東京シンデレラマイル2020(大井)の予想です。

東京シンデレラマイル2020の出走馬は、ダノンレジーナ、サラーブ、マルカンセンサー、ラインカリーナ、アクアリーブル、ルイドフィーネなど16頭。大井競馬場1600mで行われるSIII戦。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

前回の牝馬限定重賞・クイーン賞は勝負度Cで×サルサディオーネ(3番人気)→○アッシェンプッテル(1番人気)→◎サルサレイア(7番人気)で当たりましたが、ここも買いたい馬がいるので楽しみです。

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東京シンデレラマイル2020の予想と見解です

大井1600mは内回りコース使用なので、差し、追い込み勢には厳しいコースだが、東京シンデレラマイルは年末の大一番のため、「生緩いレースにならない」のがポイントだろう。

過去3年の前後半の800mは、

19年49.7-51.2
18年49.8-52.1
17年49.7-51.2

で明らかな前傾ラップ。

特に昨年は逃げ、先行勢が総崩れし、◎オルキスリアン(9番人気2着)を筆頭に伏兵の差し、追い込み勢が突っ込んでくる波乱の結末だった(以下参照)。

◆19年の東京シンデレラマイルの結果

今年はトライアルを人気に応えて逃げ切ったダノンレジーナを目標に、サラーブらが追いかける展開。人気馬が前々で運ぶ以上、後続勢の動き出しも速くなるはずで、終いにしっかりと脚を使える馬に有利なレースになるのではないか。それでは予想にいきましょう。本命は…

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サルサレイアのもう一撃に期待したい

前走クイーン賞ではコース替わり、斤量減、展開面などを考慮して本命に推したが、地方転入後の戦績を振り返ると1戦毎にレース内容が良化しており、クイーン賞の激走は条件がハマった以上に馬自身が上昇曲線を描いていたのが大きな一因と見て良さそう。

2走前のシンデレラマイルトライアルは前後半の800mが51.1-49.3の超スローペース。本馬自身は上り最速タイをマークしたものの、ペースが遅過ぎたため、前との差を詰めるのが精いっぱいだった。それでも良化途上で展開不向きの中、あそこまで走れるなら、充実した状態で展開が向けば、ダノンレジーナ、サラーブに迫っても何ら不思議ではないだろう。西騎手も継続騎乗で感触を掴んでいるはず。

相手は能力最上位のダノンレジーナ

前走シンデレラマイルトライアルはスローペースに持ち込んでの逃げ切りだったが、2走前のJBCレディスクラシックでは好位追走からしぶとく踏ん張って4着に健闘。2走前のパフォーマンスはさすがに無視できず、例えペースが厳しくなっても地力で粘り込むのではないか。決して逃げ一辺倒ではないので、外から強引にハナを主張してくる馬がいるなら、好位のインでも何ら問題はないだろう。

3番手は消耗戦ならマルカンセンサーが怖い

正直、マイルは1ハロン短いものの、昨年の東京シンデレラマイルのようにレースの上りが40秒近くかかるなら、スタミナ豊富な本馬がしぶとく伸びてくるイメージは湧く。今夏以降、不甲斐ない走りが続いていたものの、前走クイーン賞では馬券圏内まであと一歩の4着に健闘。まだ終わったわけではない。

サラーブは前走シンデレラマイルトライアルで勝ち馬ダノンレジーナから0.3秒差の2着。当時、本馬の方が斤量は2キロ重かったので、同斤量で戦えるなら着差はもっと詰まっていい。ただこの血統は半兄のシャケトラもそうだが、スムーズな競馬ができないと脆い面があり、多頭数でごちゃつくと力を発揮できない可能性も。昨年の同レースも2番人気に推されて6着だった。

アクアリーブルは今年の3歳牝馬二冠馬。最終戦の関東オークスではレーヌブランシュの2着に敗れたが、クラシックでほかの南関東馬には一度も先着を許さなかった。近走は正攻法の競馬を続けているが、以前は差す形を取っていたので、控えても何ら問題はないだろう。

