黒潮盃2017(大井)の予想です。
黒潮盃2017の出走馬は、ブラウンレガート、ドリームズライン、シェアハッピー、ミサイルマン、クラキングスら16頭。大井競馬場1800mで行われるSII戦。このレースは勝負度B(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。
今年も黒潮盃がやってきました!昨年の黒潮盃は…
1着○ミスミランダー(1番人気)
2着◎カツゲキキトキト(3番人気)
3着▲マテリアメディカ(10番人気)
と現地の追加ボーナスも決まり、大本線だったレース(【黒潮盃2016予想】大井1800mのSII戦です)。
予想が大本線だったのはもちろん、本格化前から応援していたカツゲキキトキトが南関東馬相手に大健闘してくれたので、喜びもひとしおでした。
今年はそこまで思い入れのある馬はいませんが、黒潮盃は昔から好きなレース。ここは妙味がありそうな一戦なので、今年もガツンと当てていきましょう。
黒潮盃2017の予想と見解です
黒潮盃は例年、ジャパンダートダービー組vs上り馬vs他地区勢という構図になるレース。ただ今年はジャパンダートダービー組が2頭、これといった上り馬も見当たらず、他地区勢もドリームズラインのみ。どうも残念ダービーの感が強く(実際、出走馬の半数以上は東京ダービーに出走)、例年に比べて小粒なメンバー構成といえる。
予想のポイントは「古馬との対戦経験」だろう。ちょうど先週に行われたレパードステークスで12番人気2着と好走したサルサディオーネは、前走500万下勝ち。この時期の3歳限定戦は、中央でも地方でも「古馬との対戦経験」が武器になるケースが多く、黒潮盃でも以下の通り、古馬相手に揉まれてきた馬たちが活躍している。
◆黒潮盃で前走古馬混合戦に出走して3着以内に好走した馬(過去3年)
16年1着ミスミランダー(前走B1・1着)
16年3着マテリアメディカ(前走B2・1着)
15年1着ブラックレッグ(前走B3・2着)
15年2着タケルオウジ(前走C1・1着)
14年3着ヴァイスヴァーサ(前走B2・2着)
「古馬との対戦経験」を軸にするなら、今年の黒潮盃はブラウンレガートでも、シェアハッピーでも、ドリームズラインでもない。それでは予想にいきましょう。本命は…
ここより下は有料記事(200円)とさせて頂いております。
noteよりユーザー名、パスワードをご購入して頂ければ、閲覧できます(新規の方はnoteへの登録が必要です)。
レースが終わったので無料公開しています。
マルヒロナッツオー
デビュー2戦目から3連勝をマークし、平和賞では1番人気に推された素質馬。その平和賞で3着に敗れて以降、苦戦続きだったが、ここ2戦が明らかに良化を感じさせる走り。特に前走千葉ジェッツカップはハイペースを早め先頭から粘り込み、勝ち馬スティレットからタイム差なしの3着に好走。4着馬には5馬身差をつけており、最も強い競馬をしたのは間違いなく本馬だった。
戦った相手もなかなか手強く、以下の通り、1、2、4、5着馬はすべて次走で3着以内に好走(4頭のうち3頭が勝ち上がり)。8、11着に敗れた馬でさえ、その後に巻き返しを見せている。
1着スティレット(次走B1・1着)
2着クールテゾーロ(次走B2・1着)
3着マルヒロナッツオー
4着スーパーブルーム(次走B1・3着)
5着ノーフォロワー(次走B2・1着)
8着スマイルゴーイング(2走後にB2・1着)
11着トーセンスパンキー(次走B2・2着)
黒潮盃は過去の傾向からB2~B3レベルで勝ち負けできれば、通用するレース。本馬はB1で勝ちに等しい3着に好走しており、例年よりメンバーレベルが低いのであれば、能力はまず通用すると見ていいだろう。距離延長に対応できるかはカギになるが、全体的に逃げ、先行勢が手薄なので、スタミナよりも立ち回りが問われるレースになりそう。レースセンスの高いパイロ産駒の本馬にとっては理想的な流れになるのではないか。鞍上も大井外回りでよく穴をあける左海騎手で申し分ない。
