羽田盃2022の予想です。

羽田盃2022の出走馬は、カイル、シャルフジン、フレールフィーユ、プライルード、リコーヴィクター、ナッジら15頭。大井競馬場1800mで行われる3歳限定のSI戦です。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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羽田盃2022の予想と見解です

アメリカでは一足先に牡馬クラシック第一弾のケンタッキーダービーが行われたが、そのアメリカ競馬を模倣にした南関東の牡馬クラシックがいよいよスタート。

レースのカギを握るのは、本番の羽田盃と同じ「大井外回りの中距離戦」という共通点がある雲取賞、京浜盃組の取捨選択だろう。

JRAでは弥生賞やスプリングステークスを叩いて皐月賞に向かう有力馬が年々減少し、ひと昔前は共同通信杯からの直行が王道ローテだったが、近年は年明け初戦で皐月賞を使うというケースが新たなトレンドに。ゆえに皐月賞で初顔合わせの馬が多くなり、何が強いのか蓋を開けてみないと分からなくなっている。

一方、南関東の牡馬クラシックは以前から雲取賞→京浜盃→羽田盃が王道ローテ。雲取賞が重賞に格上げされてから、有力馬が雲取賞と京浜盃に分散しやすくなったのは事実も、依然として雲取賞or京浜盃を使われてきた馬が中心なのは変わりない。

過去5年の3着以内馬を見ても、15頭のうち13頭は雲取賞or京浜盃出走馬(そのうち9頭はどちらかの重賞で2着以内に好走)。今年もこの2レースの結果をどう受け止めるかが予想の要になるのではないか。それでは予想にいきましょう。ここは前哨戦を見た時から羽田盃の本命馬と決めていた…

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ナッジの逆襲に期待する

雲取賞2着→京浜盃3着とシャルフジンを捕まえられなかったが、どちらもペースが上がらず、内、前有利のレースになってしまい、外から差してくる本馬にとっては厳しい展開に。それでも馬券圏内に加わっており、「本番で距離が伸びれば…」と思わずにいられないレースだった。

今回は距離が100m伸びるだけではなく、前が速くなりそうなのもポイント。雲取賞→京浜盃と逃げて連勝中のシャルフジンに、逃げて負けなしのクライオジェニック、近2走で逃げの手を打っているリヴィフェイスが絡んで行けば、ペースが落ち着くことはなさそう。さらに各馬がシャルフジンを目標に動けば、京浜盃、雲取賞のような単調なレースにはならないだろう。上りがかかってのタフな消耗戦と見れば、本馬がシャルフジン以下をまとめて飲み込んでもいいはずだ。

相手にはリコーヴィクターを挙げたい

昨年のJBC2歳優駿では2着ナッジから0.2秒差の3着に好走した実力馬。転入初戦のチューリップ特別こそ2着に敗れたものの、時計の速い馬場かつ斤量58キロが堪えた感じで、決して悲観する内容ではなかった。門別時代のイメージから追って長くいい脚を使えるのがウリ。事実、ナッジが好走したサンライズカップ、JBC2歳優駿では一緒に馬券圏内に突っ込んできており、ナッジが差し切る展開を考えると、本馬もその近くにいるのではないか。

3番手はフレールフィーユが怖い

前走クラウンカップは着差こそ僅かも、なかなか味のあるレースぶり。ニューイヤーカップの敗戦は不可解だったが、レースセンスが高く、追ってしぶとく脚を使えるタイプ。大井はイメージ的に合いそうで、ナッジが差してくる展開なら本馬にも出番があってもいいだろう。

カイルは前走京浜盃で内をロスなく立ち回って、逃げるシャルフジンをあと一歩で捕らえるところまで追い詰めて2着に好走。シャルフジンに比べて自在に立ち回れるタイプなので、距離が100m伸びる今回は逆転まであってもいいだろう。再度、内枠を引けたのも大きい。

プライルードは前走京浜盃で4着。血統的にさらなる距離延長は半信半疑も、前走は及第点を与えられる走り。どこからでも立ち回れるタイプなので、前走同様に差しに徹し、前が崩れた時には出番があるかもしれない。

シャルフジンは雲取賞→京浜盃と連勝し、主役としてクラシック一冠目を迎えるが、今回は同型揃い、確実にマークを受ける立場。前崩れの展開だったJBC2歳優駿ではナッジ、リコーヴィクターに先着を許しており、今回も似たような競馬になるのではないか。

最後にミゲル。前走クラウンカップの敗因がいまひとつ分からないものの、大井ではこれまでハイセイコー記念2着を含む【1.2.0.0】と安定した成績。コース替わりで変わり身があった時のために押さえておきたい。

羽田盃2022の印

◎⑬ナッジ
〇⑫リコーヴィクター
▲⑤フレールフィーユ
△②カイル
△⑪プライルード
△④シャルフジン
×③ミゲル

1番イルヴェント…特別戦で勝ち切れないレースが続いている馬。このメンバーでは分が悪いだろう。

6番クライオジェニック…キャリア4戦でまだ底を見せていない感じはあるが、2走前の雲取賞では一級線相手に壁を感じさせる敗戦。同型に強力なシャルフジンがいることを考えても、粘り込むのは難しいのでは。

7番リヴィフェイス…レースぶりからマイル前後が最適なイメージ。差しが決まる流れを考えても、前々で立ち回る本馬は買いづらい。

8番ライアン…平和賞勝ち以降、パタッと走らなくなっており、前走クラウンカップでは最下位に敗退。この手のディープインパクト産駒は調子を戻すのに時間がかかるので…

9番フウト…大崩れなく走っているが、前走クラウンカップではフレールフィーユに完敗だった。

10番コブラ…前走京浜盃では勝ち馬シャルフジンから1.9秒差の7着。一級線相手では分が悪いだろう。

14番ファルコンソード…戦ってきた相手が明らかに格下。このメンバーでは荷が重い。

15番ミヤギザオウ…前走クラシックトライアルではクライオジェニック、イルヴェントに敗退。このメンバーでは荷が重い。

羽田盃2022の買い目

ここは◎ナッジから相手を〇リコーヴィクター▲フレールフィーユに絞って勝負します。断然の1番人気シャルフジンに伏兵が競いかけていく展開を期待したいですね。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇▲ー〇▲△△△×(9点)…本線は2列目がリコーヴィクター、3列目がシャルフジンまで

馬連:◎ー〇▲(2点)…本線はリコーヴィクター絡み

馬単:◎→〇▲(2点)…同上

3連複で1列目にナッジ、2列目にリコーヴィクター、フレールフィーユ、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。本線は2列目がリコーヴィクター、3列目がシャルフジンまでです。

羽田盃2022の予想でした。