東京記念2023の予想です。

東京記念2023の出走馬は、ランリョウオー、ミヤギザオウ、セイカメテオポリス、マンガン、ヴェルテックス、フレッチャビアンカ、カイルなど14頭。大井競馬場2400mで行われるSI戦です。このレースは勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

※メルマガ読者の方は月曜日に配信した「先週の重賞回顧」内にパスワードが掲載されています。

東京記念2023の予想です

東京記念は、昭和39年に開催された東京オリンピックを記念して作られた重賞競走。

第1回から一貫して大井2400mを舞台に施行されており、金盃と並び大井の名物長距離重賞として定着している。

今年の東京記念は、前年の覇者ランリョウオーを始め、今年の大井記念勝ち馬セイカメテオポリス、今年の金盃勝ち馬マンガンなど主役馬不在の大混戦ムード。何が勝っても不思議ではないメンバーだが、ここは実力の割に過小評価されそうな伏兵から攻めてみたい。それでは予想にいきましょう。本命は、

ここより下は有料記事です(アフター5スター賞と合わせて400円です)。

noteよりユーザー名、パスワードをご購入して頂ければ、閲覧できます(新規の方はnoteへの登録が必要です)。

レースが終わったので無料公開しています。

ミヤギザオウの一撃に期待したい

3歳時に羽田盃を制して以降、戦績的に苦戦しているが、前走と4走前はG1で相手が強く、2、3走前は二ケタ馬番から外々を回る距離ロスがあっての敗戦。特に2走前の大井記念は1~5番ゲートを引いた馬が1、2、3、5着に入る中、12番ゲートから外々を回って勝ち馬セイカメテオポリスから0.6秒差の4着に入っており、立ち回りひとつで今回1番人気が予想されるセイカメテオポリスとの逆転は十分に可能と思える走りだった。羽田盃が後方追走から直線でラチ沿いを突いての抜け出し。馬群を苦にしないタイプで、3番ゲートからロスなく立ち回って直線で内に進路を取れば、空いたスペースからグイグイと伸びてくるのではないか。2400mは初めてになるが、近走のレースぶりから問題ないはずだ。

相手は人気でもセイカメテオポリスが有力

これまで大井の2400m以上のレースでは【1.2.1.0】と一度も崩れていない馬。特に近2走は吉原騎手が騎乗してレースぶりが安定しており、引き続き同騎手が騎乗できるなら上位争いには加わってくる可能性が高いだろう。前走から間隔はやや空いたものの、昨年の東京記念(2着)も前走大井記念から約3ヶ月ぶりの休養を経ての出走だった。

3番手は堅実な走りを見せるフレッチャビアンカ

大井2400m以上のレースでは【2.1.2.1】と安定した成績を残しており、馬券圏外に敗れたのは休み明けの一戦だった22年東京記念トライアル(4着)のみ。前走東京記念トライアルは9頭立ての少頭数で決め手が問われるレースだったので、敗戦自体をあまり気にする必要はないだろう。今回は頭数増で本馬のレースセンスの良さが生きそう。昨年が東京記念トライアル2着→東京記念1着だったように、今年も本番で着順を上げてくるのではないか。

カイルは今年の金盃勝ち馬。2走前のオグリキャップ記念では勝ち馬セイカメテオポリスから0.1秒差の3着に好走しており、長距離での能力はセイカメテオポリスとほとんど差はないだろう。前走大井記念では5着に終わったが、距離延長で再びパフォーマンスを上げてくる可能性が高い。

ランリョウオーは昨年の東京記念でセイカメテオポリス、フレッチャビアンカらを押さえて勝利。年明けの金盃では6着に終わったが、逃げ、先行勢が総崩れだったので、逃げた本馬にとっては負けるべくして負けた一戦だった。リズム良く走れないと脆さを見せるので、乗り難しい面はあるが、単独2、3番手の形で運べれば、連覇のチャンスは十分にあるのではないか。

マンガンは前走東京記念トライアルで1年ぶりの勝利を挙げるも、昨年は東京記念トライアル1着→東京記念5着。これまでのレースを見ると、頭数が増えるとパフォーマンスを落とす傾向があり、前走のパフォーマンスを鵜呑みにするのは危険だろう。22年以降、馬券に絡んだレースはすべて12頭立て以下でもある。

コバルトウィングは前走東京記念トライアルでマンガンに敗れたものの、決め手勝負で見劣ってしまった感じ。レースセンスは本馬の方が上で、立ち回りひとつで着順が入れ替わる可能性はありそう。

レッドソルダードは前走東京記念トライアルで5着に終わったが、気分よく運び過ぎたのが敗因か。今回は前で引っ張る馬がいるので、2走前の隅田川オープンのように番手で立ち回れば、パフォーマンスを上げてくるかもしれない。

最後にヴェルテックス。近走はJRAのオープン特別でも苦戦しており、現在のハイレベルな南関東の重賞で通用するかは半信半疑も、スタミナ豊富なタイプなので、条件的には合っているだろう。

東京記念2023の印です

◎③ミヤギザオウ
〇④セイカメテオポリス
▲⑧フレッチャビアンカ
△⑨カイル
△②ランリョウオー
△⑤マンガン
×⑩コバルトウィング
×⑬レッドソルダード
×⑦ヴェルテックス

1番コスモポポラリタ…今年の金盃では勝ち馬カイルから0.4秒差の5着に健闘するも、軽量52キロが味方したか。今回は定量戦で実力馬との斤量差が縮まっており、上位争いまでは難しいだろう。

6番ハデスキーパー…南関東に転入してから【9.2.2.0】と複勝率100%をキープしているが、今回は相手関係が大幅に強化。定量のSIではさすがに荷が重いか。

11番トーセンブル…別定戦の金盃では20年3着、21年2着、23年3着と何度も好走しているが、定量戦の東京記念では20年9着、21年12着、22年11着と結果が出ていない。近走はパフォーマンス自体を落としており、今年も掲示板外に敗れるのでは。

12番ウェイキー…逃げる競馬を試みてから安定した成績を残しているが、今回は相手関係が大幅に強化。スズカコーズウェイ産駒で、大井2400mを走り切るスタミナがあるかにも疑問。

14番フォルベルール…昨年の東京記念トライアルでは勝ち馬マンガンから1.8秒差の8着に敗退。このメンバーではひとケタ着順に入るのも難しそう。

東京記念2023の買い目です

ここはミヤギザオウから2列目にセイカメテオポリス、フレッチャビアンカ、カイルを置いて勝負したいと思います。

【参考買い目】

3連複:◎ー◯▲△(カイル)ー◯▲△△△×××(18点)

馬券は3連複でミヤギザオウから2列目にセイカメテオポリス、フレッチャビアンカ、カイル、3列目に印を打った馬へ(ワイド3点でもOK)。

以上、東京記念2023の予想でした。