浦和記念2019(浦和)の予想です。

浦和記念2019の出走馬は、JRAからケイティブレイブ、アイファーイチオー、ロードゴラッソ、アナザートゥルース、デルマルーヴル出走。地方勢は、センチュリオン、マイネルバサラ(以上、浦和)、オールブラッシュ(大井)、ヤマノファイト(船橋)らが出走を予定しています。浦和競馬場2000mで行われるJpnII戦。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。 なかなか面白そうなメンバーですね。

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浦和記念2019の予想と見解です

浦和競馬場は南関東の競馬場の中でもトリッキーなコース形態をしているため、地の利が生まれやすいコース(馬の経験のみならず、騎手がコースを知り尽くしているかも重要)。

11月の1週目に行われたJBCクラシックでもJRA勢5頭が人気の中心になる中、地元のセンチュリオン&森騎手が3着に入った。ストライクイーグル、ワークアンドラブにも見せ場があり、やはりこのコースには地の利があると捉えていいだろう。

過去の浦和記念を振り返っても、昨年を除けば、毎年のように地方勢が最低でも1頭は3着以内に好走している(以下参照)。

◆過去5年の浦和記念の3着以内馬(14~18年)

着順 馬名 所属
18年 1 オールブラッシュ JRA
2 グリム JRA
3 クリソライト JRA
17年 1 マイネルバサラ JRA
2 ヒガシウィルウィン 地方
3 オールブラッシュ JRA
16年 1 ケイティブレイブ JRA
2 クリソライト JRA
3 ハッピースプリント 地方
15年 1 ハッピースプリント 地方
2 サミットストーン 地方
3 ソリタリーキング JRA
14年 1 サミットストーン 地方
2 グランディオーソ 地方
3 トーセンアレス 地方

3着以内馬の数で見ると、JRA勢が8頭に対し、地方勢が7頭。近年はJRA勢がやや優勢になっているが、過去5年で見れば、JRA勢と地方勢はほぼ互角の戦いを見せている

今年の地方勢は、センチュリオン、ヤマノファイトのほかオールブラッシュ、マイネルバサラも加わって豪華な布陣。今年はおそらくJRA勢が上位独占する可能性は低いのではないか。ここは伏兵の地方勢から大振りしてみたい。それでは予想にいきましょう。本命は…

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小久保再生工場でマイネルバサラが復活しても驚けない

今年に入ってからの戦績は確かに奮わないものの、一般調子な面があり、揉まれて戦意喪失したレースばかり。今回はメンバー的にハナかアイファーイチオーの外目2番手が叶うはずで、久しぶりに本馬が力を出せる形を作れるのではないか。なにより2年前の同レースで圧勝した実績の持ち主(翌年の勝ち馬オールブラッシュに2.3秒差をつけての完勝)。今回は当時と同じく「被されない外枠」+「道悪」という条件で、ここでダメなら今後も期待できないだろう。

鞍上は小久保厩舎とあまり馴染みがない五十嵐騎手だが(ただ今年のニューイヤーカップは小久保厩舎&五十嵐騎手のコンビでトーセンガーネットで優勝)、これはおそらくオーナーからの要請があったと推測(五十嵐騎手は昔からマイネル軍団とのパイプがあるので)。この枠、メンバーならやることは決まっており、テン乗りでも特に心配する必要はないだろう。人気は全くないが、調教の動きも良さそうで、ガラリ一変があっても驚けない。

相手はオールブラッシュが普通に有力

ハマるかハマらないかの面があるので、成績は安定しないものの、地方ダートグレードで左回り1800m以上の条件に限ると、【2.0.3.0】とすべて3着以内に入っている馬。浦和記念も17年3着→18年1着と2年連続で好走しており、コース適性の差が如実に表れる舞台なので、すでに同コースに適性を示しているのは大きな強みだろう。出遅れ癖があり、揉まれたくないので、外目の枠を引けたのはプラス。鞍上も吉原騎手なら何ら問題はないだろう。

