@h_r_p_studio さんの写真。)

小倉記念2017の予想考察です。

小倉記念2017の出走予定馬は、ストロングタイタン、バンドワゴン、タツゴウゲキ、サンマルティン、ヴォージュなど。小倉競馬場芝2000mで行われるハンデ・G3重賞です。

たまには競馬と少し関係ない話を。

私は競馬以外のギャンブルにあまり興味がなく(といっても国営ギャンブルはすべてやりました笑)、株やFXもやったことがなかったのですが、仮想通貨は面白いなと思っていまして、ビットコインを始めいくつかの仮想通貨を所有しています。

中でも一番持っているのが世間でも有名なビットコイン。そのビットコインが8月1日、ビットコインとビットコインキャッシュという2つの仮想通貨に分裂するのが濃厚と言われています。日本円でいうと、日本円に加えて日本ドルが誕生するような感じでしょうか。

常識的にはビットコイン分裂=ネガティブな情報なのですが、分裂した場合、現在のビットコイン保有者は同じ量だけ分裂したビットコインキャッシュも保有できる模様。これがプラスなのかマイナスなのかもよく分からないのですが、ビットコインの価格は7月後半から上がり続け、過去最高の1ビットコイン=33万に迫ろうかというほどの勢いで回復していることを考えると、もしかすると分裂が現在のビットコイン保有者にとってプラスなのかもしれません(ただ私は全くの素人なのであくまでも憶測です)。

◆最近のビットコインの円ベースの価格推移

私自身、いま売れば、プラスはプラスなのですが、短期で儲けるために買ったわけでもないので、とりあえずこのまま保有し続けようかと思っています。分裂後、果たしてどういう動きになるのか。そして新たなビットコインキャッシュはどういう値段がつくのか。楽しみに見守りたいと思います。

平場の勝負レースなどはメルマガで配信しています。ご登録は以下からお願いいたします。(お申込み日から30日間は490円でご購読いただけます)。

メルマガを購読する(登録日から30日間は490円です)

小倉記念2017の予想のポイント

その1.持久力戦になりやすい

まずは過去5年の小倉記念の前後半1000mのラップと、レースの上りを見ていきましょう。

16年60.5-59.5(上り36.1秒)
15年57.9-60.1(上り36.3秒)
14年60.0-59.8(上り35.8秒)
13年58.0-59.1(上り35.0秒)
12年59.0-58.3(上り34.9秒)

特徴を一言でいうと、スタートからゴールまで一定のラップを刻むレースといえるでしょうか。前半と後半で大きな偏りがあったのは15年のみで、そのほかの年は前半と後半の1000mのラップに大きな違いは見られません。

レースの上りは12年を除けば、すべて35~36秒前半で推移。

レースセンスがゼロのベルーフが2年連続で3着以内に好走しているのが象徴的ですが、立ち回りやレースセンスよりも持久力が問われるレースです。

その2.ノーザンダンサーの血を持った馬が活躍!ピンポイントならトニービン

小倉記念は持久力勝負になりやすく、3着以内馬の血統を見ても、いかにも持久力勝負に強そうな血を持った馬がズラッと並んでいます(以下参照)。

特に目立つのはノーザンダンサーの血を持った馬

過去5年の3着以内馬15頭のうち9頭は父か母父がノーザンダンサー系。過去2年、2着に好走しているベルーフはまさに父がノーザンダンサー系のハービンジャーでした。

そのほかにはトニービンの血を持った馬にも要注意。14年1着サトノノブレス、16年1着クランモンタナは母父がトニービン。13年1着・14年3着と2年連続で好走したメイショウナルトは父がハーツクライなので、父の母父にトニービンを持っていました。「持久力勝負=トニービンの血」というのは格言に近いものがありますが、この小倉記念でもベタにトニービンの血を持った馬には注意したほうが良さそうです。

小倉記念2017の予想オッズ

予想オッズも書いていきます。

人気 馬名 単勝オッズ
1 ストロングタイタン 5.3
2 サンマルティン 6.1
3 タツゴウゲキ 6.7
4 ヴォージュ 7.4
5 バンドワゴン 8.9
6 ベルーフ 11.2
7 カフジプリンス 16.0
8 フェルメッツァ 20.2
9 スピリッツミノル 24.5
10 ケイティープライド 30.3

1番人気はストロングタイタン。重賞では人気を裏切り続けてますが、今回は前走マレーシアカップをレコードで制しての参戦。元々、人気になりやすいタイプですし、このメンバーなら再び1番人気に支持されそう。ただ玄人層は嫌う人が多そうなので、単勝はそこまで被れず、5倍台前半と予想します。

2番人気はサンマルティンか。重賞初挑戦ですが、「父ハービンジャー」かつ「戸崎騎手」という人気になりやすい要素を持ってい馬。ここに来て本格化の兆しを見せていますし、期待込みで売れる気がします。単勝オッズは6倍台前半くらいでしょうか。

3番人気はまさかまさかのタツゴウゲキになりそう。七夕賞のレースを見ていれば、誰もが買いたくなる馬ですし、今回は鞍上がデムーロ騎手に強化されるので、玄人層の集中砲火を浴びそう。先週のアクティブミノルもそうですが、ここは完全に穴で買えるとは思わないほうがいいでしょう。普通に人気馬の1頭になるはずです。単勝は6倍台後半と見ます。

以下、ヴォージュ、バンドワゴン、ベルーフ、カフジプリンス、フェルメッツァ、スピリッツミノル、ケイティープライドと続きそうです。

小倉記念2017のイチオシ馬は…

ここは本来であれば、タツゴウゲキを買えばいいだけのレースだった気がします。

前走七夕賞は勝負どころの3~4コーナーで失速したフェイマスエンドの後ろに入ってズルズルと後退。それでも致命的な不利でしたが、直線は馬群の中に突こうとしたら前が空かず、大外に進路変更。あのメチャクチャな走りで勝ち馬から0.4秒差ならスムーズに運べていれば、勝ち負けしていたはずです。

ただ競馬は相対的なものというか、オッズとの兼ね合いがすべてで、今回のタツゴウゲキは集中砲火を浴びるのは確実と見たほうがいいか。デムーロ騎手が乗らなくても穴人気した気がしますが、デムーロ騎手騎乗ともなれば、上位人気の1頭になるのはほぼ間違いないでしょう。それでも買いたいかと言われれば、微妙なところです。

とりあえず現時点で馬券的に最も面白そうなのは、

スピリッツミノル

でしょうか。

どうもコテコテの長距離馬みたいなイメージがありますが、鈍足タイプなだけで、流れが速くなりやすい小回りの中距離戦がベスト条件の馬。

今年の小倉大賞典は仕掛けが明らかに遅れながら最後までじわじわと伸びていましたし、スムーズに走れていれば、上位争いに加わっていた可能性大。今回は当時よりも舞台適性が高そうな小倉芝2000m。このレースとの相性のいいノーザンダンサーの血を母父に持っていますし、例年通りの持久力勝負になれば、ここは一発があってもいい気がします。

以上、小倉記念2017の予想考察でした。