬だけはしたくないでしょうし、皐月賞よりも前目での競馬になると見ています。
キタノコマンドール、ブラストワンピースは逃げ、先行勢を見ながらの位置。前のダノンプレミアムを目標に早めに動いていく気がしますね。
ペースはスロー~ミドルを想定。先週のオークス同様、中団後方から追い上げるのは難しいレースになりそう。道中である程度の位置を取れて直線に入って瞬時に加速できる能力が問われそうです。
日本ダービー2018の枠順確定後のイチオシ馬は…
週初めにはダノンプレミアムを推しましたが、枠順確定後のイチオシ馬は、
ジェネラーレウーノ
です。
正直、枠順はあまり関係ないのですが(笑)、田辺騎手が逃げ馬に乗るというだけで怖いと思える1頭。コパノリッキー、ロゴタイプ、かしわ記念のオールブラッシュなど。鞍上の腕だけで逃げ切った(逃げ残った)というレースは何度も見てきました。2番手追走になりそうなダノンプレミアム&川田騎手は早め先頭に立つのを避けたいでしょうし、ノーマークで逃げた本馬が意外とセーフティリードを作って粘り込むという展開はあるかもしれません。
以上、日本ダービー2018の枠順確定後の見解でした。