3番手はJRA勢ではアナザートゥルースを最上位に評価

前走みやこステークスは逃げ、先行勢が総崩れする中、早めに動いて6着と中身の濃い内容。ダート馬らしいダート馬なので、近2走は京都で上り36秒台が求められる競馬が合わなかった面もある。今回は間違いなく京都よりも上りがかかる一戦。以前から地方ダートグレード向きと見ていたので、大野騎手がスパート位置さえ間違わなければ、巻き返してくる可能性が高そうだ。

デルマルーヴルは前走白山大賞典の走りを見る限り、古馬相手でも通用するだけの力はありそう。ただし、前走は吉原騎手が馬場の良いところを選んで走っていた面があり、地方経験がそもそも一度しかない(昨年の東京大賞典のみ)マーフィー騎手に乗り替わるのは決してプラスではないのではないか。

センチュリオンは前走JBCクラシック3着だけ走れば、ここも好走のチャンスがありそう。前走で先着を許した2頭(チュウワウィザード、オメガパフューム)はチャンピオンズカップでも上位人気に推される馬たち。そのチャンピオンズカップを避けたJRA勢が相手なら勝ち負けに加わっても驚けないだろう。

ヤマノファイトは2走前の文月オープンでセンチュリオンを下して優勝。昨年の浦和記念では5着に敗れているが、センチュリオンを基準に考えるなら押さえておいて損はないだろう。

アイファーイチオーは能力的に見劣るものの、単騎逃げを打てそうなのは大きな魅力。逃げ、先行勢が圧倒的に有利な浦和2000mならノーマークにするのは怖い。

ロードゴラッソは前走JBCクラシックで7着に敗れたのが気がかり。スタートで出遅れるロスがあったとはいえ、その後は全く巻き返す気配がなく、コース適性がなかったのかもしれない。

最後にケイティブレイブ。実績は最上位だが、今回は長期休養明け(中間に開腹手術も実施)。1週前の調教では2歳未勝利馬に一杯に追われながら遅れており、とても万全の状態とは思えない。実績&スミヨン騎手騎乗で上位人気に推されるなら疑った目で見たい。

浦和記念2019の印

◎⑫マイネルバサラ
○⑨オールブラッシュ
▲⑦アナザートゥルース
△⑪デルマルーヴル
△②センチュリオン
△⑩ヤマノファイト
×③アイファーイチオー
×⑤ロードゴラッソ
×①ケイティブレイブ

◆そのほかの出走馬について

4番キングニミッツ…さすがにダートグレードでは能力不足。騎手起用を考えても、陣営は参加するだけと考えているのでは。

6番バイタルフォース…JRA・4勝馬でまだ上を目指せそうだが、さすがにJRAのオープン馬相手では分が悪いだろう。次につながる競馬をしたいところ。

8番ナラ…地元のC2でも勝ち切れないレベル。2走前のJBCクラシックの内容を見ても、後方から1頭も交わせずにゴールしそう。

浦和記念2019の買い目

ここは波乱含みの一戦と見ているので、手広く流して高配当が出ることに期待したいと思います。このレースで買いたいのはマイネルバサラとオールブラッシュなので、この2頭がどちらかは3着以内に入る前提の馬券を買います。

【参考買い目】

3連複:◎○ー◎○▲△(デルマルーヴル)ー◎○▲△△△×××(29点)

馬連:◎○ー◎○▲△(デルマルーヴル)(5点)

3連複で1列目にマイネルバサラ、オールブラッシュ、2列目にマイネルバサラ、オールブラッシュ、アナザートゥルース、デルマルーヴルを置き、3列目に印を打った馬へ(ワイド5点でもOK)。あとは軸が穴馬なので、馬連も押さえておきたい。

3連単は絞って買うのが難しいですが、買うならマイネルバサラorオールブラッシュが勝ち、アナザートゥルース、デルマルーヴルが2、3着に入る組み合わせでしょうか。

以上、浦和記念2019の予想でした。