相手はブラウンレガート
前走ジャパンダートダービーでは地方勢の中で2番目の着順。JRA勢相手にそこまで離されなかった走りを見ても、今回のメンバーで斤量56キロならさすがに巻き返してくるはず。断然の1番人気に推されそうだが、人気以外で嫌う理由はなにもない。
3番手はキャンドルグラス
2走前の羽田盃は「前に行った馬(キャプテンキングとヒガシウィルウィン)」と「ロスなく立ち回った馬(クラキングスとホワイトソニック)」が上位を占める中、1頭だけ外々を回りながら3着に好走。展開を考えれば、負けて強しで、能力はこのメンバーなら上位と見ていい。前走東京ダービーは案外な結果だったが、前走の敗戦だけで人気を落とすのであれば、積極的に狙いたい。
クラキングスは東京ダービーで4番人気9着と人気を裏切ったが、終いはそれなりに伸びており、大敗したのは位置を取れなかったのがすべてと見てよさそう。今回はメンバー的に前々で立ち回れるはずで、本来の力を発揮できるか。500キロを超える大型馬で、外を伸び伸び走らせたほうがいいタイプなので、外目の枠を引けたのもプラスだろう。
シェアハッピーはここに来て馬体重が一気に増えてきており、本格化の兆し。前走東京ダービーは正攻法の競馬で4着に好走。今回は逃げ、先行勢が手薄なので、前走のように前々で立ち回れれば、上位争いに加わってくるだろう。
ドリームズラインは能力的に通用してもよさそうだが、昨年のカツゲキキトキトの好走で、例年よりも人気を集めそうであまり妙味はなさそ。スタートでの出遅れ率も高く、前残りを想定するなら上位には評価しづらい。
最後にオリジナルポイント。前走スタールビー賞は厳しい展開の中、逃げて4着に健闘。前残りを狙うのであれば、前々で立ち回れる本馬は当然抑えておく必要がある。
黒潮盃2017の印
◎⑭マルヒロナッツオー
○①ブラウンレガート
▲⑨キャンドルグラス
△⑫クラキングス
△②シェアハッピー
△⑤ドリームズライン
×⑦オリジナルポイント
黒潮盃2017の予想ファイル
黒潮盃2017の買い目
ここは印を見ても分かると思いますが、◎マルヒロナッツオーと○ブラウンレガートの2頭軸で挑みます。
【本線】
3連複:1-14-総流し(14点)
マルヒロナッツオーは人気もないので、◎ローズプリンスダムの教訓を生かしてほぼ総流し(ワイド1点でもOK)。サヴァアルジャン、サイバーエレキング、セイファルコンはさすがに厳しいかと思いますが、中途半端に絞るのも良くないので、一応は総流しを賭けます。ただ当たり前ですが、均等には買わず、3列目はキャンドルグラス、クラキングス、シェアハッピーまでが大本線、ドリームズライン、オリジナルポイントまが本線、あとは軽めに抑えておきます。ワイドを抑えつつ、3連複で印を打った馬への本線(5点)まで買うのもアリでしょう。
馬連:1-14(1点)
馬連は少しでも抑えておきたいですね。あとは枠連、馬単、馬単のオッズを見つつ、一番お買い得なのを買います。
【抑え】
単勝:14(1点)
ブラウンレガートはさすがに飛ばないと思いますが、先週のエピカリスでさえ危ない場面がありましたし、マルヒロナッツオーが勝ったのにハズしたというバカを見ないためにも単勝は100円くらい買っておきたいですね(馬単に置き換えるのもアリ)。
【ボーナス】
3連単:1、14→1、14→2、9、12(6点)
少点数でボーナスを仕込むならマルヒロナッツオーとブラウンレガートのワンツーで決まり、3着に3連複の大本線までが入る組み合わせでしょうか。
以上、黒潮盃2017の予想でした。