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スプリンターズステークス2017の予想です。
スプリンターズステークス2017の出走馬は、レッドファルクス、メラグラーナ、セイウンコウセイ、ダンスディレクター、ダイアナヘイロー、ワンスインナムーンら16頭。中山競馬場芝1200mで行われるG1戦です。
土曜日は勝負度Bのレースが3つ。しかもその勝負レースは阪神1、2、3レースで、午前中が勝負という一日でしたが、結果は…
≪阪神1レース 2歳未勝利 勝負度B(自信度★★★★☆ 妙味度★★★☆☆)≫
◎⑪コパノマーボー<次走注目>(4番人気4着)
○⑥ナムラキヌ(1番人気3着)
▲④ユニオンローズ(2番人気1着)
△⑫ダンツタイヨウ(3番人気2着)
△⑦スズカビレッジ
△③アスタービアンコ
×⑧ダイイチリュウ
×⑨グリンテソーロ
ここはコパノマーボーが強いはず。新馬は8頭立ての7着に敗れたが、敗因はスタートで出遅れたことに尽きる。出遅れたといっても普通の出遅れではなく、ゲートが開いてから馬が走らず、1秒以上はロスがあった。上りがダントツだったことを考えると、スタートさえ決めていれば、勝ち負けに加わっていたと見てよさそう。出遅れる馬は出遅れるので、2戦目でゲートを出る保証はないが、新馬の出遅れよりもひどい出遅れをすることはさすがにないか。
相手はダートで変わり身を見せたナムラキヌ。前走は阪神ダート1400mで2着に好走しており、引き続き同舞台なら期待が持てるか。
馬券は3連複で1列目にコパノマーボー、ナムラキヌから印を打った馬へ流したい(ワイド1点でもOK)。本線はスズカビレッジまで。あとは馬連、馬単を押さえる。
【参考買い目】
3連複:◎ー○ー▲△△△××(6点)…本線はスズカビレッジまで
馬連:◎ー○(1点)
馬単:◎→○(1点)
≪阪神2レース 2歳未勝利 勝負度B(自信度★★★★☆ 妙味度★★★☆☆)≫
◎⑤グローバルリーチ(3番人気1着)
○⑦スギノアルテミス<次走注目>(5番人気2着)
▲⑥アイビリーブ<次走注目>
△④クォーターバック(1番人気3着)
本命はグローバルリーチ。前走メイショウドウドウ組ではスギノアルテミスのほうを次走注目馬に推したが、レース映像を改めて見ると本馬にも前進の余地がありそう。おそらくシニスターミニスター産駒らしく前々で持続力を生かしたほうがいいタイプで、前走は中途半端に控えたのが裏目に出てしまった感じ。今回は鞍上も二度目なので馬の癖を掴んでいるはずで、正攻法の競馬で挑んでくるのではないか。
相手は前走は展開不向きで不発に終わったスギノアルテミス、前走は厳しいペースだったアイビリーブが有力だろう。
メイショウダンコはなぜ2番人気なのか疑問。新馬で3着に好走したホウオウサンドラは次走3番人気11着と大敗しており、メンバーレベルが低かった可能性が高い。
馬券は3連複ボックスを買いたい。本線はグローバルリーチ絡み。
【参考買い目】
3連複:◎○▲△(ボックス4点)…本線はグローバルリーチ絡み
これは買い方として詰めが甘かったです。せっかく◎→○で決着して3連単の配当が跳ねる組み合わせだったのにこの回収率ではダメですね。結果論ではなく、これはもう少しメリハリをつけるべきでした。
≪阪神3レース 2歳未勝利 勝負度B(自信度★★★★☆ 妙味度★★★☆☆)≫
◎⑦ヘンリーバローズ(1番人気1着)
○④ショウナンマリブ(4番人気2着)
▲②クリノダイヤモンド
△⑨プルンクザール(5番人気3着)
△⑧エーティーマゼラン
