香港国際競走2017(香港ヴァーズ、スプリント、マイル、カップ)の予想です。

日本からは香港カップにネオリアリズム、ステファノス、スマートレイア―、香港マイルにサトノアラジン、香港スプリントにレッツゴードンキ、ワンスインナムーン、香港ヴァーズにトーセンバジル、キセキが出走します。

今年の海外G1は、

●ドバイワールドカップ
1着◎アロゲート(1番人気)
2着○ガンランナー(3番人気)
3着△ネオリシック(12番人気)

●クイーンエリザベスII世カップ
1着◎ネオリアリズム(2番人気)
2着▲パキスタンスター(3番人気)
3着○ワーザー(1番人気)

の2つが的中。ドバイワールドカップの一撃が大きかったのでここまではプラスでしょうか。香港国際競走は昨年いい思い出があるレース。今年もどこかでドカンと当てたいところです。

※メルマガ読者の方は土曜日夕方に配信した「明日の重賞予想」にパスワードが掲載されています。メルマガ読者以外の方はnote限定での公開とさせて頂きます。

香港国際競走2017の予想と見解です

香港国際競走のカギを握るのは香港勢の取捨だろう。

ジャパンカップで日本勢が強く、凱旋門賞でフランス勢が強いように、国際競走における地の利は予想以上に大きい。香港ヴァーズ、スプリント、マイル、カップ。どのレースも日本馬と欧州馬の能力比較というより、香港勢の中からどの馬が最も買えるかを見つけるゲームといっていい。

それでは予想にいきましょう。4競走のうち3競走は香港馬から入る。まずは香港ヴァーズから。

ここより下は有料記事(800円)とさせて頂いております。

noteよりユーザー名、パスワードをご購入して頂ければ、閲覧できます(新規の方はnoteへの登録が必要です)。

レースが終わったので無料公開しています。

香港ヴァーズ2017の予想

◎⑥イーグルウェイ
○②タリスマニック
▲①ハイランドリール
△⑫キセキ
△⑧トーセンバジル

ここはイーグルウェイが面白そう。過去最高のパフォーマンスがシャティン芝2400mのクイーンマザーメモリアルカップとチャータードチャンピオンズ&チャーターカップ。特にクイーンマザーメモリアルカップは勝ち時計が優秀で(過去5年の香港ヴァーズよりも速い)、ポテンシャル比べならこのメンバーに入ってもヒケを取らないのではないか。近2走はいかにも距離不足だった感。芝2400mなら展開ひとつで一角崩しがあっても驚けない。

相手はタリスマニック、ハイランドリールが強いだろう。キセキは印的に4番手になったが、勝っても不思議ではない。

【参考買い目】

≪シャティン4レース 香港ヴァーズ 勝負度B(自信度★★★★☆ 妙味度★★★☆☆)≫

まず印を以下の通りに変えます。

◎②タリスマニック
○①ハイランドリール
▲⑥イーグルウェイ
△⑫キセキ
△⑧トーセンバジル

キセキがここまで売れるとは思わなかったので、能力、実績断然の欧州勢2頭から素直に入ります。

メンバーを見渡してもスローペース濃厚ですし、前に行けるハイランドリール、1番ゲートからBCターフの再現になりそうなタリスマニックは能力上位な上、展開にも恵まれるでしょう。できれば、印上位3頭で決まって欲しいですね。

馬券は3連複でタリスマニック、ハイランドリールから印を打った馬へ。ただし、キセキ絡みは3連複だと安いので、3連単でキセキ2、3着の組み合わせだけ買います。あとは3連単でタリスマニック、ハイランドリールが1着の組み合わせ。

3連複:◎ー○ー▲△△(3点)…キセキ絡みは3連単2、3着の組み合わせに変えます

3連単:◎○→◎○⇔▲△△(12点)

香港スプリント2017の予想

◎⑦サインズオブブレッシング
○①ミスタースタミング
▲②ラッキーバブルズ
△⑤アメージングキッズ
△⑩ディービーピン
△④ザウィザードオブオズ
×③ペニアフォビア
×⑫レッツゴードンキ

スプリント路線は香港勢が圧倒的に強い。香港スプリントを振り返っても、過去5年の3着以内馬15頭のうち11頭は香港勢(残りの4頭は日本馬3頭、愛国馬1頭)。香港馬だけ買っていれば、当たるレースといえる。ただ今年の香港のスプリント路線は全体的に小粒。かといって日本のスプリント路線も低調なので、今年は欧州馬の一撃に期待したい。

本命はサインズオブブレッシングが面白いはず。昨年の香港スプリントにも出走していたが、大外枠から出遅れて外々を回っての5着。本来逃げてこそのタイプなので、自分の形を作れずにあそこまで追い上げたのは地力が高い証拠だろう。今年は昨年より内目の5番ゲート。スプリント戦にしては同型がペニアフォビアとワンスインナムーンしかいないので、スタートを決めて流れに乗れれば、今年は力でねじ伏せてもいいのではないか。

