(@h_r_p_studio さんの写真。)
オークス2018の予想考察です。
オークス2018の出走予定馬は、アーモンドアイ、サトノワルキューレ、ラッキーライラック、リリーノーブル、マウレアなど。東京競馬場芝2400mで行われる3歳牝馬限定のG1戦です。
まずは最初にお知らせから。
今週火曜日に発売される週刊SPA!の「猿マネ ギャンブルで30万円勝つ!」の特集に『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』を上梓されたTaroさんと対談させて頂きました。
いかにして30万円勝つか、というお話からオークス、日本ダービーの展望までお話しさせて頂きました。420円ですので良ければご購入ください。個人的にはエロを変えた日本人30人という特集が気になります(笑)
さて先週の振り返りですが、全体的にはコツコツと当たって(特に日曜日のほうが好調でした)、トータルでもプラスで終了。メインレースの頃にはプラスが確定していたので、楽な気持ちで3場のメインレースを迎えていたのですが、赤倉特別を手堅く当てた後の栗東ステークス、ヴィクトリアマイルがなんとも惜しかった。
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≪京都11レース 栗東ステークス 勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫
◎⑫ブラゾンドゥリス(6番人気2着)
○⑧ファッショニスタ
▲⑥ウインムート(3番人気1着)
△⑯エポック
△①ワンミリオンス
△⑦タガノエスプレッソ
×⑬プレスティージオ
×⑮メイショウボンロク
×⑪マッチレスヒーロー
×⑩キクノストーム
本命はブラゾンドゥリス。東京ダート1400m巧者のイメージがあるが、右回り【2.4.1.1】に対し、左回り【5.2.2.8】と右回りのほうが安定している馬。3走前のギャラクシーステークスでは直線で狭いラチ沿いからしぶとく伸びて2着を確保しており、関西圏のダート1400mでも結果を残している。近2走の敗戦で人気を落としているが、実績のある条件に変われば、巻き返してくるはず。やや揉まれ弱い面があるので外目の枠を引けたのもプラスだろう。
相手は昇級初戦も相手なりに走りそうなファッショニスタ、行き切れば変わるウインムートが有力。
馬券は3連複で1列目にブラゾンドゥリス、2列目にファッショニスタ、ウインムート、3列目に印を打った馬へ流したい(ワイド2点でもOK)。本線はメイショウボンロクまで。
【参考買い目】
3連複:◎ー○▲ー○▲△△△××××(15点)…本線はメイショウボンロクまで
≪東京11レース ヴィクトリアマイル 勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫
◎④ジュールポレール(8番人気1着)
○⑩アエロリット(3番人気4着)
▲②ミスパンテール
△⑥レッドアヴァンセ(7番人気3着)
△⑦カワキタエンカ
△⑪アドマイヤリード
×⑯リスグラシュー(1番人気2着)
東京はお昼過ぎから雨が降るか微妙なところ。一応、良馬場前提ですが、◎ジュールポレールは馬場が多少渋っても大丈夫でしょう。ここは前、内で決め打ちします。
馬券はワイド&馬連でジュールポレールからアエロリット、ミスパンテール、レッドアヴァンセ、カワキタエンカまで。印はアドマイヤリード、リスグラシューまで回しましたが、馬券は切ります。あとはボーナスとして3連複を抑える。
【参考買い目】
ワイド:◎ー○▲△△(レッドアヴァンセ、カワキタエンカ)(4点)
馬連:◎ー○▲△△(レッドアヴァンセ、カワキタエンカ)(4点)
3連複:◎ー○▲△△ー○▲△△(6点)
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京都11レースはワイドも馬連も押さえておらずヒモ抜け。ヴィクトリアマイルは印の上では気持ちよく当たりましたが、リスグラシューが切実に入らなかったですね(苦笑)。実馬券も参考買い目+3連単勝負で、ジュールポレール→レッドアヴァンセ→アエロリットなら皐月賞に次ぐ特大ブチかましだったのですが、あと一歩及ばず。それでも3連複など的中報告も頂けたのでガツンと的中された方はおめでとうございました。
今週はオークス、来週は日本ダービーと大井の中距離G1並みに得意な東京芝2400m。運もよくA指定席に当選したので、あとはブチかますだけだと思っています(笑)
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目次
オークス2018の予想のポイント
オークスはポテンシャル勝負、ダービーは立ち回り勝負
今週から2週続けて東京芝2400mでG1が行われます。
今週は3歳牝馬の頂点を決めるオークス、来週は世代最強馬を決めるダービー。舞台設定が全く同じなので、同じ思考法で考えてしまいがちですが、基本的には
オークス⇒ポテンシャル勝負
ダービー⇒立ち回り勝負
と捉えていいでしょう。
まずオークスはダービーと異なってポテンシャル勝負になりやすいレース。これはおそらくこの時期の3歳牝馬にとって東京芝2400mは過酷な条件だからというのが大きく、純粋なポテンシャルが結果に直結します。
