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オークスス2018の予想です。

オークス2018の出走馬は、アーモンドアイ、ラッキーライラック、サトノワルキューレ、リリーノーブルなど17頭。トーセンブレスが出走取消となりました。東京競馬場芝2400mで行われる3歳牝馬限定のG1戦です。

土曜日は全体的にかみ合わず。残念ながら良くない時は良くないという一日でした。最近は日曜日のほうが良かったりするので、また日曜日に頑張りたいと思います。

東京芝2400mのG1は大井中距離と同じく相性のいい条件。今週のオークスか来週のダービーのどちらかはガツンと当てたいところです。

5月20日(日)の平場の勝負レースはこちらから(当日の9時ごろに掲載します)。

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オークス2018の予想です

オークスはダービーよりもポテンシャル勝負になりやすいレース。桜花賞から舞台はガラッと変わるが、阪神芝1600mもポテンシャル勝負になりやすいため、桜花賞の結果は基本的に直結する。過去10年で桜花賞1~3着と4着以下のオークスの成績はは、

桜花賞1~3着【6.4.4.13】(勝率22.2%、連対率37.0%、複勝率51.9%、単回収率86%、複回収率125%)
桜花賞4着以下【2.1.1.52】(勝率3.6%、連対率5.4%、複勝率7.1%、単回収率68%、複回収率25%)

と着順が良ければ成績もいいという結果。桜花賞4着以下から巻き返したのは、08年1着トールポピー(阪神JF1着)、13年1着メイショウマンボ(フィリーズレビュー1着)、15年2着ルージュバック(きさらぎ賞1着)、17年3着アドマイヤミヤビ(クイーンC1着)。すべて重賞勝ち馬だった。

今年の桜花賞は前後半の800mが46.6-46.5とバランスの取れたラップを刻み、まさにポテンシャルが問われたレース。例年通り、オークスで結果がガラッと変わることはないだろう。

本命はアーモンドアイの二冠が濃厚と見た

桜花賞は1頭だけ別次元の末脚で差し切り勝ち。2着ラッキーライラックとは0.3秒差だったが、それ以上に能力差を感じさせる走りだった。スタート力のなさ、追い込み一辺倒のスタイルはリスクに見えるが、それが露呈するのは古馬との対戦になってからだろう。同世代の牝馬同士なら能力の違いで圧倒できる。父はロードカナロアも、母はオークス2着のフサイチパンドラ。道中での力みがないので、東京芝2400mに変わっても心配はいらない。自分の競馬に徹しやすい7枠13番。外目をスムーズに回ってくれば、自ずと結果はついてくる。

相手は好枠を引いたラッキーライラック

桜花賞はアーモンドアイに完敗だったとはいえ、不利な1枠1番を引き、正攻法の競馬で挑みながら2着に粘り込んでおり、中身の濃い競馬だった。対リリーノーブル、マウレアには3戦3勝。勝負付けはすでに済んでおり、桜花賞組ではアーモンドアイの次に評価せざるを得ない。近親にミッキーアイルやアエロリットらがいる血統。マイルで強過ぎるのはやや不安だが、1枠2番なら前に壁を作りやすく、直線に向くまでに脚を溜められそう。アパパネでも勝てるのがオークスなので、同世代の3歳牝馬同士なら距離延長だけでそこまで割り引く必要はないか。

3番手はリリーノーブル

桜花賞1、2着馬にはやや劣るものの、桜花賞組では着順通り3番手に評価したい馬。気性的にやや難しい面があるので、折り合いはカギになるものの、前に壁を作れそうな1枠1番を引けたのはプラス。あとは川田騎手が上手く誘導してくれれば、再度上位争いに加わってもいいだろう。ただアーモンドアイはもちろん、ラッキーライラックに先着するには相手の凡走待ちの面がある。

伏兵ならパイオニアバイオが面白い。フローラステークスは展開に恵まれての2着だったが、レースセンスがあるため、常に恵まれるようなタイプ。今回、フローラステークス勝ち馬サトノワルキューレが3番人気に推されているのに対し、本馬は完全な伏兵扱いになっており、サトノワルキューレとのオッズ差を考えると、買うべきはこちらのほうか。フローラステークスでは馬体重を+12キロと増やして出走し、パフォーマンスも上昇。ここに来て力をつけており、本番でパフォーマンスをもう一段上げられれば、上位争いしても不思議ではないか。近親にレインボーラインがいて、父は菊花賞馬キセキを輩出しているルーラーシップ。距離延長はプラスに働きそうだ。

レッドサクヤは桜花賞組で最も着順の悪い馬だが、5着マウレアとはタイム差なしの競馬。レース内容も淀みのないペースの中、前々でしぶとく踏ん張っており、決して悪くなかった。マウレアがそれなりに売れるのであれば、本馬がノーマークになるのはおかしいだろう。人気を考慮してマウレア>レッドサクヤの順位付けにしたい。

マウレアは桜花賞1~3着馬との逆転は難しいかもしれないが、競馬はあくまでも相対的なものなので、リリーノーブル、ラッキーライラックのどちらかが距離の壁にぶつかれば、本馬にも自ずとチャンスが巡ってくるだろう。一角崩しをするなら、道中でできるだけロスを避けたいので、内枠はプラスだろう。

大穴で期待したいのは、フラワーカップで本命を打ったウスベニノキミ。そのフラワーカップでは鞍上が折り合いを気にし過ぎて後手後手の競馬。それでも直線だけで4着まで追い上げており、能力の高さを示した一戦だった。次走フローラステークスは前残りの中、外を回って勝ち馬サトノワルキューレから0.4秒差の6着。近2走は決して力負けではないだろう。高速馬場に対応できるかがカギも、バテずにどこまでも伸び続けられるタイプ。距離延長で位置取りが少しでも前になり、持続力を生かすことが出来れば、意外と面白いのではないか。

カンタービレはフラワーカップで桜花賞4着トーセンブレスを下して勝利。トーセンブレスを基準に考えれば、トーセンブレス、マウレアくらいには評価していいだろう。キャリアはまだ4戦。上積みの余地を残しており、前走以上のパフォーマンスを出せれば、上位進出のチャンスもあるだろう。ただ調教後の馬体重が434キロ。間隔を空けたにも関わらず、フラワーカップ以上に減る可能性があり、さらに減るようだと軽視したほうがいいかもしれない。

サトノワルキューレはフローラステークスが着差以上に強い勝ち方。純粋な能力だけでいえば、ラッキーライラックあたりと互角かもしれないが、レースセンスのなさに加え、数字ほどスパッと動けるタイプではなく、スローペースの加速力勝負&高速馬場自体は決してプラスではないはず。道中は最後方に近い位置取りになりそうで、取りこぼしも考えられるだろう。

最後にロサグラウカ。常識的に厳しいかもしれないが、2戦2勝でまだ底を見せておらず、上昇の余地はありそう。近親のローズキングダムはジャパンカップを制覇し、母母ローズバドはオークス2着。そこまでの器かは疑問も、東京芝2400mでやや不気味さはある。

オークス2018の印です

◎⑬アーモンドアイ
○②ラッキーライラック
▲①リリーノーブル
△⑪パイオニアバイオ
△③マウレア
△⑩レッドサクヤ
×⑮ウスベニノキミ
×⑤カンタービレ
×⑧サトノワルキューレ
×⑰ロサグラウカ

以上、オークス2018の予想でした。