【エリザベス女王杯2016予想】ミッキークイーンの末脚さく裂
@h_r_p_studio さんの写真。)

エリザベス女王杯2016の予想です。

エリザベス女王杯の出走馬は、ミッキークイーン、クイーンズリング、マリアライト、タッチングスピーチ、パールコードなど15頭。京都競馬場芝2200mで行われる牝馬限定のG1戦です。

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予想と見解です

今年のエリザベス女王杯のカギを握るのは展開だろう。逃げたいのはプリメラアスールのみ。鞍上の幸騎手がどんなラップを刻むかによって、レースの結果も大きく変わってくる。幸騎手といえば、ホッコータルマエ、クリノスターオーなどの騎乗を見ても、積極性のあるタイプ。ただ逃げより番手のイメージが強く、ガンガン飛ばすレースをあまり見たことがない。プリメラアスールに騎乗した過去4回はスロー~ミドルペース。今回は後続勢のマークも緩いので、無理に行く必要はなく、スローに近いラップを刻んでくるのではないか。

おそらく先頭から後方まで差がないまま4コーナーに入り、直線は馬群が横一線に広がっての追い比べ。そこからどの馬が最も速くトップスピードに乗れるか、というレースになると見た。

本命はミッキークイーン

正直、今年のメンバーで加速力に秀でているのは本馬くらい。典型的なディープインパクト産駒で、前述の展開になれば、本馬の良さが最大限に生きるだろう。ぶっつけ本番になるが、同じく休み明けだった阪神牝馬ステークスでは抜群の瞬発力を見せており、特に心配はいらないか。最内枠は嫌だが、馬込みの中を苦にするタイプでもないので、素直に能力を信頼したい。

相手はシャルール

『ゼンノロブロイ産駒の牝馬といえば、バウンスシャッセ、コスモネモシン、アニメイトバイオなどパワー型の馬が多いが(牝馬に限らず牡馬も同じ)、本馬はパワーがありながら手先の軽さを兼ね備えているのが特徴。初音ステークスや福島牝馬ステークスを見ると、追われてからの反応がよく、スローペースからの加速力勝負でも難なく対応できるだろう(基本的にはどんな競馬にも対応できる)。』

これは府中牝馬ステークスの時に書いたことだが、この馬の評価は特に変わっていない。府中牝馬ステークスで人気を裏切ったのは、初めて逃げる競馬になったことが大きかったはず。前走と似たような加速力勝負になっても、しっかりと溜めが利けば、スッと反応できるだろう。エリザベス女王杯のキーワードである「フレッシュさ」「勢い(勢いがあるとはいえませんが、昨年の今ごろは500万下で取りこぼしていた馬)」ということを考えても、本馬が一番しっくりくる。

3番手はアスカビレン

府中牝馬ステークスでは上り2位タイをマーク。ブラックタイド産駒らしく手先の軽さがウリで、加速力勝負にも対応できるタイプだろう。ワンターンの1600~1800mがベストな印象を受けるが、スローペースで持続力が問われなければ、折り合い次第で距離は持つと判断したい。

シュンドルボンはハーツクライ産駒なのでとにかく切れるわけではないが、府中牝馬ステークスでは上り最速をマーク。今回も前走と似たようなメンバー構成なので、加速力勝負になれば、相対的に優位に立てるはず。5歳以上の馬が苦戦するレースではあるが、今年はフレッシュな馬が少ないので、そこには目をつぶりたい。

穴ならプロレタリアト。前走古都ステークスが京都外回りの加速力勝負で勝利。相手は一気に強くなるものの、加速力があるかどうかという点だけに着目すれば、上位に食い込んできても不思議ではないはず。

ヒルノマテーラは5歳だが、ここに来て明らかに本格化。近5走のうち4走で上り2位以内をマークしており、本馬も加速力勝負になれば、相対的に優位に立てるのではないか。

マリアライトは宝塚記念の勝利を見ても分かる通り、持続力型のディープインパクト産駒。競走馬は一般的に年齢とともに加速力が衰退していくことを考えても、ヨーイドンの競馬では取りこぼす可能性はある。

最後にプリメラアスール。いくら上位勢と能力差があるとはいえ、ミナレットがヌーヴォーレコルトやショウナンパンドラに先着するのが競馬。余力を残しつつ、直線入り口で10馬身近いリードを保てれば、粘り込んでも不思議ではない。

印はコチラ

◎①ミッキークイーン
○⑭シャルール
▲⑫アスカビレン
△⑩シュンドルボン
△⑥プロレタリアト
△④ヒルノマテーラ
×②マリアライト
×⑬プリメラアスール

以上、エリザベス女王杯2016の予想でした。