東京大賞典2020(大井)の予想です。

東京大賞典2020の出走馬は、JRAからテーオーケインズ、デルマルーヴル、ヒストリーメイカー、ダノンファラオ、オメガパフューム、ウェスタ―ルンド、ハナズレジェンドが出走。地方勢は、モジアナフレイバー、ノンコノユメ(以上、大井)、カジノフォンテン、ミューチャリー(以上、船橋)らが迎え撃ちます。大井競馬場2000mで行われるGI戦。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

JRAの掉尾を飾る有馬記念は◎クロノジェネシス→×サラキア→○フィエールマンで的中できたので(【有馬記念2020予想】最後も牝馬のクロノジェネシスが締める)、地方の大一番・東京大賞典もビシッと当てたいですね。ここも本命と対抗のワイド1点は堅いと思うので、残り1座席にどの馬が入るかだと思うんですけどね。

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なお東京大賞典当日は大井競馬場の全レース予想もnote限定で行いたいと思います。

12月29日(火)の大井競馬の全レース予想(東京大賞典除く)

東京大賞典2020の予想と見解です

今年の帝王賞&JBCクラシック勝ち馬クリソベリル、チャンピオンズカップを制したチュウワウィザード抜きで行われる年末の大一番。アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトが揃って不出走だった今年の有馬記念と同じく、真の実力馬が不在で行われる一戦となった。

そうなれば、主役は当然オメガパフュームだろう

大井2000mでは

18年ジャパンダートダービー2着
18年東京大賞典1着
19年帝王賞1着
19年東京大賞典1着
20年帝王賞2着
20年JBCクラシック2着

で【3.3.0.0】と無類の強さを誇っている馬。今年の帝王賞、JBCクラシックもクリソベリルがいなければ、本馬が完勝していたレース。そのクリソベリルが不在なら東京大賞典3連覇の偉業も非常に現実的なものと言える。

以前は終い一辺倒のイメージが強かったものの、馬自身の成長とともに位置を取れるようになっており、どんな展開になろうと不発に終わることはないはず。あとはミルコが自信を持ってこの馬の競馬をすれば、自ずと結果はついてくるのではないか。

今年の東京大賞典は「オメガパフュームの相手にどの馬をピックアップするか」が最大の焦点。そこで相手で大いに狙いたいのは…

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大井初参戦のウェスタールンド

前走浦和記念では小回り適性を評価して本命に推したが、逃げ、先行勢有利の展開になってしまい、差し届かずの3着。ゴール前の伸び脚は一番目立っており、決して悲観する内容ではなかった。差し馬でギアチェンジ力が高いため、小回りコースで安定した結果を残しているが、それはすなわち大箱コースが苦手というわけではない。実際に東京に次いで直線距離の長い中京競馬場のチャンピオンズカップで2着に好走しており、大井でもこの馬の力をフルに発揮できるだろう。

鞍上の藤岡祐介騎手とのコンビでは【2.2.1.0】(ダート戦に限る)と複勝率100%。同騎手は先週日曜日のフォーチュンカップのスズカフロンティアなどを見ても、ダートの差し競馬が非常に上手く、なにより癖を知り尽くした同馬とのコンビならここも堅実に追い込んでくるだろう。隣枠に断然人気のオメガパフュームがいるので、藤岡祐介騎手にしてもレース運びがしやすいのではないか。

3番手はノンコノユメの巻き返しが怖い

これまで大井2000mのG1は

15年ジャパンダートダービー1着
16年帝王賞2着
16年東京大賞典4着
19年帝王賞3着
19年東京大賞典2着
20年JBCクラシック10着

で【1.2.1.2】とオメガパフュームほどではなくても安定した成績を残している。大崩れしたのは休み明けのJBCクラシックのみ。前走勝島王冠で再びパフォーマンスを上げてきたので、叩き3走目の今回は上位争いに加わっても不思議ではないだろう。クリソベリル、チュウワウィザード不在なら馬券圏内に届くはず。

ミューチャリーは前走JBCクラシックで4着に健闘。オメガパフュームとの逆転は難しくても、当時の勝ち馬と3着馬が不在なら馬券圏内に届いていいだろう。前走のように道中で溜めを作れれば、終いに切れる。

最後にモジアナフレイバー。昨年の東京大賞典ではオメガパフューム、ノンコノユメに次ぐ3着に好走した馬。正直、2000mは気持ち長いものの、3着の座席なら再びチャンスがあるだろう。この距離ならできるだけコースロスなく回りたいので、内目の枠を引けたのはプラス。

東京大賞典2020の印

◎⑦オメガパフューム
○⑨ウェスタールンド
▲⑧ノンコノユメ
△⑯ミューチャリー
△③モジアナフレイバー

1番テーオーケインズ…2勝クラス→摩耶ステークスと連勝で挑んだ前走ベデルギウスステークスはクラスの壁をやや感じさせる結果だった。このメンバーに入ると力負けするのでは。

2番デルマルーヴル…2走前のJBCクラシックでは2着オメガパフュームから1.2秒差の6着。近走はJpnIIやJpnIIIでも勝ち切れないレースが続いており、G1では荷が重いのでは。

4番ヒストリーメイカー…重賞でワンパンチ足りない結果が続いており、G1で上位争いするイメージが湧かず。

5番ダノンファラオ…典型的なストレスに弱いAmerican Pharoah産駒のイメージ。オメガパフュームらが早めに押し上げてくれば、そこでお役御免なのでは。追い比べでは明らかに分が悪い。

6番ワークアンドラブ…行き切れば、しぶとい面はあるものの、G1ではさすがに荷が重い。

10番ハナズレジェンド…初ダートのカノープスステークスで鮮やかな差し切り勝ちを決めたが、展開と相手関係に恵まれての勝利だった。G1で即通用するようなパフォーマンスではなかった。

11番ノーブルサターン…地方馬同士でも分が悪い。後方からじっくりと運び、バテた馬を交わすだけで終わるだろう。

12番クロスケ…大井に戻ってからの2戦が冴えず。ピークを過ぎたと判断していいのでは。

13番ナイトオブナイツ…初ダートなので絶対ないとは言えないが、血統背景的にダートで走るイメージが湧かない。

14番カジノフォンテン…前走勝島王冠ではノンコノユメ、モジアナフレイバーを押さえて勝利しているので、それなりに評価する必要はあるものの、【9.0.1.7】の戦績が示す通り、ピンかパーかのタイプ。勝ち切れないと判断するなら、4着以下に敗れると見ていいのでは。同型・ワークアンドラブもいるので、前走のような楽逃げはまず見込めない。

15番エイシンスレイマン…近3走を見ると、ダート適性に大きな疑問が残る。参加するだけだろう。

東京大賞典2020の買い目

ここは◎オメガパフューム、○ウェスタールンドの2頭がアタマひとつ抜けていると見ているので、その2頭から印を打った馬へ流します。

【参考買い目】

3連複:◎ー○ー▲△△(3点)…本線はミューチャリーまで

馬連:◎ー○(1点)

3連単:◎○→◎○→▲△△(6点)…本線はミューチャリーまで

3連複でオメガパフューム、ウェスタールンドから印を打った馬へ。本線はミューチャリーまでです。相手を絞っているので、馬連も保険的な意味合いで押さえておきたいですね。

ボーナスの3連単はオメガパフューム、ウェスタールンドのワンツーで決まる組み合わせ。ウェスタールンド→オメガパフュームも押さえるつもりですが、順当にオメガパフューム→ウェスタールンドで入る方が可能性は高いと見ています。

東京大賞典2020の予想でした。