東京プリンセス賞2022の予想です。
東京プリンセス賞2022の出走馬は、レディオスター、クールフォルテ、トキノゴールド、スピーディキックら16頭。大井競馬場1800mで行われる3歳牝馬限定のSI戦です。このレースは勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★★)を予定しています。
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東京プリンセス賞2022の予想と見解です
大井1800mで行われる南関東の牝馬クラシック第二弾・東京プリンセス賞。
第一弾の桜花賞はトリッキーな浦和1600mで行われるため、玄人層であればあるほど枠順競馬になりやすい桜花賞の結果を過小評価しがちだが、過去3年を振り返ると、19年トーセンガーネット、20年アクアリーブル、21年ケラススヴィアが桜花賞→東京プリンセス賞の二冠を達成。桜花賞で強い馬は東京プリンセス賞でも強いことを証明している。
これはJRAのクラシックにも言えることだが、阪神芝1600mの桜花賞から東京芝2400mのオークスに条件がガラ変わっても、この時期の3歳馬はコース適性や距離適性だけで着順が大きく変動することはなく、なんだかんだ能力の絶対値がモノを言うのだろう。
今年の東京プリンセス賞も桜花賞の結果を重視しつつ、別路線組にも目を配りながら占っていきたい。それでは予想にいきましょう。ここは◎ー〇のワイド1点(10倍以上は確実)でブチかますつもりで大きく狙ってみたい。本命は…
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スピーディキックに逆らう余地なしだろう
昨年の東京2歳優駿牝馬も圧巻だったが、桜花賞はぶっつけ本番+浦和1600mで絶望的に不利な大外枠から余力を残して差し切り勝ち。近2走を見ると、同世代の牝馬では敵なしと言ってよく、関東オークスでJRA勢を迎え撃つためにもここは負けられない一戦だろう。自分でレースを作れるタイプではないが、東京2歳優駿牝馬、桜花賞を見る限り、自分からギアを上げていけるのが本馬の良さ。外回りの大井1800mなら不発に終わることはないだろう。純粋に相手探しの一戦と考えていい。
相手はカーロデスティーノが激走する
南関東に転入後、4戦して結果は出ていないものの、ここまで本馬に騎乗した川島正太郎騎手、今野騎手が上手く誘導できておらず、歯がゆい競馬ばかり。それでも2走前のシンデレラオープンでは桜花賞3着トキノゴールドとタイム差なしの競馬、前走も桜花賞2着ティーズハクアから0.4秒しか離されておらず、スピーディキック以外とはほとんど差がないだろう。門別時代には1700mの重賞・ブロッサムカップで2着に好走した実力の持ち主。ややズブさはあるものの、その反面に追えば追うだけ伸びるイメージなので、大井1800mは本馬にとって絶好の条件のはず。鞍上も山崎騎手に強化されるので、この舞台で大きく躍動してもいい。
3番手はエミーブレイズをもう一度狙う
前走クラウンカップが案外だったものの、2走前のユングフラウ賞ではスティールルージュとジョーストーリーのほぼ行った行ったで決まる中、後方追走から猛然と追い込んで2着に好走(ジョーストーリーと同着)。ラスト1ハロンからの脚色は際立っており、距離がさらに伸びる桜花賞ではSI制覇のチャンスもあるのではと思わせる走りだった。その意味で前走クラウンカップの敗戦が腑に落ちないものの、桜花賞を取り消して間隔が空いた影響が多少なりともあったか。3走前の尉鶲(じょうびたき)特別ではのちの東京湾カップ3着馬フレッシュグリーンに6馬身差をつける圧勝劇。ポテンシャルは間違いなく高いので、前走の敗戦で人気が落ちるなら追いかけない理由はない。
クールフォルテは前走桜花賞が勝負どころの3~4コーナーで行き場を失くし、4コーナーでは隣のスティールルージュとぶつかる場面がありながらも3着に好走。展開に乗じて追い込んできた4着トキノゴールドと比べても、本馬の方が明らかに中身の濃い競馬をしていた。デビュー以来、【2.2.2.0】と一度も崩れていない堅実派。能力の絶対値に加え、レースセンスの良さを考えると、ここも上位争いに加わってくるのではないか。
