雲取賞2019(大井)の予想です。

雲取賞2019の出走馬は、ミューチャリー、ラプラス、アトムズスピアー、ヒカリオーソ、アイオロスら16頭が出走。大井競馬場1800mで行われるSIII戦。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。今年から準重賞→重賞に格上げされたレースです。

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水曜日に行われた金盃は、

1着◎サウンドトゥルー(1番人気)
2着△1シュテルングランツ(4番人気)
3着〇ワークアンドラブ(3番人気)

で的中。

ただ◎サウンドトゥルー〇ワークアンドラブの馬連1点(馬単1点)のつもりで購入していたので、20000円→38030円の微プラスでした。

木曜日に行われる雲取賞は、昨年◎ワグナーコーヴ(6番人気)で的中した相性のいいレース(【雲取賞2018予想】大井1600mの準重賞です)。記念すべき重賞格上げの第1回もビシッと当てたいですね。

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雲取賞2019の予想と見解です

雲取賞は昨年まで大井1600mの準重賞として行われていたが、今年からSIII重賞に格上げされ、距離が1800mに変更。これによりクラシック三冠の前哨戦が京浜盃のみではなく、雲取賞→京浜盃→羽田盃と続く形になった(雲取賞からスタートするとローテーションが過酷ですし、馬の成長を促すという意味でもこの時期はもう少しゆったりと始動した方がいいとは思うんですけどね…)。

重賞に格上げされたことにより、全日本2歳優駿でも3番人気に推されたミューチャリー、ハイセイコー記念勝ち馬ラプラスが早くも始動。今年の南関東クラシック路線を占う意味でも目の離せない一戦になったといえるだろう。

果たして今年の南関東クラシック路線に有力馬として名乗りを挙げるのはどの馬なのか。早速予想にいきましょう。本命は…

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ミューチャリーが巻き返す

前走全日本2歳優駿でも期待したが、スタートで出遅れて流れに乗れず。加えて前半800mのラップが12.2- 12.1- 12.4- 14.0で道中に14.0を計測するスローペース。2番手追走のノーヴァレンダが押し切ったのを見ても、差しに回った本馬には明らかに厳しい競馬だった。本馬自身は後方から上り2位の脚をマーク。6着に敗れたとはいえ、改めて能力の高さを示した一戦だった。

スタートには依然として課題が残るものの、大箱の大井外回りで6枠11番なら仮に出遅れてもリカバリーが利きやすい。ここは能力を素直に信頼していいだろう。ゲート五分なら御神本騎手は正攻法の競馬を選択するはずだ。

相手には伏兵グラビテーションを狙う

鎌倉記念ではミューチャリーに敗れ、ハイセイコー記念ではラプラスに敗れているが、デビュー以来、【1.0.3.0】と複勝率100%、上りはすべて3位以内と堅実に走っている馬。2歳や早期の3歳戦ではこの手の勝負付けが済んだ馬が過小評価されることが多く(アトムズスピアーやメイレーなど有力勢と未対戦で未知の魅力がある馬が期待込みで売れる傾向)、本馬はいかにも盲点になっている。

ゴール前に入ってグイッと伸びたハイセイコー記念の走りを見ると、距離延長+外回りコースは間違いなくプラス。2番人気に推されているラプラスとの着差はもっと詰まっていいだろう。今開催は開催が進むごとに内有利の傾向に。ロスなく運べる3枠5番はいい。

3番手はヒカリオーソが侮れない

前走ニューイヤーカップは自分の形に持ち込めず、4コーナーでひと呼吸置かざるを得ない厳しい状況。完全な負けパターンだったが、直線では内からしぶとく伸びて2着を確保。改めて能力の高さを示した一戦だった。2走前の全日本2歳優駿はレース後に鞍上が「スムーズなら掲示板はあった」と述べていたようにチグハグな競馬。直近2走に関しては能力を出し切れていない。

一見、マイル向きのように見えるが、フリオーソ×サウスヴィグラスの底力あふれる血統。大井コースでこそ本領発揮かもしれない。馬体重が徐々に増えていること、調教の動きが抜群にいいことを考えると、ここに来て一段と力をつけている可能性もありそう。グラビテーション同様、ミューチャリーと未対戦の馬が人気を集め、本馬の人気が抑制気味になるならここは狙い目だろう。今の大井の馬場なら瀧川騎手らしく強気に乗ってOKだ。

ラプラスはハイセイコー記念が着差以上に強い競馬。能力だけならミューチャリーに次ぐ存在だが、ゲートセンスの悪さ(ミューチャリー以上に悪い)がやはり気になるところ。前走ハイセイコー記念はたまたま出たが、それまでのレースではすべて出遅れており、今の馬場で後手後手に回ると、どんなに能力があっても差し届かずに終わるかもしれない。

マイコートは南関東に転入後、白鳥特別3着、ニューイヤーカップ3着と安定した走り。北海道時代からどうも走ることに前向きではない印象を受けるが、逆にいえば、それでもこれだけ走っているのだから能力が高いのだろう。ロジユニヴァース×アラムシャーの血統でスタミナ豊富。大井1800mは合う。内枠を生かせれば、上位進出があるだろう。

