(昨年の覇者リコーワルサー。鎌倉記念は7番人気だったんですね)

鎌倉記念2018(川崎)の予想です。

鎌倉記念2018の出走馬は、ミューチャーリー、ルマーカーブル、カネトシテッキン、リンゾウチャネル、リンノレジェンド、グラビテーションなど13頭。川崎競馬場1500mで行われるSIII戦。このレースは勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。

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昨年の同週は、

●エーデルワイス賞
1着◎ストロングハート(2番人気)
2着○グラヴィオーラ(4番人気)
3着×リコーデリンジャー(10番人気)

2万円投資→10万7,790円

●鎌倉記念
1着◎リコーワルサー(7番人気)
2着○マッドドッグ(2番人気)
3着×ゴールドパテック(5番人気)

3万円投資→22万2,670円

と大勝していたんですね。

今年は両レースともそこまで買いたいわけではないのですが、こういう地味なレースでドカンと当たりそうな気がしてなりません苦笑

しかし、先週のアルティマウェポンの激走にはビックリしましたね…

予想記事の冒頭に「牝馬ダートグレードの大井1800mは荒れる」と書きましたが、まさかあそこまで荒れるとは…

真面目な話を書くとアルティマウェポンはなにも激走したわけではなく、JRAの牝馬勢が力を発揮できなかったことで相対的に着順を上げることができたわけです(ジュエルクイーンがクイーンマンボやリエノテソーロに先着したのを見ても)。競馬はつくづく相対的なものというか、強い馬を探すゲームではないということを痛感するレースでした。

昨年のレディスプレリュードは○ララベル→◎プリンシアコメータ→×ラインハートで3連単134万でしたが、今回のレディスプレリュードはプリンシアコメータ→ブランシェクール→アルティマウェポンで3連単143万。正直、昨年のレディスプレリュードの方がはるかに取りやすい馬券だったとは思います(笑)

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鎌倉記念2018の予想と見解です

鎌倉記念は毎年、北海道勢vs南関東勢という図式になるレース

過去5年の結果は、

●17年
1着リコーワルサー(南関東)
2着マッドドッグ(北海道、オープン勝ち
3着ゴールドパテック(南関東)

●16年
1着ストーンリバー(北海道、オープン勝ち
2着ゴーフューチャー(南関東)
3着ティーケーグラス(南関東)

●15年
1着ポッドガイ(南関東)
2着アンサンブルライフ(南関東)
3着ワイヤトゥワイヤー(南関東)

●14年
1着オウマタイム(北海道→南関東、未勝利勝ちのみ)
2着クールテゾーロ(南関東)
3着ラッキープリンス(南関東)

●13年
1着ニシノデンジャラス(北海道、オープン2着
2着ファーストキス(北海道→南関東、新馬勝ちのみ)
3着ウィーゴ―(南関東)

3着以内馬の数は南関東勢が12頭に対し、北海道勢が3頭。南関東勢が圧倒しているように見えるが、それは単純に分母(出走頭数)が多いからでもあり、また純粋な南関東馬(デビューから南関東所属)は10頭。北海道勢が苦戦しているわけではない。

今年は北海道勢がかなり強力。南関東勢の上位独占は考えられず、北海道勢の取捨がカギを握るレースになるだろう。それでは予想にいきましょう。本命は…

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船橋のミューチャリーを信頼する

キャリア1戦の身でサプライズパワーメモリアルを勝利。同レースは昨年、リコーワルサー(鎌倉記念1着)、トーセンブル(ハイセイコー記念3着)、ドンビー(平和賞2着)を輩出したレース。今年もなかなかの面々がそろっており、2着トーセンアイアン、6着サウンドボスが次走トーシンブリザードメモリアルでワンツーフィニッシュ。出走馬のレベルは高かったと判断していいだろう。

大物感こそ感じさせないが、パイロ産駒らしいレース巧者のイメージ。同産駒は川崎1500mに滅法強く、コース替わりの不安は全くない。今年は道営勢がハイレベルと見ているが、本馬は南関東でアタマひとつ抜けた存在。道中の位置取りは後ろになりそうだが、消耗戦になるのはほぼ間違いなく、追ってしっかりと伸びるなら差し損ねの心配はしなくていいはずだ。

相手は道営のリンノレジェンドが強いはず

1勝馬ながら近2走はオープンで3、4着と善戦。特に前走は

1着ウィンターフェル(次走サンライズカップ2着
2着イグナシオドーロ(次走サンライズカップ3着
3着ダイキンボシ(次走サンライズカップ5着)
5着マイコート(次走サンライズカップ1着
7着サクセッサー(次走サンライズカップ4着)

と明らかにハイレベルな面々。これらの馬に混じって健闘したのであれば、道営オープン勝ち負けのレベルに達していると見てよく、鎌倉記念でも好勝負できるだろう。最終追い切りでは道営古馬オープンのロードプレステージに先着。状態は前走以上と見てよさそう。ミューチャーリーも強いが、この馬も相当強いはずだ。

3番手も道営のリンゾウチャネル

2走前のオープンは自分から逃げるゲッテルフンケンを追いかけての2着。ゴール前は勝ち馬タイムゴールドの脚色が目立っていたが、レース内容は明らかに本馬の方が濃かった。過去の傾向から道営オープンで勝ち負けなら鎌倉記念でも勝ち負け。能力的には足りていると判断していい。前走ジュニアグランプリでは初芝、初の1600m、左回りと未知の条件ながらあっさりと勝利。遠征競馬で結果を残せたのは大きく、能力通りに走ってくるのではないか。

道営3勝のルマーカーブルも侮れない。前走で連勝がストップしたが、時計の速い馬場での行った行った決着で決して力負けではなかったか。レースぶりからスプリンターの印象がなく、距離延長に対応できそう。リンノレジェンド、リンゾウチャネルが凡走するなら本馬にもチャンスが巡ってくるか。

最後にヒカリオーソ。前走秋茜特別の勝ち時計1分37秒4は、同開催の若武者賞(1分37秒9)より0.5秒も速く、本馬は普通にカネトシテッキンより強い可能性がありそう。フリオーソ×サウスヴィグラスの成長力に富んだ血統。さらなる上積みがあれば、道営勢に迫ることができるかもしれない。

鎌倉記念2018の印

◎②ミューチャリー
○④リンノレジェンド
▲⑦リンゾウチャネル
△⑩ルマーカーブル
△③ヒカリオーソ

鎌倉記念2018の予想ファイル

鎌倉記念2018の買い目

ここはミューチャリーから印を打った馬へシンプルに流します。今年の道営勢3頭は強力なので、2頭は馬券圏内に加わる可能性が高いと見ています。ただ道営勢は長距離輸送があるので馬体重の増減に少し注意したいですね。

【本線】

3連複:2-3、4、7、10ー3、4、7、10(6点)

3連複でミューチャリーから印を打った馬へ。本線はヒカリオーソ以外の組み合わせです。

【ボーナス】3連単:4、7→2⇔4、7、10(8点)

3連単を絞って買うとすれば、道営のリンノレジェンド、リンゾウチャネルが勝ち、ミューチャリーが2、3着に入る組み合わせ。ミューチャリーはゲートがそこまで上手くないのと道営勢が強力と見ているので、差し損ねに賭けるほうが期待値的には高い気がします。

以上、鎌倉記念2018の予想でした。