@h_r_p_studio さんの写真。)

菊花賞2017の予想です。

菊花賞2017の出走馬は、ミッキースワロー、アルアイン、サトノクロニクル、サトノアーサー、キセキなど18頭。京都競馬場芝3000mで行われるG1戦です。

秋のG1は

スプリンターズS◎ワンスインナムーン(7番人気3着)
秋華賞◎ディアドラ(3番人気1着)

と予想が冴えているので難解な菊花賞ですが、ここも攻めの予想で的中を目指します!

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菊花賞2017の予想です

今年の菊花賞は波乱含みな一戦だろう。日本ダービーの1~3着馬が不出走で当初から混戦ムードが漂っていたが、枠順確定後、有力馬が軒並み不利な外枠に配置。加えて菊花賞当日はこのままの天気でいけば、重~不良が濃厚。波乱の要素が一段と高まった。

最近の菊花賞は高速馬場で距離適性など関係なく、強い馬が強い競馬をすることが多かったが、今年は能力差がない上に不確定要素が重なり、コースや道悪への適性が問われる年になりそうだ。

本命はトリコロールブルーにした。

前走日高特別は休み明けで馬体重が+32キロ。いくら成長分とはいえ、さすがに余力残しだったはずで、それでもきっちりと勝利したのはひと夏を越して成長した表れだろう。その日高特別は序盤こそスローペースで流れたが、ラスト1000mからペースアップする消耗戦。本馬は流れが速くなったところでスッと好位に取りつき、直線はややモタついたが、手前を変えてからグイッと伸びて着差以上に強い競馬だった。

そもそも前走1000万下3着のミッキースワローがセントライト記念1着、前走1000万下1着のキセキが神戸新聞杯で2着に入るのだから、1000万下で勝ち負けの実績があれば、今年の春のクラシック組とは互角の競馬が出来るはずだ。

正直、春の時点では不器用な差し馬という印象だったが、前走の走りを見る限り、ペースアップにすぐ対応できるレースセンスの良さ、馬群の中で我慢できる忍耐強さ、追われてからどこまでも伸び続けられる持久力が垣間見えた。菊花賞でカギを握るのはまさにそれらの要素で、菊花賞向きの馬と判断していいだろう。

枠順は3枠5番。内のウインガナドル、スティッフェリオ、クリンチャーはある程度出して行くはずなので、本馬が中団のインという絶好のポジションに収まりそう。鞍上は戸崎騎手。今年に入ってG1では結果が出ていないが、ストレイトガール@ヴィクトリアマイル、ジェンティルドンナ@有馬記念のように中穴帯の時でこそ一発がある騎手。前売りオッズを見ていると穴人気しているが、能力的に上位勢とヒケを取らない上、菊花賞適性あり、枠順良しなら狙わない手はない。

相手は当初本命予定だったミッキースワロー

前哨戦のセントライト記念は皐月賞馬アルアインを下しての勝利。ゴール前の抜け出し方を見ると1頭だけ力が違ったといって良さそうで、明らかに春とは別馬になっている。血統的に母系にトニービンの血を引いており、淀の長距離戦はいかにも合いそうだ。能力、適性的にマイナス要素はないが、不安なのは枠順。このメンバー、枠順だと位置取りは後方寄りになるはずで、極端な道悪で後ろから差しづらい馬場になれば、不発に終わるかもしれない。

3番手は妙味なら一番ありそうなマイネルヴンシュ

前走1000万下勝ちを果たしながらこの人気はどう考えても舐められ過ぎ。九十九里特別からの臨戦過程ではデルタブースの例があり、この馬も決して侮れない。レースセンスがあり、とにかくしぶとい走りをするので、タフな消耗戦になってもバテずに粘り込みそう。期待値的にここから入ることも考えたが、G1で戸崎騎手&友道厩舎の一流コンビと柴田大知騎手&水野厩舎の三流コンビの選択をするなら素直に前者を評価するべきだろう。

ウインガナドルも怖い存在。前走新潟記念は展開が向いたとはいえ、馬場の悪い内目を通りながらの4着。フルーキー、マイネルフロスト、トーセンバジルらの実力馬に先着したのは素直に評価していいだろう。菊花賞は逃げ馬の成績が悪いものの、道悪になって後ろから差すのが難しい馬場になれば、あれよあれよと粘り込みそう。ステイゴールド×メジロマックイーンの配合は同レースを制したゴールドシップ、オルフェーヴルと同じだ。

ベストアプローチは神戸新聞杯が予想以上の立ち回り、加速力勝負になってしまい、力を出し切れずの敗戦。本来であれば、時計の出る京都は向いていないが、道悪になれば、話は別。上りがかかっての追い比べはこの馬が最も得意とする条件だろう。ただ昨年のカフジプリンスとダブる面があり、瞬時に動けず、レースセンスがないタイプ。いくら道悪が合いそうとはいえ、それだけでは買いづらいか。菊花賞でNew Approach産駒が勝つのもイメージしづらい。

キセキは神戸新聞杯が内枠でレースの流れに乗れずの2着。スムーズな走りができていれば、勝ち馬レイデオロとはもっと際どかったはずで、負けて強しの競馬だった。能力的にはミッキースワローと並んで上位なのは間違いないが、道悪と脚質に大きな不安。近3走はいずれも時計の出る馬場で、その馬場でこれだけ強いパフォーマンスを見せられると真逆の馬場になった時、果たして同じようなパフォーマンスを出せられるか疑いたくなる。道中の位置取りはミッキースワロー同様、後ろになりそうで不発に終わるリスクもありそうだ。

ダンビュライトは神戸新聞杯が力負けというより決め手比べで劣った感じ。半兄にラブラドライトがいて母系はスタミナ豊富。速い脚はないが、長くいい脚を使えるので、時計のかかる馬場はこの馬にとってプラスだろう。枠順はマイナスだが、ある程度の位置で運べれば、面白い。

サトノアーサーは神戸新聞杯のようにある程度の位置で運べれば、ここも侮れないか。ただどちらかというと切れるディープインパクト産駒のイメージがあり、タフな馬場での消耗戦があっているかは微妙かもしれない。

以下、軸がやや人気薄で混戦なのでスティッフェリオ、サトノクロニクル、クリノヤマトノオー、ポポカテペトル、アルアインと手広く押させておきたい。

菊花賞2017の印です

◎⑤トリコロールブルー
○⑫ミッキースワロー
▲⑥マイネルヴンシュ
△②ウインガナドル
△⑩ベストアプローチ
△⑬キセキ
×⑮ダンビュライト
×⑧サトノアーサー
×③スティッフェリオ
×⑪サトノクロニクル
×⑨クリノヤマトノオー
×⑭ポポカテペトル
×⑯アルアイン

以上、菊花賞2017の予想でした。