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NHKマイルカップ2020の予想です。
NHKマイルカップ2020の出走馬は、レシステンシア、タイセイビジョン、サトノインプレッサ、ルフトシュトローム、サクセッションなど18頭。東京競馬場芝1600mで行われる3歳限定のG1戦です。
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NHKマイルカップ2020の予想です
メンバーを見渡すと、逃げ、先行勢が手薄で、明確に逃げたいのはレシステンシアのみ。そのレシステンシアも何が何でもというタイプではなく、行けるなら行きたいくらいの構えだろう(ただ内目の枠に入ったので、被されるのを嫌って先手は主張してくるはず)。各馬が前のレシステンシアを目標にすれば、決して生ぬるい展開にはならないと思うが、それでも前、内でロスなく立ち回った馬が有利なレースになるのではないか。
直近2年は差し比べになっているが、クラリティスカイとアルビアーノの先行馬2頭で決まった15年、2番手のアエロリットと逃げたボンセルヴィーソが1、3着に入った17年など、年によって決まり手が異なるのがNHKマイルカップ。今年は逃げ、先行勢が活躍する年になると見た。
本命は3走連続になるが、プリンスリターンを追いかける
前走アーリントンカップは、前後半の800mが45.7-48.6という明らかな前傾ラップの中(2、3ハロン目に10秒台のラップを計測)、2番手追走4コーナー先頭からの粘り込み。逃げたノルカソルカは4コーナーで力尽きてバタバタになっており、文字通り負けて強しの競馬だったと解釈していいだろう。それでも勝ち馬タイセイビジョンとは0.4秒差。展開ひとつで逆転の計算が十分に立つ走りだった。そもそも2走前のシンザン記念で一騎打ちを演じたサンクテュエールは桜花賞で3番人気6着。近2走のパフォーマンスは地味に高い。
今回は隣枠にレシステンシアがいるので、原田騎手はルメール騎手のお尻を追いかければいいだけ。近2走は直線で早々と先頭に立って目標になってしまったが、今回は前に目標がいる分、レース運びもしやすいだろう。父ストロングリターンは東京巧者で安田記念勝ち馬。意外とこのコースでも走れるのではないか。NHKマイルカップは勝浦正樹騎手、柴田大知騎手、藤岡祐介騎手など、苦労人がここで平地G1初制覇というケースがよくあり、原田騎手にもその仲間入りに期待したい。
相手はレシステンシアが普通に強い
前走桜花賞は負けた相手が悪かっただけで、例年なら本馬が勝利していたレース。今回は前走よりも戦いやすいメンバーなので、マイペースの逃げを打てれば、4年前のメジャーエンブレムのように簡単には止まらないのではないか。左回りは初めてになるが、ダイワメジャー×デインヒル系のLizard Islandの血統なら東京マイルはむしろ真骨頂だろう。
3番手は牝馬のギルデッドミラーが侮れない
前走アーリントンカップでは勝ち馬タイセイビジョンから0.3秒差の2着に敗れたが、本馬の方が前々で立ち回っており、展開的には厳しかったはず。芝1600m以下に限れば、【2.2.1.0】と大崩れしておらず、ソツなく乗れる福永騎手なら堅実に走ってくるイメージが浮かぶ。少なくてもオッズほどタイセイビジョンと差はない。
タイセイビジョンは能力上位も、捌けるかどうかが最大の焦点。前走アーリントンカップは12頭立ての少頭数かつ直線でバラけたのが大きかった。今回はあそこまで内がポッカリと空くことはなさそうで、人気を集めるのであれば、不利等を受ける可能性を考慮しておいた方がいいだろう。
サトノインプレッサは素質だけならレシステンシアにもヒケを取らないと見ているが、頭数増、出遅れ癖、枠順等を考えると、道中は最後方に近い位置取りになりそう。内、前で立ち回るプリンスリターンやレシステンシアを上位に評価する手前、重い印はなかなか打てない。
サクセッションは折り合いを欠いたデイリー杯2歳ステークスを除けば、マイルで3戦3勝。前走スプリングステークスもよく走っており、テン乗りの鞍上としっかりとコンタクトが取れれば、ここでも上位争いに加わってきていいだろう。
ボンオムトゥックは上位評価しているアーリントンカップ組の1頭。ここで好走するにはもう一段上のパフォーマンスが求められるが、クロフネ×ダイワメジャーの血統なら東京芝1600mで激走があっても驚けない。近親に安田記念勝ち馬アサクサデンエンなどがいる。
最後にルフトシュトローム。デビューからマイル戦のみ使って3戦3勝。人気を考えると積極的に買いたいわけではないが、まだ底を見せていないのは事実で、大穴から入る以上、押さえておいて損はないか。
NHKマイルカップ2020の印です
◎④プリンスリターン
○③レシステンシア
▲⑥ギルデッドミラー
△②タイセイビジョン
△⑰サトノインプレッサ
△⑧サクセッション
×⑫ボンオムトゥック
×⑭ルフトシュトローム
以上、NHKマイルカップ2020の予想でした。