(@h_r_p_studio さんの写真。)
根岸ステークス2017の予想考察です。
根岸ステークス2017の出走予定馬は、ベストウォーリア、カフジテイク、ニシケンモノノフ、コーリンベリー、ノボバカラ、キングズガードなど。東京競馬場ダート1400mで行われるG3戦。フェブラリーステークスの前哨戦です。
まずはいつも通り先週の結果報告から。重賞は
●アメリカジョッキークラブカップ
1着タンタアレグリア(7番人気)
2着△ゼーヴィント(1人気)
3着ミライヘノツバサ(3番人気)
6着◎ナスノセイカン(9番人気)
●東海ステークス
1着△グレンツェント(1番人気)
2着モルトベーネ(12番人気)
3着メイショウウタゲ(10番人気)
5着◎カゼノコ(11番人気)
という結果でした。
ナスノセイカンもカゼノコも見せ場を作ってくれましたが、もうひと伸びでした。
1回中山京都開催は満足のいく成績ではありませんでしたが、調子が徐々に上向いてきているので、今週から始まる1回東京開催では今開催以上の成績を残せられるように頑張りたいところです。
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速い上りを出せるかが勝負の分かれ目
根岸ステークスは傾向が非常にハッキリしており、それは速い上りを出せる馬が強いこと。過去10年の上り別成績(以下参照)を見ても、上り1~2位、3位以下では顕著な差が出ています。
確かにこのレースは振り返ると、ブロードアピール、ビッググラス、シルクフォーチュン、メイショウマシュウなど、鮮やかな追い込みを決めた馬たちの活躍が非常に目立ちます。
上り1~2位は合計すると【8.4.6.9】(勝率29.6%、連対率44.4%、複勝率66.7%、単回収率522%、複回収率259%)なので、とにかく「速い上りを使えるのはどの馬か?」という視点で考えたいレースです。
また血統的にも顕著な傾向が出ており、サンデーサイレンス系が好調。特に単勝20倍未満に限ると、【4.2.3.7】(勝率25.0%、連対率37.5%、複勝率56.3%、単回収率208%、複回収率163%)と非常に好成績を収めています(以下参照)。
◆単勝20倍未満のサンデーサイレンス系の成績(過去10年)
昨年は該当馬がプロトコル(5番人気6着)のみでしたが、15年は4頭が該当して1、2、3、4着。サンデーサイレンス系は全般的に速い上りに対応できる馬が多いので、このレースとの相性がいいのでしょう。
根岸ステークス2017の注目馬は?
「速い上りを出せるかどうか」の1点に注目すると、もうこの馬が一番しっくりと来ます。
カフジテイク
今年のメンバーを見渡す限り、モンドクラッセ、ベストウォーリア、ノボバカラ、ニシケンモノノフ、ベストマッチョなど、実力のある先行馬がそろいましたし、展開もドンピシャでハマりそう。前走チャンピオンズカップでも見せ場たっぷりの4着に入ったほどですし、ここに来て完全に本格化。よほどのスローペースにならない限り、確実に追い込んでくるのではないでしょうか。
以上、根岸ステークス2017の予想考察でした。