(@h_r_p_studio さんの写真。)
函館記念2017の予想考察です。
函館記念2017の出走予定馬は、サトノアレス、ステイインシアトル、ツクバアズマオー、ヤマカツライデン、マイネルミラノなど。函館競馬場芝2000mで行われるハンデ・G3重賞です。函館記念といえば、昨年は、
1着▲マイネルミラノ(3番人気)
2着○ケイティープライド(13番人気)
3着ツクバアズマオー(9番人気)
4着◎マデイラ(16番人気)
でゴール前に◎マデイラがツクバアズマオーに差されてしまい、悶絶したレース(【函館記念2016予想】マデイラの激走ある)。マデイラが4着なら3連複16万、3連単84万馬券だったんですよね。昨年で一番悔しかったレースですし、今年はぜひリベンジしたいと思います!
その前に先週の結果報告から。重賞は…
●ラジオNIKKEI賞
1着×ゼーヴィント(1番人気)
2着×マイネルフロスト(5番人気)
3着×ソールインパクト(7番人気)
11着◎マルターズアポジー(2番人気)
※当日朝に印変更
●プロキオンステークス
1着×キングズガード(5番人気)
2着×カフジテイク(1番人気)
3着×ブライトライン(6番人気)
10着◎ナンチンノン(11番人気)
とダメダメな結果に…
先週は平場の勝負レースもサッパリですいませんでしたm(_ _)m
7月は残り3週ですが、もう残りは全部勝つくらいのつもりで頑張っていきます。
平場の勝負レースなどはメルマガで配信しています。ご登録は以下からお願いいたします。(お申込み日から30日間は490円でご購読いただけます)。
函館記念2017の予想ポイント
その1.立ち回り力が問われる
【夏競馬2017が開幕!】函館開催のポイントについてでも書きましたが、最近の函館芝は高速化が進んでいます。今年の函館も開幕週にレコードが5回も更新される異常事態。2週目以降は時計が少しかかっていますが、それでも昔の函館と比べると、はるかに速い時計が出ています。過去2年の函館記念は15年1分59秒1、16年1分59秒0で推移。今年も1分59秒前後の決着になるのではないでしょうか。
そして小回りコースで時計が速いと立ち回り力が問われがち。実際に過去2年の函館記念を見ても、内をロスなく立ち回ってきた馬が上位に入っています。
◆16年の函館記念の4コーナー
◆15年の函館記念の4コーナー
時計が速いのはもちろんですが、函館記念はそもそもA→Bコース替わりの週に行われるのもあり、内をロスなく立ち回った馬の好走が目立っているのでしょう。
その2.巴賞の結果は無視したほうがいい
巴賞は函館記念の前哨戦的な位置づけにあるレースですが、本番の函館記念にはほとんど直結しません。特に巴賞好走馬は函館記念で不振を極めており、過去10年で巴賞で2着以内に好走した馬の函館記念成績を見ていくと、
【0.1.1.11】(勝率0.0%、連対率8.3%、複勝率8.3%、単回収率0%、複回収率13%)
と悲惨な数字に終わっています(巴賞勝ち馬【0.1.0.8】、同2着【0.0.0.3】)。
なぜ巴賞で好走した馬は函館記念で結果を残せていないのかですが、それは両レースの出走頭数が大きく関係しているといえそう。毎年、巴賞は少頭数で行われることが多いのに対し、函館記念はほぼフルゲートで実施。少頭数と多頭数では求められる適性が異なりますから(特に立ち回り力の点において)、巴賞で好走した馬は函館記念で苦戦しやすいのでしょう。
函館記念の予想においては「巴賞の結果を真に受けない」というのが大事なポイントといえます。
函館記念2017の予想オッズ
予想オッズも書いていきます。
人気 | 馬名 | 単勝オッズ |
---|---|---|
1 | サトノアレス | 4.3 |
2 | ステイインシアトル | 4.6 |
3 | マイネルミラノ | 7.8 |
4 | ツクバアズマオー | 9.7 |
5 | サクラアンプルール | 10.9 |
6 | アングライフェン | 15.2 |
7 | ルミナスウォリアー | 19.0 |
8 | ジョルジュサンク | 19.5 |
9 | スーパームーン | 20.1 |
10 | ケイティープライド | 22.3 |
1番人気はサトノアレスと見ます。前哨戦の巴賞で朝日杯フューチュリティステークス以来の勝利。引き続きルメール騎手が騎乗するなら期待込みで1番人気に推される気がします。単勝は4倍台前半くらいでしょうか。
2番人気はステイインシアトルでしょう。前走鳴尾記念で重賞初制覇。戦績がそこそこ安定していますし、武豊騎手も引き続き騎乗するので人気を集めるのはほぼ確定的か。サトノアレスとはほとんど差がなく、単勝4倍台後半くらいと見ます。
3番人気はマイネルミラノ。前年の函館記念勝ち馬で、その後の成績はいまひとつですが、コース替わりで普通に買われる気がします。ただ近走成績がそこまで良くないので、単勝は上位2頭からやや離された7倍台後半くらいでしょうか。
以下、ツクバアズマオー、サクラアンプルール、アングライフェン、ルミナスウォリアー、ジョルジュサンク、スーパームーン、ケイティープライドあたりが続くと見ています。
函館記念2017のイチオシ馬は…
今年の函館記念は第一印象だと荒れる気配がプンプン。
サトノアレスは少頭数→多頭数でいかにも怪しいですし、ステイインシアトルは前走鳴尾記念が勝ってくださいと言わんばかりの競馬。この2頭に関しては前走から条件が一転して悪くなるので、買っても抑え程度でいいのではないでしょうか。
現時点での本命候補は、
パリカラノテガミ
です。2走前の常総ステークスは完全にハマった競馬でしたが、戦績を改めて振り返るとコーナー4回の2000mは【1.0.4.1】と非常に得意としている馬。特に昨夏の藻岩山特別、ワールドオールスタージョッキーズのレースが内からスルスルと伸びてきて好走するという、函館記念でいかにも穴をあけそうなレースぶりでした。
現時点で誰が乗るのかも分からないのですが、今年の函館記念はヤマカツライデン、ステイインシアトル、マイネルミラノがそろえば消耗戦になりそうですし、インでじっとして内からスルスル上がってくる競馬ができれば(父ジャングルポケットは2年前の覇者ダービーフィズと同じで、あのダービーフィズの競馬がまさに理想形)、一発があっても驚けない気がします。
一発ブチかましてくれたら10月のパリ行きのチケットでも買おうかと思います(笑)
以上、函館記念2017の予想考察でした。