「距離延長がどうか」「東京芝2400mに向いた血統か」などを細かく考えるより、純粋に強い馬を買うのがベスト。舞台設定は1冠目の桜花賞からガラッと変わりますが、オークスでは桜花賞の着順がデータ的にも完全に直結しており、そもそも阪神芝1600mがポテンシャルを問われやすいコースなのですから、桜花賞の結果は重視すべきでしょう。
一方、ダービーは開催週のコース替わりによって内有利になりがち。外を回って差し切るのは困難で、立ち回り勝負になりやすいレースです。ロジユニヴァース、ワンアンドオンリー、マカヒキ(すべて1~3番ゲート)など。「ダービーが生涯最高の輝きだった」という馬が多いのは決して偶然ではなく、ダービーにおいてはポテンシャルよりもどの枠を引くかという運が結果に直結するからです。
アーモンドアイ、ラッキーライラックは人気を集める以上、「距離が伸びて同等のパフォーマンスを見せられるか」というのは考えるべき要素ではありますが、重箱の隅をつつくようなことはすべきではないでしょう。
速い上りを繰り出せるかがカギ
「オークス=ポテンシャル勝負」ですから単調な行った行ったや前残りにはならず、ゴールまでしっかりと伸び続けられるかがカギになります。
以下にまとめたのは過去5年のオークス3着以内馬と上り。ご覧いただければ分かる通り、3着以内馬15頭のうち11頭は上り3位以内をマークしていました。
◆過去5年のオークス3着以内馬と上り(13~17年)
早めに動いたルージュバックが直線に向くまでにじっと我慢していたミッキークイーンに差されたのなんかはまさに印象的ですね。もう少しわかりやすく、オークスの上り別成績をまとめると以下の通りです。
◆過去5年のオークスの上り別成績(13~17年)
ほとんど上り3位以内をマークした馬の戦いといっていいでしょう。上り6位以下は絶望的な成績。「どの馬が強いか」と同じくらい「どの馬が速い上りを出せるか」という視点も重要です。
オークス2018の予想オッズ
予想オッズも書いていきます。
人気 | 馬名 | 単勝オッズ |
---|---|---|
1 | アーモンドアイ | 1.9 |
2 | サトノワルキューレ | 4.0 |
3 | ラッキーライラック | 4.1 |
4 | リリーノーブル | 10.5 |
5 | マウレア | 10.9 |
6 | トーセンブレス | 15.4 |
7 | カンタービレ | 25.3 |
8 | オールフォーラヴ | 30.1 |
9 | ロサグラウカ | 41.0 |
10 | レッドサクヤ | 57.8 |
1番人気はアーモンドアイ。父ロードカナロアで距離不安説もありますが、「オークスでは距離があまり関係ない」というのは玄人であればあるほどそう思っているでしょうし、距離不安がオッズに大きく影響を及ぼすことはなさそう。単勝オッズは1倍台後半と見ます。
2番人気はサトノワルキューレ。M・デムーロ騎手が騎乗し、アーモンドアイとは未対戦の分、期待込みで単勝はラッキーライラック以上に売れそう。単勝オッズは4倍前後でしょうか。
3番人気はラッキーライラック。桜花賞ではアーモンドアイに完敗でしたが、アーモンドアイより前に行けるのは大きな強み。「展開ひとつで逆転可能」と見る向きもあるでしょう。単勝オッズは4倍台前半と予想します。
以下、リリーノーブル、マウレア、トーセンブレス、カンタービレ、オールフォーラヴ、ロサグラウカ、レッドサクヤと続きそうです。
オークス2018のイチオシ馬は…
まず今年のオークスは荒れないでしょう。
阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞の結果を振り返ると、
●阪神ジュベナイルフィリーズ
1着ラッキーライラック(2番人気)
2着リリーノーブル(3番人気)
3着マウレア(4番人気)
●桜花賞
1着アーモンドアイ(2番人気)
2着ラッキーライラック(1番人気)
3着リリーノーブル(3番人気)
と2戦ともガチガチの決着。
阪神ジュベナイルフィリーズの1番人気ロックディスタウンはいま振り返れば罠でしたし、阪神ジュベナイルフィリーズも桜花賞も上位人気が崩れずに走ったレースといえます。どう考えても世代の能力差がハッキリしていますし、オークスはそもそも阪神ジュベナイルフィリーズや桜花賞よりもポテンシャルが問われるわけですから、その2戦の結果からガラッと変わることは考えられません。
その上で現時点の本命候補は、
リリーノーブル
です。
2戦目の白菊賞以降はチューリップ賞を除けば、すべて本命を打ってきた馬(そのチューリップ賞は◎サヤカチャンで、本馬が対抗。馬券的な意味では本命級の扱いでした)。浮気をしないでしつこいくらいに狙っていますが、すべて馬券圏内に好走してくれています。なぜそこまで追いかけるのか?と言われれば、やはりレースセンスが抜群だからです。
アーモンドアイとサトノワルキューレは出遅れ&大外ぶん回し濃厚、ラッキーライラックは気性的に完全に信頼できるタイプではなく、総合的に考えれば、欠点が最も少ないのが本馬といえるでしょう。オークスはレースセンスよりポテンシャルなわけですが、そのポテンシャルも阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞で証明済み。レースセンスはないよりあったほうがいいですし、レースの流れが向き、信頼できる川田騎手が上手く乗ってくれれば、今回こそ1着で駆け抜けるシーンもあのではないでしょうか。
以上、オークス2018の予想考察でした。