(@h_r_p_studio さんの写真。)
宝塚記念2016の予想考察です。
宝塚記念2016の出走馬は、ドゥラメンテ、キタサンブラック、アンビシャス、シュヴァルグラン、ラブリーデイなど。マジェスティハーツが道悪を嫌って回避したため、17頭立てとなりました。
本日、枠順が確定したので、サクッと展開、隊列を考察していきたいと思います。
ワンアンドオンリー&田辺騎手の奇襲逃げある
枠順確定後、各馬の隊列を考えてみました(図参照)。
一般的に逃げるのはキタサンブラックだと思われていますが、私はワンアンドオンリーが行くと思います。鞍上は田辺騎手。安田記念の時にも「ロゴタイプが逃げる」と書きましたが、ここもイチかバチかで行くんじゃないでしょうか。天皇賞(秋)のクラレントもそうですが、行く馬がいない時は自分で行く騎手です。
天皇賞(春)を逃げ切ったキタサンブラックは無理に行かなくてもいいタイプ。大阪杯、天皇賞(春)は結果的に逃げた感じで、無理に押して行ったわけではありません。ワンアンドオンリー&田辺騎手が行く気を見せるなら、武豊騎手は2番手からの競馬を選択するでしょう。
天皇賞(春)で本命に推したカレンミロティックは苦しい競馬になりそう。この枠だと前に壁を作れない可能性が高そうですし、天皇賞(春)とは一転、やや外々を回る形になりそうです。
天皇賞(春)3着のシュヴァルグランは意外と好ポジションを確保しそう。福永騎手自身、天皇賞(春)は差し損ねた気持ちが強いでしょうし、ここはキタサンブラックを意識して前目に付けるはず。福永騎手はスタートセンスがいいので、この枠からポンと出れば、キタサンブラックの後ろにつけるのはそれほど難しいことではないでしょう。
注目のドゥラメンテの位置取りは中団くらいと予想します。デムーロ騎手ですし、前々で運びたい気持ちは強いと思いますが、そもそもスタートが速くない馬。内からキタサンブラック、ワンアンドオンリー、シュヴァルグラン、ラブリーデイが前々で運び、外からカレンミロティック、サトノノブレス、サトノクラウンも前々で運ぶために切り込んでくるとなれば、自然と中団に収まる気がします。
アンビシャスはこの枠を引いた以上、横山典弘騎手の性格を考えても、キタサンブラックを徹底マークして進めそう。さすがにこの枠で後ろからの選択を取る可能性は低いのではないでしょうか。
ペースはスロー~ミドルを想定。仮にキタサンブラックが逃げるとしても、大阪杯と天皇賞(春)のラップを考えれば、スローに近いミドルペースで進んでいくでしょう。近2年の宝塚記念と同様に序盤はゆったりと流れ、ラスト4ハロン勝負になると見ます。
宝塚記念2016で展開が向きそうな馬は?
上記のような展開を想定しているので、ある程度のポジションに収まる馬のほうが有利だと見ています。ただ昨年の宝塚記念を見ても分かる通り、スローペースでも差しが決まるのが阪神コース。先行馬から入るにしても、差し馬を軽視しないようにしたいですね。とりえあず流れが向きそうだなと思うのは、
シュヴァルグラン
です。福永騎手が位置を取れるかどうかですが、内にワンアンドオンリー、キタサンブラックと前に行く馬がいるので、福永騎手に前への意識があれば、好位に収まるのではないでしょうか。
これまでのレースを見ても阪神コースが間違いなくベスト。血統的にもトニービンの血を引いている馬(父ハーツクライの母父がトニービン)は宝塚記念と相性がいいですし、いかにも走りそうな雰囲気がありますね。道悪も大丈夫でしょう。
本命に推すかはまだ分かりませんが、印上位にはする予定です。
以上、宝塚記念2016の予想考察でした。