（@h_r_p_studio さんの写真。）
金鯱賞2019の予想考察です。
金鯱賞2019の出走予定馬は、エアウィンザー、ダノンプレミアム、アルアイン、リスグラシュー、ペルシアンナイト、ギベオンなど。中京競馬場芝2000mで行われるＧ２戦です。なかなか豪華な面々がそろいましたね。
まずは先週の勝負度Ｃ以上の振り返りから。
先週は土日で勝負度Ｃ以上は７つ。本命馬の成績は、
◎カーンテソーロ（２番人気１着 単280、複110）
◎オンザウェイ（２番人気１着 単510、複210）
◎メイオール（６番人気５着）
◎ナックビーナス（２番人気２着 複120）
◎ポートナイトサイト（３番人気１着 単710、複250）
◎トロピカルストーム（２番人気１着 単370、複150）
◎マイネルオスカル（１番人気10着）
◎グラスボイジャー（２番人気２着 複290）
◎ギガバッケン（３番人気８着）
◎シャテーヌ（２番人気５着）
◎クリノオウジャ（２番人気２着 複210）
結果は【4.3.0.4】（勝率36.3％、連対率63.6％、複勝率63.6％、単回収率170％、複回収率122％）。１番人気に推されたのはマイネルオスカルのみですし（まさか１番人気になるとは思いませんでした）、特に土曜日は固め打ちすることができましたね。
●直近１～６週の結果
１週前【4.3.0.4】（勝率36.3％、連対率63.6％、複勝率63.6％、単回収率170％、複回収率122％）
２週前【2.2.1.8】（勝率15.4％、連対率30.8％、複勝率38.5％、単回収率60％、複回収率51％）
３週前【2.0.1.4】（勝率28.6％、連対率28.6％、複勝率42.9％、単回収率111％、複回収率69 ％）
４週前【3.2.2.4】（勝率27.3％、連対率45.5％、複勝率63.6％、単回収率183％、複回収率135％）
５週前【4.2.0.3】（勝率44.4％、連対率66.7％、複勝率66.7％、単回収率287％、複回収率123％）
６週前【3.1.0.5】（勝率33.3％、連対率44.4％、複勝率44.4％、単回収率169％、複回収率81％）
３月に入り、勝負度Ｃ以上の本命馬は単勝を買い続ければ、2018年からベタ買いでもプラス、直近もほぼ毎週プラスという実績を最大限に生かすべく、買い方を３連複主体から単勝主体に大幅に変化。
まだ１週しか終わっていませんが、このスタイルの方が自分には合っていると感じています。回収率が劇的に上がるわけではないですが、好不調の波を抑え、コンスタントに勝っていけそうです。
以下、先週の勝負度Ｃ以上の一部です。なぜその馬券を購入したのかも少し解説。
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≪小倉７レース 500万下 勝負度Ｃ（自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆）≫
◎⑤ポートナイトサイト（３番人気１着）
○⑫サイモンゼーレ（１番人気２着）
▲⑧サトノブレイズ
△⑪クインズカトレア
△⑥セグレートシチー
△⑭タイキラメール
×⑩タガノヒバナ（10番人気３着）
×⑨リリープリンセス
×②メイショウトラマツ
×③クリノアントニヌス
×①トランプ
本命はポートナイトサイト。前走同条件の500万下は、鞍上が馬の行く気に逆らって抑え込んでしまい、後手後手の競馬に。それでも勝ち馬ナンクルナイサーから0.4秒差。スムーズなら勝ち負けしていても不思議ではなかった。今回は鞍上が積極性があり、開催リーディングがかかる横山武史騎手に乗り替わり。この枠なら行くだけ行く競馬を選択するはずで、パフォーマンスを一気に上げてきてもいいだろう。
馬券はポートナイトサイトの単勝を買う。
【参考買い目】
単勝：◎（１点）…５番人気、10.0倍想定
