ＪＢＣレディスクラシック2020（大井）の予想です。
ＪＢＣレディスクラシック2020の出走馬は、ＪＲＡからレーヌブランシュ、マドラスチェック、プリンシアコメータ、シネマソングス、ファッショニスタ、マルシュロレーヌ、ローザノワールが出走。地方勢は、マルカンセンサー、サルサディオーネ（以上、大井）、ダノンレジーナ（浦和）らが迎え撃ちます。大井競馬場1800mで行われる牝馬限定のJpnI戦。このレースは勝負度Ｄ（自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆）を予定しています。
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ＪＢＣレディスクラシックと言えば、忘れられないのが17年大井開催（【ＪＢＣレディスクラシック2017予想】大井1800mのJpnI戦です）。
当時、
１着○ララベル（５番人気）
２着◎プリンシアコメータ（４番人気）
３着×ラインハート（８番人気）
で決着し、３連複７万、３連単134万馬券の大波乱。
ちなみに翌年のＪＢＣレディスクラシックでは単勝万馬券の格上挑戦の◎アンデスクイーンを狙いましたが、４コーナーで見せ場ありありだったので、その年もかなり興奮しました。アンデスクイーンはその後、ダートグレード３勝。自己条件時代から高いポテンシャルがあると思っていましたが、ちょっと買うのが早かったですね。
今年も一発狙いましょう！
ＪＢＣレディスクラシック2020の予想と見解です
魔物が潜む大井1800mの牝馬限定のダートグレード。
17年ＪＢＣレディスクラシック以降、同条件で行われた結果は以下の通り。
◆大井1800mの牝馬限定のダートグレードの結果（17年ＪＢＣレディスクラシック以降）
直近３レースは比較的平穏な決着に収まっているが、17年ＪＢＣレディスクラシック、18年レディスプレリュードでは３連単100万オーバーの払い戻しが飛び出し、19年ＴＣＫ女王盃では３連単99万馬券。ダートグレードの牝馬限定戦自体、波乱がたびたび起こるものの、その中でも大井1800mは波乱度が高い条件と言える。
今年のレディスプレリュードは１→３→４番人気と堅めの決着だったが、前哨戦と大きく異なるのは、ハナ主張が好走への絶対条件になるサルサディオーネ、外目２番手が指定席のファッショニスタ、逃げてこそのローザノワールが参戦してくること。
さらに内に揉まれたくないマドラスチェック、プリンシアコメータが入り、いかにも序盤から激しい位置取り争いが行われそうだ。
本番では前哨戦とまた違った展開、結末が待ち受けているのではないか。それでは予想にいきましょう。ここは本命＆対抗のワイド１点のつもりで行きたい。本命は…
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マルシュロレーヌがダート牝馬界の頂点に立つ
初ダートとなった２走前の桜島ステークスのレース後、「昇級即通用」とメモし、次走注目馬としてマークしていた馬。その次走がまさかのレディスプレリュードだったが、結果はご存知の通り、１頭だけ別次元の末脚で２着以下を子ども扱い。あの走りを見せられては正直、逆らうのは無謀な気がする。
冒頭に書いた通り、前がやり合ってくれそうなのも本馬にとって好都合。激しい逃げ、先行争いを後ろで眺めながら４コーナーからじわじわと進出していけば、直線で再び鬼脚がさく裂するのではないか。
唯一の不安を挙げるとすれば、馬体重。そこまで大きな馬ではないので、前走馬体重はキープして欲しい（矢作厩舎なので、その辺も加味して上手く調整しているだろう）。
相手はもう一度、マルカンセンサーを狙いたい
本馬を評価したいのはやはり４走前のＳＩ・大井記念。当時、超強力な牡馬相手に正攻法の競馬で４着に健闘しており、あの走りができれば、牝馬限定のダートグレードなら通用しない方がおかしいだろう（以下参照）。
◆20年大井記念の結果
当時、先着を果たしたサウンドトゥルーは全盛期の勢いこそないものの、今年は金盃と東京記念で２勝を挙げ、ダイオライト記念で３着に好走。ＪＢＣクラシックに駒を進めているが、仮に同馬が牝馬でこのＪＢＣレディスクラシックに出走していれば、マルシュロレーヌの相手筆頭くらいの支持を集めていたのではないか。
振り返れば、19年ＴＣＫ女王盃２着（２枠２番）、20年大井記念４着（３枠３番）ともに前に馬を置いて内でじっと我慢する形。揉まれた方が闘志に火が付く根性タイプで、３枠４番はプラスに捉えていいだろう。昨年のＴＣＫ女王盃のように中団の内で溜めに直線で前がバテたところ、内からヌルッと２、３着に上がるシーンは想像がつく。陣営コメントの前走７分の仕上がり→今回９分の仕上がりも心強い。
３番手は好枠を引けたファッショニスタ
