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エリザベス女王杯2017の予想です。
エリザベス女王杯2017の出走馬は、ヴィブロス、ルージュバック、ディアドラ、スマートレイアー、モズカッチャン、ミッキークイーン、クイーンズリングなど18頭。京都競馬場芝2200mで行われる牝馬限定のG1戦です。
今秋のG1は調子が良く、
スプリンターズステークス◎ワンスインナムーン(7番人気3着)
秋華賞◎ディアドラ(3番人気1着)
菊花賞◎トリコロールブルー(8番人気15着)
天皇賞(秋)◎レインボーライン(13番人気3着)
という成績。
特に秋華賞&天皇賞(秋)はビシッと仕留めることができました。エリザベス女王杯も守りに入らず、攻めてドカンと当てたいところです。
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エリザベス女王杯2017の予想です
各世代の実力馬がそろい、多士済々のメンバーとなった今年のエリザベス女王杯。一ファンとしてはガチンコ勝負を見たいが、展開を考えるとそうはならないか。
ハナを奪いたいのはクロコスミアのみでスローペースが濃厚。伏兵勢は有力馬が軒並み中団以下に控えることで、早め早めの押し切りを狙って3~4コーナーでクロコスミアにプレッシャーをかけるかもしれないが、それでもハイペースの持久力戦、ポテンシャル勝負にはならないだろう。
レースのカギを握るのは立ち回り力と加速力。その条件を考慮してベタに行くならモズカッチャンが絶好の狙い目だろう。立ち回り上手、3枠5番の絶好枠、鞍上がG1で8戦連続3着以内のデムーロ騎手。マイナスになる要素がなく、よほどのことがない限り、上位争いに加わってきそうだ。唯一の懸念材料はオッズに玄人ファンの期待が盛り込まれていること。それでも最終的に単勝10倍弱なら買いだろう。
ただどうもこのメンバーでモズカッチャンの勝つイメージが沸かないというか、馬券的には3着以内に入ればいいわけだが、G1のデムーロ騎手もそろそろ飛んでいいのではないか。いかにも走りそうな今回こそ落とし穴な気がする。モズカッチャンを嫌う理由は何もない。ただ展開、能力、オッズ等を考えると、ここはモズカッチャン以上に狙ってみたい馬が1頭いる。
本命はスマートレイアー
7歳牝馬のディープインパクト産駒。3、4歳が圧倒的に強いエリザベス女王杯においてここから入るのはギャンブルだが、冷静に本馬の戦績を振り返った時、前走京都大賞典が過去最高のパフォーマンスといっていい走りだった。いくら武豊騎手が上手く乗ったとはいえ、トーセンバジル、シュヴァルグラン相手に勝利。ゴール前の抜け出す脚は1頭だけ抜けており、着差以上に強い勝ち方だった。トーセンバジルとシュヴァルグランは今年の阪神大賞典でサトノダイヤモンドの2、3着に入った馬。その2頭をあっさりと交わしさったのだから本馬の能力は相当だろう。
京都外回りは◎カレンミロティック@天皇賞(春)が典型的だが、とにかくリピーターが生まれやすいコース。エリザベス女王杯を振り返ってもスノーフェアリー(10年1着、11年1着)、ラキシス(13年2着、14年1着)が2年連続で好走している。そしてスマートレイアーは京都記念2着、京都大賞典1着の走りを見ても、京都の外回りがベスト条件。さらにいえば、15年エリザベス女王杯は直線で大外ぶん回しかつ詰まる不利を受けながら勝ち馬ラキシスから0.1秒差。あれは乗り方ひとつで勝てたレースだった。今のスマートレイアーは器用さを兼ね備えており、あの時とは別馬。今度は勝ち切っていい。
持久力戦よりもスローペースの立ち回り、加速力勝負のほうが向いている馬。直前での乗り替わりは痛いが、直線に向くまでに溜めて前走並みの脚力を使えれば、勝機は十分にあるはずだ。
相手はヴィブロスが強い
府中牝馬ステークスは直線でラチ沿いに閉じ込められてしまい、進路を外に切り返しながらの追い上げ。長期休養明け、斤量56キロだったことを考えても、さすがの走りといってよく、やはりドバイデューティーフリーを勝利したのは伊達ではない。位置取りは相対的に後ろになりそうだが、ディープインパクト産駒らしい加速力があり、直線入り口で前とそこまで離されていなければ、一気に追い上げてくるだろう。
3番手はモズカッチャン
スローペースの中、好位のインベタになりそうで、展開、コース取りにともに恵まれそう。秋華賞は回顧で触れた通り、負けて強しの競馬。レースセンス、展開、枠順等を考慮すると、今回はディアドラと着順が入れ替わるのではないか。エリザベス女王杯は基本的に3歳馬が活躍するレース。その3歳馬の中で最も好走の可能性が高いのは本馬だろう。
不気味なのはクイーンズリング。昨年のエリザベス女王杯を勝利以降、冴えない走りが続いているが、香港カップは海外遠征、阪神牝馬ステークスは落鉄、ヴィクトリアマイルは適性外のレースとどれも言い訳のつく敗戦ばかり。前走府中牝馬ステークスは斤量56キロ、大外ぶん回しながら差を詰めており、能力が衰えたわけではない。枠はもう少し内が良かったかもしれないが、4枠7番なら昨年の再現も可能だろう。上手く内に潜り込めれば、2年連続好走のチャンスはある。
ミッキークイーンは戦ってきた相手を考えれば能力上位の存在。年齢の影響か以前ほどスパッと切れる脚が使えなくなっているが、このメンバーなら加速力もまだ上位と捉えていいか。近走はそこまで置かれていないので、ある程度の位置で流れに乗れれば、今年も上位争いに加わっていい。
ジュールポレールは内枠を引ければ、もっと面白かったが、この枠でも人気を考えれば怖い存在。距離延長はカギだが、スローペースでスタミナが問われない可能性が高いこと、過去に小倉芝2000mのロングスパート戦に対応していることを考えると、対応しても不思議ではないだろう。
以下、内でロスなく立ち回って馬群を捌ければチャンスありそうなリスグラシュー、鞍上で売れ過ぎも能力的に圏内のルージュバック、スタートでごとごとするのが不安も力をつけているディアドラ、超スローペースなら粘り込みがありそうなクロコスミアまで警戒しておきたい。
エリザベス女王杯2017の印です
◎⑫スマートレイアー
○⑯ヴィブロス
▲⑤モズカッチャン
△⑦クイーンズリング
△⑩ミッキークイーン
△⑬ジュールポレール
×⑥リスグラシュー
×⑰ルージュバック
×⑪ディアドラ
×④クロコスミア
以上、エリザベス女王杯2017の予想でした。