◎ポートナイトサイト（３番人気、7.1倍）は想定より売れていましたが、脚質的にピンかパーかのタイプでもあったので、参考買い目通り単勝本線で勝負。３連単◎→○⇔印をボーナスとして購入しました。
≪小倉10レース 呼子特別 勝負度Ｂ（自信度★★★★☆ 妙味度★★★☆☆）≫
◎⑤トロピカルストーム＜次走注目＞＜堅軸＞（２番人気１着）
○⑧シゲルシイタケ
▲⑩カイザーヴェッター
△②コロンバスデイ
△④ファントムグレイ
△⑫レッドボヌール
×⑥ダノンアポロン（４番人気３着）
×⑦ジャディード（５番人気２着）
×⑨マサハヤスター
本命はトロピカルストーム。16年７月の未勝利を勝ち上がって以降、【0.4.6.11】と現役屈指の甘さを見せているが、前走500万下は直線半ばくらいまで詰まり通しで競馬にならず。ゴール板を通過してからは先頭に立っており、スムーズなら本馬が突き抜けていたかもしれない。今回は前走の再戦ムードが色濃く、捌きやすい12頭立て。単勝オッズがカイザーヴェッター＞トロピカルストームになるなら本馬のアタマにこそ妙味があるだろう。戦績的に３連系の軸では１番人気になってもアタマでは売れないのではないか。
馬券はトロピカルストームの単勝を買う。
【参考買い目】
単勝：◎（１点）…２番人気、3.5倍想定
◎トロピカルストーム（２番人気、3.7倍）はほぼ想定通りのオッズ。参考買い目通り単勝を本線に購入し、ボーナスで◎→○⇔印を買いました。
「単勝3.7倍なんて安くて買えない…」という声が聞こえてきそうですが、３連複50点を100円づつ購入して180倍の万馬券を当てるより回収率はいいわけです。どちらがより当てやすいかは人にもよりますが、自分は圧倒的に前者の単勝３倍だなと思っています。単純に10レース購入して３レース当てれば、回収率120％ですからね。そのゾーンというのは競馬参加者の上位１％くらいのレベルではないでしょうか。
≪小倉２レース 500万下 勝負度Ｃ（自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆）≫
◎⑦シャテーヌ＜次走注目＞＜堅軸＞（２番人気５着）
○⑩スナークライデン
▲⑭ガウル（１番人気１着）
△⑨ノボリレーヴ（３番人気３着）
△⑥バルコラベーロ（７番人気２着）
△②スリーチェイサー
×⑫スリーランディア
×⑤ウェーブガイア
土曜日の小倉ダート1000mの500万下は先手必勝と見た◎ポートナイトサイト（単勝710円、複勝250円）で的中。ここも行き切れば、一変しそうな馬がいる。
本命は次走注目馬のシャテーヌ。前走500万下は１枠１番から遅れてしまい、流れに乗れずの敗戦。それでも直線に入ってからは前との差を詰めており、位置取りひとつで勝ち負けしていただろう。500キロを超える大型馬らしくゲート力（ゲートが開いてからの反応力）がいまひとつだが、ダッシュ力（スピードに乗るまでの時間）はあるので、５枠７番なら前走以上の好ポジションを確保できそう。ここは内にテンに遅い馬がそろったので、幸騎手なら逃げるつもりで乗ってくるだろう。行き切れば、そのまま押し切っていい。
相手はスナークライデン。近２走はタイムランクＢ、Ａのレースに出走しており、相手が悪かったの一言。特に前走ヒロシゲゴールド組は超のつくハイレベルレース。勝ち馬ヒロシゲゴールドには完敗だったものの、２着レッドランサー（次走500万下１着）、３着クリノケンリュウ（次走500万下１着）、５着メイショウジーク（次走500万下１着）らと差のない競馬をしており、ローカルの500万下なら能力上位なのは間違いない。あとは逃げ、先行勢にいかについていけるかだろう。
以下、前走同条件で勝ち馬から差のない競馬をしているガウル、ノボリレーヴも位置取りひとつで上位争いに加われるだろう。
馬券はシャテーヌの単勝メインも馬連も少しだけ押さえておきたい。
【参考買い目】
単勝：◎（１点）…３番人気、5.5倍想定
馬連：◎ー○▲△（ノボリレーヴ）（３点）