相手は香港勢の中心になりそうなミスタースタミング、前走不利を受けて参考外のラッキーバルブズが有力だろう。

【参考買い目】

≪シャティン5レース 香港スプリント 勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)≫

こちらは印を追加します。

◎⑦サインズオブブレッシング
○①ミスタースタミング
▲②ラッキーバブルズ
△⑤アメージングキッズ
△⑩ディービーピン
△④ザウィザードオブオズ
×③ペニアフォビア
×⑫レッツゴードンキ
×⑨ブリザード
×⑬ワンスインナムーン
×⑧ザライトマン
×⑥ノットリスニントゥーミー
×⑪ストーミーリベラル

ここまでの人気薄から入る以上、ヒモ抜けは絶対に避けたいので3列目は総流しの形を取ります。

馬券は3連複で1列目にサインズオブブレッシング、2列目にミスタースタミング、ラッキーバブルズ、3列目に印を打った馬へ(ワイド2点でもOK)。本線は3列目がディービーピンまで。本線と押さえは明確に差をつけようと思います。あとは馬連、馬単を押さえる。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲ー総流し(21点)…本線3列目がディービーピンまで

馬連:◎ー○▲(2点)

馬単:◎→○▲(2点)

香港マイル2017の予想

◎⑩ビューティージェネレーション
○⑦シーズンズブルーム
▲①ビューティーオンリー
△②ヘレンパラゴン
△③コンテントメント
△⑧ホースオブフォーチュン
×⑭ローリーポーリー
×⑬ランカスターボンバー
×⑨カラール
×⑥ライトニングスピア
×④サトノアラジン

香港国際競走の4つの中で最も難解な一戦。どこからでも入れそうだが、馬券的に面白いのはビューティージェネレーションか。前走ジョッキークラブマイルは差し、追い込み決着の中、前々で立ち回って3着に好走。今回、ジョッキークラブマイルで先行した馬が軒並み不在なので、展開ひとつで粘り込んでもいいのではないか。斤量増はカギになるが、500キロを超える大型馬なので斤量自体を苦にすることはないはず。

相手は前走の末脚が鮮やかだったシーズンズブルーム、昨年の覇者ビューティーオンリー、昨年の2着馬ヘレンパラゴンあたりが有力だろう。

【参考買い目】

≪シャティン7レース 香港マイル 勝負度D(自信度★☆☆☆☆ 妙味度★★★★☆)≫

ここは3連複で1列目にビューティージェネレーション、2列目にシーズンズブルーム、ビューティーオンリー、3列目に印を打った馬へ(ワイド2点でもOK)。本線はコンテントメントまで。

3連複:◎ー○▲ー○▲△△△×××××(17点)…本線はコンテントメントまで

香港カップ2017の予想

◎⑨タイムワープ
○④ワーザー
▲②ネオリアリズム
△⑤ステファノス
△①ドーヴィル
△⑧ガルリンガリ
×⑫スマートレイアー
×③ポエッツワード
×⑩ウォーディクリー

ここはタイムワープを狙いたい。シャティン芝2000mは逃げ、先行有利なコースで、それはエイシンヒカリ、ネオリアリズムの勝利を見ても明らか。今回、逃げたいのは本馬だけで、ネオリアリズムが1枠1番でロングスパートを打てるか怪しいなら、本馬があれよあれよと逃げ切っても驚けないはず。

前走ジョッキークラブカップではワーザーとタイム差なしの2着。当時は斤量差が2.5キロもあったので、ここでワーザーに先着するのは簡単ではないが、ペースが緩んでくれれば、再びの接戦に持ち込んでも不思議ではないだろう。ブックメーカーオッズではワーザー、ネオリアリズムに次ぐ3番人気も、国内オッズでは6番人気くらいに収まりそう。期待値的にも高いはずだ。

相手は香港中距離の最強馬ワーザー。シャティン芝2000mは【4.0.1.0】。この条件ならよほどのことがない限り、崩れない。

ネオリアリズムはクイーンエリザベス2世カップでワーザーを下して勝利。ただあのレースは奇襲がハマった面があり、内でじっくりと溜めるような形になると、前をなかなか捕まえられないかもしれない。

【参考買い目】

≪シャティン8レース 香港カップ 勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)≫

地元ではワーザーに次ぐ2番人気に推されているタイムワープも、JRAオッズだと伏兵の一角。ここは香港勢2頭のマッチレースに期待します。

馬券は3連複でタイムワープ、ワーザーから印を打った馬へ(ワイド1点でもOK)。本線はドーヴィルまで。あとは馬連を押さえます。

3連複:◎ー○ー▲△△△×××(7点)…本線はドーヴィルまで

馬連:◎ー○(1点)

以上、香港国際競走2017の予想でした。