ここはヘンリーバローズの強さを見るだけのレース。新馬はワグネリアンとの一騎打ちを演じての2着。ワグネリアンはご存知の通り、野路菊ステークスを楽勝しており、本馬もオープン級の能力を秘めているはず。さすがにここは回ってくるだけで勝てるだろう。
相手はショウナンマリブ。新馬のサクステッド組はハイレベルレースで、2着タニノフランケル、4着オウケンムーンが次走未勝利勝ち。しかもタニノフランケルもオウケンムーンも未勝利が大楽勝で、本馬も水準の未勝利なら勝ち負けできるだろう。シンボリクリスエス産駒で新馬のレースぶりからもあまり器用な印象を受けないので、少頭数の競馬は合っているはずだ。
3番手は前走で本命に推したクリノダイヤモンド。ルーラーシップ産駒ながら意外と器用な面があり、ここも堅実駆けのはず。いつ未勝利を勝っても不思議ではないが、ただ今回はさすがに相手が悪いか。好走しても2、3着までだろう。
馬券は3連複でヘンリーバローズ、ショウナンマリブから印を打った馬へ流したい(ワイド1点でもOK)。本線はプルンクザールまで。あとは馬連を押さえる。
【参考買い目】
3連複:◎ー○-○▲△(3点)…本線はプルンクザールまで
馬連:◎ー○(1点)
買い方としてはこちらのほうがまずまず上手くいきましたでしょうか。2レースより5000円多いのは当初1万円買う予定だったのですが、軽視したリリカルドリームが予想以上に売れていたので保険として印通りで決まる3連複の組み合わせをさらに追加しました。結果的にその馬券はすべてハズれたので不要でしたが。
土曜日はそのほかもまずまず当たって午前中の貯金を減らすことなく終了(むしろ最終の◎ブランオラージュ○シャインヴィットゥの馬連&馬単1点的中で増えた)。大勝でした。日曜日もスプリンターズステークスの前にプラス確定できたらいいですね。日曜日も頑張ります!
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スプリンターズステークス2017の予想です
まずこのレースを予想する上で重要なのは、現在の古馬スプリント路線の状況を把握すること。ロードカナロアの引退以降、この路線は群雄割拠の時代に突入。昨年のスプリンターズステークス以降の古馬スプリント重賞を振り返ると、
16年スプリンターズS レッドファルクス
16年京阪杯 ネロ(重賞初勝利)
17年シルクロードS ダンスディレクター
17年オーシャンS メラグラーナ(重賞初勝利)
17年高松宮記念 セイウンコウセイ(重賞初勝利)
17年函館スプリントS ジューヌエコール(スプリント重賞初勝利)
17年CBC賞 シャイニングレイ(スプリント重賞初勝利)
17年北九州記念 ダイアナヘイロー(重賞初勝利)
17年キーンランドC エポワス(重賞初勝利)
17年セントウルS ファインニードル(重賞初勝利)
という結果でここから気づくことが2つある。
1つは過去1年間の古馬スプリント重賞は勝ち馬がすべて異なること。今年の高松宮記念を制したセイウンコウセイは次走函館スプリントステークスで4着に敗退。G1馬が次走であっさりと負けたのを見ても、この路線の混戦具合を象徴しているといえるだろう。
そしてもう1つは(スプリント)重賞初勝利馬が多いこと。本来、オープンクラスは上にクラスがないので既存勢力が強いのだが、現在の古馬スプリント路線を歩んでいるオープン馬は全体的にレベルが低いため、昇級馬や別路線組がいきなり通用する下地がある。ついこの前まで1000万~1600万下をウロチョロしていたダイアナヘイロー、ファインニードルが気づいたら重賞を勝っていたのも、2頭が地力強化をしたというより、クラスの壁が薄かったからだろう。