ここは単勝を買う予定もオッズとにらめっこをした結果、複勝の方を選択。あとは◎ー○のワイドが10倍を超えていたので、そこを少しだけ買いました。最終オッズだと単勝と複勝の開きがそこまでないのですが（それでも単勝２番人気に対し、複勝３番人気）、私が購入した時は単勝４倍、複勝２倍くらいの勢いでした。
◆最終オッズ
ただ確定後のオッズを見て買うのであれば、ここは単勝１点で良かったですね。実際が5.2倍、私の想定が5.5倍だったので。午前中のレースの単・複は直前に大口票が入るので、判断がなかなか難しいなと思いました。
≪小倉４レース 未勝利 勝負度Ｃ（自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆）≫
◎③クリノオウジャ＜次走注目＞＜堅軸＞（２番人気２着）
○⑩カフジローズ＜次走注目＞
▲⑧マイネルセリオン
△⑯ルッチョーラ
△⑬ドリームウィング＜次走注目＞
△①ヴィクトワールメイ（５番人気３着）
×⑫ハクサンカイザー
×⑪アルファライズ（７番人気１着）
×⑥ガビーズドリーム
ここは次走注目馬が３頭も顔をそろえてしまった一戦。どの馬にも買い要素はあるが、特に狙いたいのはクリノオウジャ。前走未勝利はタフな馬場が続いていた京都開催で、本馬は直線で伸びないラチ沿いを通っての失速。
◆モズベッロ組の直線半ば
それでも勝ち馬モズベッロから0.6秒差。コース取りひとつで上位争いできたレースだろう。近２走はタイムランクＢのレースで相手もそろっていたのも敗因のひとつ。今回はローカルの低レベルな組み合わせ。枠なりにロスなく立ち回れば、自ずと結果はついてくるはずだ。
相手はカフジローズ。前走未勝利は出遅れ→強引なマクリ→直線で早々に諦めて流すといういかにもＭ・デムーロ騎手が人気を飛ばす時の騎乗。敗因はハッキリしており、前走に関しては度外視していい。ダイワメジャー産駒らしく立ち回り力の高さがウリ。コーナー４回の芝1800mの方が本馬の良さが生きるのではないか。
マイネルセリオンは近走まともな騎手が騎乗しておらず、丹内騎手への乗り替わりでパフォーマンスを上げてくるはず。前走未勝利も無駄に外々を走っており、走破時計以上に評価した方がいいだろう。
馬券は３連複で１列目にクリノオウジャ、２列目にカフジローズ、マイネルセリオン、３列目に印を打った馬へ流したい（ワイド２点でもＯＫ）。あとは馬連を押さえる。このレースはクリノオウジャを買いたいと同時にカフジローズ、マイネルセリオンも買いたいので単勝ではなく、３連複を選択したい。
【参考買い目】
３連複：◎ー○▲ー○▲△△△×××（13点）
馬連：◎ー○▲（２点）
ここはワイド、３連複の重ね買いという従来のスタイルで購入。結果、相手が抜けてハズレ。ワイド、３連複の元になっている複勝（あるいは３連複１頭軸流しなら３連複111倍を的中できた）を買うべきだったかもしれません。
また３連複フォーメーションを買いたくなるレース（本命馬の単勝を買いたくないレース）は勝負度を高くしない方がいいのかも？とも思いました。
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今週は平地３重賞＋オジュウチョウサン復帰の阪神スプリングジャンプと盛りだくさん。
先週はチューリップ賞が◎シゲルピンクダイヤ（４番人気２着）○ダノンファンタジー（１番人気１着）、オーシャンステークスが◎ナックビーナス（２番人気２着）○ペイシャフェリシタ（６番人気４着）と惜しかったので、今週は重賞もどこか当てたいですね。
ＬＩＮＥでは１日１頭、厳選軸馬を配信しています。
前開催からの厳選軸馬の結果↓
◎メイショウエイコウ（３番人気１着 単560、複180）
◎シゲルマツタケ（２番人気１着 単360、複130）
◎ピースユニヴァース（２番人気３着 複130）
◎ナムラムート（３番人気１着 単540、複190）
◎ハバナウインド（４番人気１着 単780、複180）
◎シュプリームゾーン（２番人気１着 単420、複160）
