エリザベス女王杯2022の予想です。

エリザベス女王杯2022の出走馬は、デアリングタクト、スタニングローズ、ナミュール、ジェラルディーナ、アカイイトなど18頭。阪神芝2200mで行われる牝馬限定のG1戦です。

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エリザベス女王杯2022の予想です

今年のエリザベス女王杯も宝塚記念と同じ阪神芝2200mで実施。同コースは欧州型のタフなレースになりやすく、昨年は持久力に優れているキズナ産駒のアカイイトが勝利。今年は朝から雨予報が出ており、メインレース頃には重~不良まで悪化している可能性が高そう。例年にも増してタフさが要求されるレースになるのではないか。

本命はアカイイトが阪神芝2200mで輝きを取り戻す

昨年のエリザベス女王杯では単勝64.9倍の伏兵だったが、終わってみれば、2着馬に2馬身差をつける完勝劇。展開や枠順に恵まれた面はあったものの、阪神芝2200mへの高い適性を見せつけた一戦だった。その後は苦戦が続いているものの、近2走は東京の高速芝で全くの参考外。3走前の大阪杯は前に行った馬が止まらないレースで物理的に差せない展開だった。近走の苦戦は単純に本馬が力を発揮しづらい条件を使われているのが原因と捉えていいだろう。今回は1年ぶりのベスト条件。当日の雨予報は本馬にとってプラスに働くはずで、あとは上りがかかっての消耗戦になれば、今年も外からじわじわと伸びてくるのではないか。

相手はウインマリリンの粘り込みが怖い

昨年のエリザベス女王杯は不可解な敗戦だったが、2年前の同レースでは差し、追い込み勢が上位独占する中、先行して4着に粘り込んだ馬。2走前の宝塚記念ではハイペースを先行して7着に踏ん張っており、阪神芝2200mが決して苦手なわけではないだろう。内をロスなく立ち回って粘り込むイメージが強いものの、エリザベス女王杯に限れば、外からリズム良く運んだ方が上位に加わるチャンスがあるのではないか。昨年の天皇賞(春)が中団から差して5着。控えても力を発揮できるタイプだ。鞍上のレーン騎手も頼もしい。

3番手は上位人気勢ならデアリングタクトを信頼したい

前走オールカマーは内、前で立ち回った馬が止まらず、後方から外々を回った本馬には苦しいレースになってしまった。2走前の阪神芝2200mで行われた宝塚記念では3着に好走。舞台適性は高く、勝ち星からやや遠ざかっているのは気になるものの、得意舞台で牝馬限定戦なら無様な競馬はできないだろう。枠順はもう少し外が理想だったものの、馬群を割ることもできるので、内枠だからといって嫌う必要はないだろう。

マジカルラグーンは英オークス→愛オークスと連勝していたスノーフェアリーに比べると一枚落ちるかもしれないが、今年の愛オークスを制している立派な実績の持ち主。前走ヨークシャーオークスでは5着に終ったものの、相手が揃っていた上に直線で内の伸びづらい位置にいたのも影響したか。芝2200mは海外勢にとって走りやすい条件で、00年以降、同条件のG1に出走した海外勢は【3.2.1.13】(勝率15.8%、連対率26.3%、複勝率31.6%、単回収率166%、複回収率172%)。直近では18年宝塚記念に出走したワーザーが10番人気2着と好走しており、マジカルラグーンもここで一撃あってもいいだろう。Galileo産駒なら道悪でタフな馬場は向くはず。

ジェラルディーナは前走オールカマーが内枠からロスなく立ち回れたとは言え、強い内容。これまでは決め手鋭いイメージがあったものの、展開が不向きだった阪神芝2200mの京都記念でも好レースを見せており、意外とタフな持久力戦向きなのかもしれない。外からアカイイトが突っ込んでくるなら本馬にも好走のチャンスはあるだろう。

スタニングローズは欠点という欠点がなく、ここも大崩れなく走ってきそうだが、紫苑ステークスや秋華賞のように立ち回りが問われるレースでこそ良さが生きる印象。決して地力がないわけではないものの、外差しが利く展開になると後続勢に飲み込まれる可能性はあるか。

アンドヴァラナウトは古馬になって目立った結果が出ていないものの、適性のあるレースを走れていない印象。バテずにじわじわと伸びるイメージなので、阪神芝2200mは合っているのではないか。ムーア騎手が騎乗できるのももちろん魅力。

イズジョーノキセキは前走府中牝馬ステークスが買い時だったかもしれないが、自己条件の身で挑んだ昨年のエリザベス女王杯でも5着に健闘している馬。阪神芝2200mへの適性はあるはずで、前走の勝利をフロック視しない方がいいだろう。

ウインマイティーは長期休養明け後、結果が出ていなかったものの、ここに来てマーメイドステークス1着→京都大賞典3着と自信を取り戻した様子。阪神芝への相性が良く、3歳時に挑んだエリザベス女王杯では14着に終っているが、流れに乗りやすそうな外枠を引けた今年は侮れないかもしれない。

テルツェットは阪神芝2200m替わりがどうかも、追っての良さがウリ。池添騎手とも手が合っているイメージで、ラスト3ハロンくらいの競馬に徹すれば、多少の怖さはある。

ルビーカサブランカは愛知杯勝ち後、苦戦が続いているものの、前走クイーンステークスでは勝ち馬テルツェットから0.1秒差の4着と見せ場のある走り。阪神芝2200mは準オープン勝ちを果たした舞台で、タフな消耗戦になれば、浮上の余地はあるかもしれない。

ナミュールは前走秋華賞で勝ち馬スタニングローズから0.1秒差の2着に好走。能力的には通用しても驚けないが、もう少し短い距離の方が合っていそうで、距離延長の今回は期待より不安の方が大きい。

最後にピンハイ。前走西宮ステークスは秋華賞に出走していても勝ち負けに加わっていたのでは?と思わせるパフォーマンス。同世代のスタニングローズ、ナミュールにヒケを取らないポテンシャルを秘めているものの、小柄な牝馬でタフな消耗戦向きではないかもしれない。

エリザベス女王杯2022の印です

◎⑭アカイイト
〇④デアリングタクト
▲⑤マジカルラグーン
△⑱ジェラルディーナ
△⑩スタニングローズ
△⑧アンドヴァラナウト
×⑦イズジョーノキセキ
×⑰ウインマイティー
×⑯テルツェット
×⑫ルビーカサブランカ
×⑪ナミュール
×③ピンハイ

以上、エリザベス女王杯2022の予想でした。