ルイドフィーネは古馬初対戦でも相手なりに走りそう。近走は3歳牝馬路線の番組の関係もあり、中長距離戦を走っているが、サウスヴィグラス産駒ならマイルくらいの方がむしろ合っているのではないか。

ラインカリーナは転入初戦のクイーン賞で6着に健闘。勝ち馬サルサディオーネからは大きく離されていたものの、3着サルサレイアからは0.2秒差だったので、南関東限定重賞なら通用する下地はあるか。ただ転入して馬が大きく変わった印象はなく、ここも善戦止まりかも。

ペタルーダは末脚堅実な差し馬。前走シンデレラマイルトライアルは超スローペースを早めに動いていったが、勝ち馬に上り37.0秒でまとめられてはさすがに出番がなかった。クロフネ×シンボリクリスエスのポテンシャル型。上りがかかっての消耗戦になれば、浮上の余地はある。

東京シンデレラマイル2020の印

◎③サルサレイア
○②ダノンレジーナ
▲⑥マルカンセンサー
△⑩サラーブ
△⑯ルイドフィーネ
△⑬アクアリーブル
×⑪ラインカリーナ
×④ペタルーダ

1番ロイヤルビクトリー…2走前の東京シンデレラマイルトライアルでは楽な先行策を打ちながらも、勝ち馬ダノンレジーナから1.3秒差の7着と完敗だった。このメンバーでは明らかに分が悪い。

5番エースウィズ…南関東のB1で二ケタ着順続きで…

7番ポッドギル…1000m以下のレースで結果を残してきた馬。昨年の同レースは16頭立ての14着に敗退。今年も苦戦必至だろう。

8番サンルイビル…昨年の同レースでは3着に好走したものの、今年に入ってから完全にスランプに。近走を見る限り、復調の兆しが全く見えない。

9番レイチェルウーズ…2歳時は無傷の4連勝で東京2歳優駿牝馬を制したが、桜花賞以降、パタッと走らなくなってしまった。早熟だった可能性大。

12番ゼットパッション…2走前の東京シンデレラマイルトライアルでは勝ち馬ダノンレジーナから2.1秒差の9着に敗退。ここも苦戦必至だろう。

14番カラースキーム…前走クイーンズオーディションでは東京プリンセス賞以来の実戦で勝利を収めたものの、相手に恵まれた面があったか。重賞では力不足なのでは。

15番ナンヨーオボロヅキ…南関東では明らかに分が悪く。高知に戻った方がいいのでは。

東京シンデレラマイル2020の買い目

サラーブが除外になってしまったので、最終的な印は以下の通りです。1番人気のダノンレジーナを追いかける存在として出来れば、出走して欲しかったですが、初心貫徹でサルサレイアから攻めます。

◎③サルサレイア
○②ダノンレジーナ
▲⑥マルカンセンサー
△⑯ルイドフィーネ
△⑬アクアリーブル
△⑪ラインカリーナ
×④ペタルーダ

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△×(9点)

馬連:◎ー○▲(2点)

3連単:○→◎⇔▲△△△(8点)

3連複で1列目にサルサレイア、2列目にダノンレジーナ、マルカンセンサー、3列目にワイド2点でもOK)。本線は2列目がダノンレジーナ、3列目がラインカリーナまで。正直、ダノンレジーナがこのメンバーで崩れるイメージが湧かないので、ほぼ2頭軸のつもりで買います。

あとは馬連でサルサレイアからダノンレジーナ、マルカンセンサーへ。

3連単を絞って買うならダノンレジーナが勝ち、サルサレイアが2、3着に入り、3列目に本線のラインカリーナまでが入る組み合わせ。サルサレイアは脚質的に勝ち切るより2、3着の可能性の方が高いと見ています。

東京シンデレラマイル2020の予想でした。