現在の古馬スプリント重賞の現状に重きを置くなら、下手に実績馬同士の能力比較をするより、実績がなくてもまだ底を見せていない馬を狙うのがいいのではないか。
本命はワンスインナムーン
確かに相手強化されるが、ファインニードルやダイアナヘイローが重賞を勝てるなら本馬にもチャンスがあっていいはず。しかも実績が全くないわけではなく、決してベスト舞台とはいえなかった京都牝馬ステークスではレッツゴードンキの2着に好走している。
高松宮記念は大敗したが、おそらくタフな馬場が堪えただけ。その後、長期休養に入り、復帰後は馬体重を大幅に増やしながら連勝。朱鷺ステークスはメンバーレベルが低いとはいえ、前にいった馬はすべて潰れており、着差以上に強い競馬と見ていいだろう。休養がかなりいい方向に出たようで、ここに来て上昇ムードをヒシヒシと感じる。
中山芝1200mは2戦2勝の得意舞台。そもそもスプリンターズステークスはミスプロ系の活躍が目立っており、アドマイヤムーン産駒もハクサンムーンが2着に好走。血統的にも大きな後押しがある。現在の中山芝は最終週とはいえ、大きな痛みはなく、外より内を通ったほうがプラス。3枠6番ならロスなく立ち回れるだろう。決して楽なペースにはならないと思うが、上昇度、コース適性、馬場を生かしての粘り込みに期待したい。
2番手はレッドファルクス
不安点が最も少ないのは本馬。振り返れば、16年欅ステークス以降、海外遠征を除けば【4.0.2.0】の安定感。脚質的に少し疑いたくなるが、毎回堅実に伸びてきている。4枠8番も内過ぎず、外過ぎず理想的な枠といえそう。直線で捌けさえすれば、今年も勝ち負けに加わってくるはずだ。
3番手はメラグラーナ
前哨戦のセントウルステークスは展開、馬場ともに向かず、直線ではスムーズさを欠く場面。負けたとはいえ、改めて能力の高さを感じさせる一戦だった。今回は3戦3勝の中山芝1200mが舞台。セントウルステークスよりはペースが流れそうで、枠順を踏まえても条件は大きく好転しそう。ここは巻き返してくる可能性が高いのではないか。
ダイアナヘイローはワンスインナムーンが粘り込む展開なら一緒に粘り込んでも不思議ではないか。弱メン相手に連勝しているとはいえ、スプリンターズステークス自体のレースレベルが低いのでここに入っても力負けすることはないか。阪神でのレースぶりを見る限り、急坂のある中山でも問題はないだろう。
ファインニードルは能力的にダイアナヘイローとほぼ互角。道中の位置取りも近くなりそうで、ダイアナヘイローを買うならファインニードルも買っておきたい。ワンスインナムーンと同じアドマイヤムーン産駒で、スプリンターズステークスとの相性はいいはず。
セイウンコウセイは馬キャラを考えると絶好枠を引いたが、時計勝負に対応できるかが最大の問題。芝1200mで敗れた2戦(シルクロードステークス2着、函館スプリントステークス4着)はともに1分7秒台の決着で、本質的には時計がかかる馬場のほうがいいはず。急坂のあるコース自体は問題ないが、時計勝負だと意外と伸び切れないというシーンはあるかもしれない。
以下、本命が人気薄かつ混戦ムードなので、ダンスディレクター、モンドキャンノ、レッツゴードンキ、ラインミーティア、ビッグアーサー、ブリザードと手広く流しておきたい。
スプリンターズステークス2017の印です
◎⑥ワンスインナムーン
○⑧レッドファルクス
▲⑨メラグラーナ
△⑦ダイアナヘイロー
△⑬ファインニードル
△③セイウンコウセイ
×⑯ダンスディレクター
×⑪モンドキャンノ
×②レッツゴードンキ
×⑤ラインミーティア
×⑩ビッグアーサー
×⑫ブリザード
以上、スプリンターズステークス2017の予想でした。