レディオスターは非桜花賞組も、近2走が圧巻の勝ちっぷり。転入初戦の桃花賞6着時と比べても、大きくパワーアップしており、人気でも無理に嫌わない方がいいだろう。ただレースぶりを見ると、スピードが優っている印象を受けるので、大井1800mへのコース替わりは期待より不安の方が大きい。
トキノゴールドは桜花賞で勝ち馬スピーディキックに次ぐ上り2位をマークするも、後方での死んだフリが功を奏した面があり、「桜花賞の直線の伸び脚が素晴らしかった=直線の長い大井1800mでパフォーマンスアップ」と安易に考えない方がいいだろう。紙面を見る限り、今回はそこそこ人気を集めそう。
コスモポポラリタは門別時代に重賞2勝を挙げた実力馬。南関東に転入後は結果が出ていないものの、前走チューリップ特別では後方からしぶとく脚を使っており、復調気配が感じられる走りだった。スタミナ豊富なロージズインメイ産駒。大井1800mという条件で一発があっても驚けない。
トーセンキャロルはこのメンバー相手にどこまで走れるか未知数だが、ヴァンキッシュラン産駒なら距離が伸びて良さが出そうな気も。重賞で怖い左海×小久保厩舎コンビでもあり、一枚押さえておいて損はないのではないか。
最後にレディーアーサー。本質的に1200~1400mがベストと見ているので、この距離で喜んで買いたいわけではないものの、昨年の東京2歳優駿牝馬では終いに徹して4着に健闘。ここも割り切って後方待機策を取った時には展開次第で浮上の余地があるかもしれない。大外枠なのでそういう競馬をするだろう。
東京プリンセス賞2022の印
◎⑬スピーディキック
〇⑤カーロデスティーノ
▲⑩エミーブレイズ
△⑥クールフォルテ
△④レディオスター
△⑦トキノゴールド
×③コスモポポラリタ
×①トーセンキャロル
×⑯レディーアーサー
2番ラインブレイカー…前走桜花賞は展開が厳しかったものの、今回も同型にレディオスター、フィガロアルビアン、レディオガガ、デュアルテイルズらが待機しており、厳しい展開になりそう。またスピーディキックが勝利を収めた東京2歳優駿牝馬、桜花賞は逃げ、先行勢が潰れており、スピーディキックが勝利する展開を考えると買いづらい。
8番フィガロアルビアン…1400mで3勝。ここは距離が長い上に相手も強いのでは。
9番レディオガガ…昨年のデビュー3連勝は圧巻だったが、その後は逃げ馬らしい脆さが出ている。ハナ主張ならまだ負けたことはないが、スピーディキックが勝利するなら馬群に飲み込まれているだろう。
11番リンカイテン…前走は大井1800mのチューリップ特別で9頭立ての9着に敗退。本馬を買うならチューリップ特別で4、6着に入ったコスモポポラリタ、レディーアーサーを買うべきでは。
12番ハッピースパイラル…前走ユングフラウ賞では勝ち馬スティールルージュから1.3秒差の8着に敗退。重賞では荷が重そう。距離も長いだろう。
14番コミーズアムール…距離を伸ばしてパフォーマンスが落ちており、本質的にスプリンターなのでは。
15番デュアルテイルズ…2戦2勝で底を見せていないが、相手強化、距離延長、逃げる競馬しか経験していないなど不安材料がズラリ。近親はデュアリスト、デターミネーション、デュアルスウォードと短距離馬ばかりなので、大井1800mという舞台で買う気になれない。
東京プリンセス賞2022の買い目
ここは◎スピーディキック〇カーロデスティーノのワイド1点を想定していましたが、幻の桜花賞馬と見ていた▲エミーブレイズも人気薄なので、2列目はその2頭でいきたいと思います。
【参考買い目】
3連複:◎ー〇▲ー〇▲△△△×××(13点)
馬連:◎ー〇▲(2点)
馬単:◎→〇▲(2点)
3連複で1列目にスピーディキック、2列目にカーロデスティーノ、エミーブレイズ、3列目に印を打った馬へ(ワイド2点でもOK)。3列目はクールフォルテ>トキノゴールド>レディーアーサーの順で強弱をつける予定です。あとは馬連、馬単を押さえます。
東京プリンセス賞2022の予想でした。