勝島王冠2020(大井)の予想です。

勝島王冠2020の出走馬は、モジアナフレイバー、ノンコノユメ、リッカルド、カジノフォンテン、ゴールドホイヤーなど16頭。大井競馬1800mで行われるSII戦です。このレースは勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。

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先週の今年の船橋開催ラスト重賞・勝負度Cのクイーン賞(【クイーン賞2020予想】船橋1800mのJpnIII戦です)は、

1着×サルサディオーネ(3番人気)
2着○アッシェンプッテル(1番人気)
3着◎サルサレイア(7番人気)

で決着。

最後の3着争いがマルカンセンサーと際どかったのでヒヤヒヤしましたが、なんとか3着に届いてくれて良かったです。終わってみれば、サルサ姉妹の1、3着でしたね。

今週は勝島王冠、名古屋グランプリの2本立て。

先週に続いて今週もビシッと当てましょう。

勝島王冠2020の予想と見解です

東京大賞典に向けた南関東の最重要ステップレース・勝島王冠。

昨年は同レースで1、2着に入ったモジアナフレイバー、ノンコノユメが年末の大一番・東京大賞典でも2、3着に入り、南関東勢のレベル高しを印象付ける結果となった。

今年のチャンピオンズカップでは王者・クリソベリルが初黒星を喫し、チュウワウィザードが勝利。ダート中距離路線に地殻変動がやや起きつつある今、今年も同レースから東京大賞典好走馬が誕生しても不思議ではないだろう。それでは予想にいきましょう。本命は大井1800mがベスト条件の…

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モジアナフレイバーに逆らう余地はない

本馬は1600mでは気持ち短く、2000mではやや長い印象を受ける馬。事実、1700~1800mの非根幹距離に限れば、【5.0.0.1】(馬券圏外に敗れたのはまだ本格化前だった初重賞挑戦となった18年羽田盃4着)と無類の強さを誇っており、勝島王冠では2年連続で圧巻の勝ちっぷりを披露。今年は過去2年と比べてメンバーレベルが明らかに低く、馬自身もリズムの悪かった春から完全に復調しており、ここはもはや勝ち方が問われる一戦なのではないか。出走馬を見渡す限り、逃げ、先行勢が手薄なので、強気の番手策から横綱相撲を見せつけるだろう。

相手はノンコノユメを信頼したい

どうも荒山調教師のトーンは上がらないが、前走JBCクラシックでは地方勢の中ではミューチャリー、サウンドトゥルーに次ぐ着順。サブノクロヒョウ、マースインディにはしっかりと先着を果たしており、このメンバーなら前走だけ走れば、自ずと上位争いに加わってくるだろう。南関東移籍後、南関東重賞に限れば、

19年サンタアニタトロフィー1着
19年マイルグランプリ3着
19年勝島王冠2着
20年ブリリアントカップ2着

と一度も馬券圏外に敗れたことがなく、昨年同様にモジアナフレイバーに先着するのは難しくても、そのほかの馬には先着を許さないのではないか。

3番手はサブノクロヒョウの粘り込みに期待したい

メンバーを見渡す限り、前走で逃げた馬が1頭もいない組み合わせ。その中で本馬は確実に積極策を打つはずで、スローペースになれば、前々での粘り込みがあってもいいだろう。直近5走はG1を除けば、3、2、3着と安定。レベルが決して高くない南関東の重賞なら3着の座席に加わる資格は十分にあるはずだ。

マイネルクラースは前走サンタアニタトロフィーで大外から上り2位の脚で追い込んで見せ場あり。休み明けで馬体重が+26キロと大幅に増えていたことを考えても、使われての上積みは大きいのではないか。JRA時代の実績から距離はこれくらいあった方がいい。

ロードアルペジオも前走サンタアニタトロフィーでダントツの上りをマーク。条件的には大井外回りの1800mの方がいいはずで、今回は前走以上のパフォーマンスが期待できるだろう。南関東に移籍して唯一、勝利を挙げているのが同コースでもある。

ノーブルサターンはダートグレードで17年兵庫チャンピオンシップ2着、19年マーキュリーカップ2着がある実績馬。南関東に移籍しての初戦は全国地方交流の東海菊花賞になったが、タガノジーニアス、エイシンニシパに次ぐ3着に入っており、地方ならまだまだ活躍できる印象を与えた。本質的にレースセンスがないので、大井1800mはいかにも合いそうだ。

リッカルドはここに来て地味に復調気配。埼玉新聞栄冠賞の勝ち馬タービランスがこのレースに出走していれば、間違いなく2、3番人気に推されるはずで、本馬もすでにピークを過ぎたとは言え、軽視は禁物だろう。

ゴールドホイヤーは古馬初対戦でどこまで走れるか。同世代で古馬のオープン馬相手に互角の走りを見せているのはファルコンウィングくらいで、JRA同様に世代レベルにやや疑問も。上位人気に推されるなら少し軽視したい。

勝島王冠2020の印

◎⑨モジアナフレイバー
○①ノンコノユメ
▲⑬サブノクロヒョウ
△⑩マイネルクラース
△⑤ロードアルペジオ
△⑭ノーブルサターン
×⑪リッカルド
×⑯ゴールドホイヤー

2番マースインディ…1800mなら対応可能も、気持ち長いのは確か。重賞では荷が重いのでは。

3番アンダーザスター…世代レベルが怪しい3歳馬。斤量52キロは魅力も、前走スターバーストカップの走破時計では足りないのでは。

4番テルぺリオン…南関東に転入後の2戦がどちらも大敗。移籍前から気持ちがプツンと切れてしまった印象があり…

6番ハセノパイロ…古馬になってからパタッと走らなくなってしまい、早熟だったのは明らかだろう。近走はオープンでも苦戦が続いている。

7番カジノフォンテン…能力だけならモジアナフレイバー、ノンコノユメに次ぐ存在と言えるかもしれないが、大井では【0.0.1.5】と結果が出ておらず、コース替わりはマイナスだろう。【8.0.1.7】の戦績が示す通りピンかパーかのタイプなので、軽視するならバッサリと切りたい。

8番チャイヤプーン…森騎手騎乗は怖いものの、20年1月以来の実戦。大井外回りより小回りで立ち回りを生かすタイプでもあり…

12番クロスケ…再び大井に帰ってきたが、移籍初戦のサンタアニタトロフィーが15着と大敗。まだ老け込む年齢ではないものの、復活するにも時間がかかりそう。

15番ジョーストリクトリ…重賞では大敗が続いている現状で手が出ない。

勝島王冠2020の買い目

ここは純粋に上位2頭のモジアナフレイバー、ノンコノユメが抜けていると判断。昨年に比べてもメンバーが小粒ですし、無理に逆らわない方がいいのではないでしょうか。

【参考買い目】

3連複:◎ー○ー▲△△△××(6点)

3連複でモジアナフレイバー、ノンコノユメから印を打った馬へ。本線はノーブルサターンまでです。リッカルド、ゴールドホイヤー絡みはそこまで買いたくないので、そこは元返し程度に押さえて、残りの4点に集中します。どの組み合わせも20倍以上つきそうなので、そこでの決着に期待したいですね。

勝島王冠2020の予想でした。