1800mは本馬にとって気持ち長いものの、18年ＪＢＣレディスクラシック３着、19年レディスプレリュード２着があるように、ポテンシャルの高さでカバーできる範囲。本馬にとって何よりも大事なのは砂を被されずに運べるかどうか。やや一本調子の面があるストリートセンス産駒なので、気分よく運べるかが重要になる（３走前のＴＣＫ女王盃は１枠１番で揉まれたのが敗因）。その点、外目の７枠12番を引き、内に是が非でも行くサルサディオーネがいるのは本馬にとって好都合だろう。ペースは速くなりそうだが、自分の形さえ作れれば、ペースに関係なくしぶとく粘り込んできそうだ。
マドラスチェックはやはり内枠からどう捌くかがカギになりそう。マル外らしくやや気ムラな面があり、20年ＴＣＫ女王盃（12頭立て12番ゲート）、同年レディスプレリュード（16頭立て12番ゲート）は外からスムーズな先行策を打てたのが好走の最大の要因だった。道中で上手く外に持ち出せるなら好勝負必至も、インで立ち回ると思いのほか伸びないかもしれない。
レーヌブランシュはレースの幅がそれなりにあるのは強み。ただブリーダーズゴールドカップ、レディスプレリュードで古馬との能力差がやや感じられたので、３戦目でどれくらい詰められるかだろう。クロフネ産駒といえば、ホワイトフーガ（15年ＪＢＣレディスクラシック１着など）、ブラボーデイジー（11年ＴＣＫ女王盃３着）など。コース相性は悪くない。
プリンシアコメータはマドラスチェック同様、内目の枠に入ってしまい、難しい立ち回りを強いられそう。逃げて粘り込んだ17年ＪＢＣレディスクラシック２着、４コーナー先頭で押し切った20年ブリーダーズゴールドカップのように早め先頭で押し切るスタイルが合っているので、同型がズラッとそろってしまったのはマイナスだろう。
シネマソングスは展開がハマれば…の要因で押さえ。前が勝手に潰れる可能性は大いにあり、後ろで何もしていない本馬が漁夫の利で突っ込んでくるシーンはあるかも。
最後にローザノワール。同型がそろった上に相手強化で厳しい戦いになりそうだが、是が非でも逃げないとダメというタイプではなく、思い切って差し、追い込みに転じた時に少し怖さはあるか。
ＪＢＣレディスクラシック2020の印
◎⑬マルシュロレーヌ
○④マルカンセンサー
▲⑫ファッショニスタ
△②マドラスチェック
△①レーヌブランシュ
△⑤プリンシアコメータ
×⑦シネマソングス
×⑭ローザノワール
３番ナムラメルシー…20年エンプレス杯２着の実績があるものの、大井外回りのようなガチンコ勝負は不向き。前走レディスプレリュード９着の走りを見ても、ここで馬券圏内に食い込んでくるイメージは湧かない。
６番ダノンレジーナ…今年のＪＢＣレディスクラシックが浦和1400mなら買いたいが、アウェイの大井、しかも実績のない1800m。地方勢の中では地味に売れそうだが、この条件では厳しいだろう。
８番サルサレイア…年齢的にまだまだ活躍できそうだが、ＪＲＡの２勝クラスに在籍していた馬。ＪＲＡのオープン馬相手ではさすがに分が悪い。
９番サルサディオーネ…行き切れる強みはあるものの、右回りでは【0.0.0.9】。大井1800mは二度走って二度とも惨敗。コース適性がないのでは。
10番サンルイビル…ダートグレードでは20年ＴＣＫ女王盃７着、同年エンプレス杯８着、同年レディスプレリュード15着と苦戦続き。一時期の勢いも失いつつある。
11番ヨミ…３走前のブリーダーズゴールドカップでは勝ち馬プリンシアコメータから3.0秒差の７着。ダートグレードで通用するレベルではない。
15番レイチェルウーズ…関東オークスで完敗したレーヌブランシュでも古馬勢にやや見劣っている現状。このメンバーでは明らかに分が悪い。前走の大敗を見ると、早熟だったのかも。
ＪＢＣレディスクラシック2020の買い目
まず印を以下の通りに変更します。
◎④マルカンセンサー
○⑬マルシュロレーヌ
▲⑫ファッショニスタ
△②マドラスチェック
△①レーヌブランシュ
△⑤プリンシアコメータ
×⑦シネマソングス
×⑭ローザノワール
マルカンセンサーはここまで人気がないなら、万が一、マルカンセンサーが好走してマルシュロレーヌが飛んで馬券をハズすのはもったいないので、軸はマルカンセンサー、相手にマルシュロレーヌを置きます。笹川騎手にはＴＣＫ女王盃２着時のように内で溜めて末脚を引き出す騎乗をして欲しいですね。
【参考買い目】
３連複：◎ー○▲ー○▲△△△××（11点）
３連複で１列目にマルカンセンサー、２列目にマルシュロレーヌ、ファッショニスタ、３列目に印を打った馬が入る組み合わせ（ワイド２点でもＯＫ）。本線は２列目がマルシュロレーヌ絡み、３列目がプリンシアコメータまでです。心情的にはマルカンセンサー、マルシュロレーヌのワイド１点のつもりです。
馬連：◎ー○▲（２点）
馬単：○▲→◎（２点）
あとは馬連＆馬単でマルカンセンサーからマルシュロレーヌ、フッショニスタへ。マルカンセンサーはさすがにアタマまでは想像できないので、馬単は２着付けで。
ＪＢＣレディスクラシック2020の予想でした。
