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京都新聞杯2017の予想です。

京都新聞杯2017の出走馬は、サトノクロニクル、プラチナムバレット、インヴィクタ、サトノリュウガ、ミッキースワローなど12頭。京都競馬場芝2200mで行われるG2戦です。

今週はゴールデンウィーク中、地方競馬をずっとやっていたので、あっという間に週末が来た感じですね(笑)

JRAは4月最終週をいい形で終われたので、5月もスタートダッシュを決められるように頑張ります!

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京都新聞杯2017の予想です

何度か触れているが、3歳限定の中長距離戦は前残りを狙うのが鉄則。理由は各騎手がクラシックを見据えて折り合い重視の騎乗をするので、スローペースになることが多いから。ゆきやなぎ賞のポポカテペトル、水仙賞のイブキ、すみれステークスのクリンチャー、若駒ステークス&若葉ステークスのアダムバローズなど。この条件はクラシックを見据えないで目先の1戦を取りに行った馬&騎手が勝利をつかみやすい。

ただ京都新聞杯はロングスパート戦になりやすい京都芝2200mが舞台。純粋な立ち回り勝負にはならず、ラスト4ハロンの持続力勝負になりがち。過去の3着以内馬を振り返っても、16年2着アグネスフォルテ、15年1着サトノラーゼン、同年2着ポルトドートウィユ、14年1着ハギノハイブリッド、同年2着サウンズオブアースなど、加速力がない反面、ダラッと長くいい脚を使える持続力に富んだ馬の好走が目立っている。

今年は12頭立ての少頭数。ウインベラシアス、カケルノテソーロ、ダノンディスタンスなど、前々で粘り込みを図りたい馬がそれなりにそろったことを考えても、ペースが極端に落ちることはなさそうで、このコースらしい持続力勝負が展開されるのではないか。1、2週を見る限り、京都芝はインが圧倒的に有利だが、少頭数で行われること、道悪になりそうなことを考えると、どこを通るかはそこまで重要ではなく、それよりも長くいい脚を使えるかどうかの見極めが求められるレースになりそうだ。ここは前走を見た時から「重賞でも…」と期待していた馬から入る。

本命はミッキースワロー

前走ひめさゆり賞は前半1000m通過60.8秒とそれなりに流れたにも関わらず、同馬はラスト3ハロンで33.9秒をマーク。走破時計が優秀だったというより、あの流れであそこまでの上りをマークした馬はなかなか記憶がなく、実際に過去10年で福島芝2000mで上り33秒台で勝利を収めた馬を調べたところ(古馬のレースもすべて含む)、ミッキースワローしかいなかった。上りが速い=強いとはならないが、ゴール前では追えば追うほど伸びる雰囲気があり、ペースがもっと速ければ、全体の走破時計もグッと縮まっていただろう。上りやレース内容だけではなく、負かした相手もなかなか優秀。3着ジョワドゥロワは次走新緑賞3着、5着ミッキーロイヤルは次走新緑賞2着に好走しており、ローカルの500万下にしてはハイレベルな一戦だった。

京都芝外回りといえば、トニービンの血を持った馬がとにかく強いコースだが、同馬の母父父はトニービン。加えて父トーセンホマレボシは12年の京都新聞杯勝ち馬で、血統的には京都芝外回り、とりわけ京都芝2200mでこそのタイプといえる。実際にこれまでの走りを見ても、まさに長くいい脚を使うのがウリなので、この条件は絶好の舞台といえそうだ。

不安は関西圏でのレース経験がほぼゼロに等しい鞍上だけ。競馬はどんなに馬が強くても、結局は騎手がどう乗るかによる部分が多いわけだが、近2走のようにマクり気味に位置を押し上げていく競馬ができれば、馬券圏内は堅いはず。菊沢騎手にとっては今後の騎手人生を左右する一戦になりそうだ。

相手はサトノクロニクル

前走水仙賞は前半1000m通過64.3秒の超スローペースで、物理的に差せなかっただけ。自分でレースを作れないので、常にああいう取りこぼしがあるタイプなのだが、今回はロングスパート戦の持久力勝負が濃厚。父ハーツクライで母父がロベルト系のIntihabなら、持久力勝負になればなるほどいいはずで、初めて能力をフルに出せるレースになるのではないか。

3番手はプラチナムバレット

近2走続けて本命を打っているように能力を高く評価している馬。正直、距離はあまり伸びないほうが良さそうだが、加速力より持続力で勝負するタイプなので、京都芝2200mという舞台適性は合っているだろう。外目の枠を引いたが、大外のウインベラシアスが逃げれば、隊列はそれなりにバラけそうで、頭数を考えても外枠が不利になることはない。

メルヴィンカズマは末脚堅実なタイプで、重賞でも相手なりに走ってきそう。前走ゆきやなぎ賞は直線で前が詰まっており、消化不良の一戦だった。未勝利自体はアドミラルブル、サトノクロニクルの2着があり、能力は重賞に入ってもヒケを取らないはずだ。

インヴィクタは人気ほど強いと思えないが、追われてからじわじわと伸びてくるので持続力勝負は望むところ。サトノクロニクルが上位争いするなら本馬もその近くにいるか。

サトノリュウガは未勝利→福寿草特別と連勝中。福寿草特別では、プラチナムバレット、モーヴサファイアらを下しており、負かした相手はそれなりに強かった。今回は休養明けの一戦になるが、当時のパフォーマンス通りなら上位争いに加わってくるだろう。

ダノンディスタンスはすみれステークスが案外の内容も、若駒ステークスで2着に好走。絶好の2枠2番ならロスなく立ち回れそうで、ゴールまでバテずに走ってきそうだ。

以下、徐々にレース内容が良くなっているハギノアレス、おそらく弱いと思うが、道悪になれば浮上しそうなゴールドハットまで抑えておきたい。

京都新聞杯2017の印です

◎⑧ミッキースワロー
○③サトノクロニクル
▲⑪プラチナムバレット
△⑨メルヴィンカズマ
△④インヴィクタ
△⑤サトノリュウガ
×②ダノンディスタンス
×⑦ハギノアレス
×⑥ゴールドハット

以上、京都新聞杯2017の予想でした。