メイレーは大井1800mの白鳥特別でマムティキング、マイコートらを下して勝利。楽逃げを打てて展開に恵まれた面はあったものの、本馬自身はまだキャリア4戦の身。「展開に恵まれた」の一言では片づけない方がいいだろう。当初、上位に評価する予定ではなかったが、現状の内有利の馬場を考えると、軽視は禁物だ。

アトムズスピアーは常識的に厳しい距離延長だが、前走イヌワシ賞は最後まで伸び続けており、距離が伸びても対応できそうな雰囲気はあった。水曜日の馬場傾向だと行き切ればチャンスがある。逃げれば怖い。

オーシャンブラックも行き切れるかがカギも、逃げれば粘り込みのチャンスあり。前走カナリア特別の走破時計1分44秒9は、ハイセイコー記念でも掲示板級。逃げた時は2戦2勝。決して侮ることは出来ない。

カジノフォンテンは前走白鳥特別で4着に敗れたが、川島騎手が上手く誘導できておらず、敗因は明らかに騎手。本田騎手に乗り替わり、パフォーマンスを上げてくる可能性は大いにあるだろう。当初、もう少し上位に評価したかったが、内有利の馬場で8枠15番はマイナス。レース下手な面があるので、16頭立ての多頭数も向かないか。

マムティキングは、2走前に同条件で行われた白鳥特別ではスローペースの中、大外一気で2着に好走。今回、当時の勝ち馬メイレー、3着マイコートがそれなりに人気を集めているが、一番強い競馬をしたと思える本馬が前日段階で二ケタ人気は明らかに不当だろう。前走ニューイヤーカップはスタートの出遅れかつコースが合わなかったのが敗因。それでも終いはよく差を詰めており、重賞でも展開ひとつで通用する能力を秘めている。ただ現状の馬場で後方一気は明らかに厳しく、馬場がフラットに戻るのを待つ立場か。

レオズハウライトは一気にクラシック戦線の有力馬に名乗りを挙げても不思議ではない馬。デビューからの3戦は1200m以下のレースに出走し、初のマイル戦になった前走が圧巻の勝ちっぷり。勝ち時計はハイセイコー記念でも3着に値するほどで、さらに余力があったことを考えると、能力は重賞級と見ていい。まだキャリア4戦で上積み十分。どこまで走れるか楽しみの方が大きい。

アギトは2走前のニューイヤーカップで大出遅れをかましながら勝ち馬トーセンガーネットから1.2秒差なら悪くない内容。終いは確実に脚を使うしぶといタイプ。母父ブライアンズタイムで、大井の外回りは合っているだろう。あとは展開、馬場の後押しがあるかどうか。

ハルディネロは平和賞4着、全日本2歳優駿9着と結果を残せていないが、大井では2
戦2勝。人気が一気に急落しそうな今回はやや不気味といえるか。今の馬場で強気に動ける真島騎手もいい。

最後にアイオロス。前走川崎ジュニアオープンはメンバー的にやや物足りないものの、転入初戦だったことを考えれば、まだ上積みはありそう。中途半端に控えると伸び負けしそうだが、赤岡騎手が水曜日の的場騎手&シュテルングランツのように玉砕覚悟で飛ばした時は少し怖い。

ほぼ全馬に印を打っているが、馬券はミューチャリーからグラビテーション、ヒカリオーソに流して買う予定(事実上、ワイド2点)。混戦ムードで伏兵の突っ込みが十分にありそうだ。

雲取賞2019の印

◎⑪ミューチャリー
〇⑤グラビテーション
▲⑥ヒカリオーソ
△⑧ラプラス
△③マイコート
△②メイレー
×①アトムズスピアー
×⑦オーシャンブラック
×⑮カジノフォンテン
×⑬マムティキング
×④レオズハウライト
×⑩アギト
×⑭ハルディネロ
×⑨アイオロス

雲取賞2019の予想ファイル

雲取賞2019の買い目

ここは本文中にも書いた通り、◎ミューチャリーから〇グラビテーション▲ヒカリオーソに流した馬券で勝負します。◎ミューチャリーは単勝2倍以上つくなら押さえてもいいかなと思っていましたが、さすがに1倍台では手が出ないですね。

【本線】

3連複:◎ー〇▲ー○▲△△△××××××××(23点)

3連複で1列目にミューチャリー、2列目にグラビテーション、ヒカリオーソ、3列目に印を打った馬への組み合わせ(ワイド2点でもOK)。点数は多いですが、事実上、ワイド2点勝負と同じです。ラプラス絡みだけガミる可能性があるので、その組み合わせは◎ミューチャリーのアタマ固定の3連単に変換します。

馬連:◎ー〇▲(2点)

馬連でミューチャリーからグラビテーション、ヒカリオーソに流した組み合わせです。

【ボーナス】

3連単:◎→〇▲→〇▲△△(ラプラス、マイコート)(6点)

ボーナスは3列目が絞りづらいので買いづらいですが、ラプラス、マイコートまでの組み合わせは押さえておこうかなと思います。

以上、雲取賞2019の予想でした。