◎ボンセルヴィーソ（４番人気２着 複310）
◎テイエムチェロキー（２番人気９着）
◎オーヴァルエース（２人気１着 単370、複130）
◎エッセンツァ（３人気５着）
◎テイエムグッドマン（１人気２着 複160）
◎ナックビーナス（２人気２着 複120）
◎クリノオウジャ（２人気２着 複210）
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金鯱賞2019の予想のポイント
その１．決め手より持久力が問われるレース
金鯱賞は元々、宝塚記念の前哨戦として行われていましたが、12年に暮れの中京開催に移動。そこで定着したかと思いきや、17年から２回中京開催の開幕週に移り、同年に格上げされた大阪杯のステップレースとして行われるようになりました。
開催時期はコロコロと変わっていますが、レース傾向に大きな変化はなく、一言でいえば、決め手より持久力が問われるレースといえます。
中京競馬場は向上面半ば～直線入り口まで下り坂が続いているため、そこでペースが落ちることはなく、ゴールまで一定のラップを刻むようなレースになりがち（以下参照）。
◆中京競馬場のコース形態
しかも直線には高低差2.0mの急な上り坂まで待ち構えているため、バテずに駆けあがっていけるかが勝負の分かれ目になります。
昨年は父ハーツクライ（母父トニービン）のスワーヴリチャードと母父トニービンのサトノノブレスのワンツー決着。サトノノブレスは14年２着、15年３着、16年３着に次ぐ好走で、トニービンの血を引いた馬がこれだけ活躍しているのは、同レースがまさに「持続力が問われるレース」だからでしょう。
金鯱賞2019の予想オッズ
予想オッズも書いていきます。
| 人気 | 馬名 | 単勝オッズ |
|---|---|---|
| 1 | エアウィンザー | 2.7 |
| 2 | ダノンプレミアム | 3.6 |
| 3 | リスグラシュー | 4.9 |
| 4 | ギベオン | 6.2 |
| 5 | ペルシアンナイト | 8.5 |
| 6 | アルアイン | 9.8 |
| 7 | タニノフランケル | 12.5 |
| 8 | サトノワルキューレ | 19.2 |
| 9 | メートルダール | 23.8 |
| 10 | ムイトオブリガード | 26.1 |
１番人気はエアウィンザー。ここに来て破竹の４連勝でチャレンジカップも制覇。古馬になって完全に本格化しましたね。勢いを買われて１番人気に推されるでしょう。単勝は２倍台後半と予想します。
２番人気はダノンプレミアム。長期休養明けですが、ファンの期待込みで単勝はやや売れそう。ここでどんな走りを見せてくれるのかいちファンとして楽しみでもあります。単勝は３倍台後半と予想します。
３番人気はリスグラシュー。昨年は安田記念以外を除けば、すべて３着以内という安定感。牝馬限定戦、牡馬混合戦、距離に関係なく好走しましたね。ここも上位人気の一角として支持されるでしょう。連複系はエアウィンザーに次いで２番人気になりそうですが、単勝は４倍台後半に落ち着くと見ています。
以下、ギベオン、ペルシアンナイト、アルアイン、タニノフランケル、サトノワルキューレ、メートルダール、ムイトオブリガードと続きそうです。
金鯱賞2019のイチオシ馬は…
Ｇ２戦に相応しく好メンバーがそろった金鯱賞。文字通り大阪杯のステップレースとして目の離せない一戦になりそうですね。現時点の本命馬は、
◎エアウィンザー
です。
父キングカメハメハは、16・17年金鯱賞１着ヤマカツエース、17年愛知杯１着マキシマムドパリ、17年中日新聞杯２着ミッキーロケットらを輩出。中京芝2000mの重賞で本当によく馬券に絡みますね。チャレンジカップの楽勝ぶりから「来年はＧ１でも…」と思わせましたし、適性面、勢いから好勝負必至と見ています。相手探しでいいでしょう。
以上、金鯱賞2019の予想考察でした。
