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報知オールスターカップ2019(川崎)の予想です。
報知オールスターカップ2019の出走馬は、ヤマノファイト、タービランス、ハセノパイロ、ゴールドパテックらが出走。他地区からはタガノゴールド(兵庫)、ナガラオリオン(金沢)が参戦します。川崎競馬場2100mで行われるSIII戦。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。
※メルマガ読者の方は「先週の重賞回顧」にパスワードが掲載されています。
まずは2018年の地方重賞が不甲斐ない成績に終わってしまい、申し訳ありませんでした。この年末年始に何がいけなかったのをじっくりと考えていました。1レース1レースを振り返り、改善すべき点がいくつか見つかったので、2019年はその部分を修正し、1年間通じて満足の頂ける予想を(というよりも自分自身が満足のいく予想を)配信できるよう努めて参りたいと思います。
報知オールスターカップから東京2歳優駿牝馬まで。ここから1年間の長い戦いが始まりますが、またお付き合い頂けると嬉しいです。
それでは新年一発目の報知オールスターカップいきましょう!
報知オールスターカップ2019の予想と見解です
報知オールスターカップは向上面からのロングスパート戦になりやすいレース。
過去5年の後半1000mのラップは、
18年14.1-12.0-13.0-14.1-12.2(上り39.3秒)
17年14.6-12.2-12.9-13.4-12.7(上り39.0秒)
16年14.2-12.1-13.2-14.2-13.1(上り40.5秒)
15年14.3-12.3-13.3-14.3-13.2(上り40.8秒)
14年13.9-11.5-12.3-13.8-13.2(上り39.3秒)
とラスト800mからペースアップし、ラスト400mの上りがかかるのが特徴。
現代競馬に必要な立ち回り力や先行力よりも、最後までいかにバテずに伸び続けられるかが何よりも問われるレースといえるだろう。
過去3年の勝ち馬は、16年グルームアイランド、17年ケイアイレオーネ、18年ディアドムス。大型馬で一見、不器用そうなタイプでも力で押し切ることができる。今年は12頭立ての少頭数。よりその色合いは濃くなるだろう。
今年はヤマノファイト、タービランスが人気の中心になりそうだが、伏兵の中にこの条件でこそ狙ってみたい馬が1頭いる。それでは予想にいきましょう。本命は…
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タガノゴールドが面白そうだ
地方移籍後、2連勝を挙げると、JBCクラシックでも勝ち馬ケイティブレイブから1.1秒差の9着と善戦。前走園田金盃では4着に敗れたものの、前残り競馬だった上、鞍上の笹田騎手が上手く乗りこなせず。前走の敗戦に関しては完全に度外視していいだろう。園田の3戦はすべて上り最速をマーク。レースの上りが39秒台になれば、どこまで行っても伸び続ける本馬の末脚が存分に生きてくるだろう。鞍上は笹田騎手→赤岡騎手と大幅に強化。前々で立ち回るタービランス、ヤマノファイトを差し切っても何ら不思議ではない。
相手はタービランスがやはり強い
昨年は5戦のみに終わったが、その成績は【3.2.0.0】と連対率100%。負けた相手は全盛期のリッカルド(昨年の帝王賞4着)と本格化したスーパーステション(昨年の東京大賞典6着)。2頭ともにダートグレードレベルにはゆうに達しており、負けた相手が悪かったと判断していい。今回はそこまでの強敵が不在。左回り経験があり、鞍上の森騎手とも【3.2.1.0】とコンタクトが取れているなら、ここは堅実に走ってくるのではないか。間隔が少しだけ空いたので、馬体重の増減には注意したい(530キロ台以下で出走して欲しい)。
3番手はスタートさえ決まれば、ヤマノファイトが有力だろう
ご存知の通り、現4歳世代はレベルが高く、南関東の同世代もモジアナフレイバー(勝島王冠1着)、クリスタルシルバー(マイルグランプリ1着)が古馬混合の重賞で勝利。本馬は世代でもトップクラスの力を持っており、このメンバーに入っても全くヒケを取らないだろう。2走前の埼玉新聞栄冠賞は休み明け、前走浦和記念はスタートで致命的な不利。ゲートでゴトゴトする癖がまだ抜けておらず、この枠で出遅れると再び後手後手の競馬になりそうだが、隣のキャッスルクラウンが追い込み一手なので、極端な出遅れさえなければ、リカバリーを利かしてある程度の位置を確保できるのではないか。
トキノパイレーツもハイレベルな4歳世代。転入初戦の芙蓉賞(川崎2000m)を2分10秒6の好時計で圧勝。次走戸塚記念では芙蓉賞で相手にならなかったムシカリに少し迫られており、戸塚記念は力を出し切っての敗戦ではないだろう。軽量54キロなら実績ある古馬勢にも互角に太刀打ちできるイメージが浮かぶ。不安はやはり昨年未勝利で現役最高齢の森下騎手(63歳)が騎乗すること。
ジャーニーマンは川崎2000~2100mで【2.1.1.1】と好相性。いかにも地方だと距離の融通が利くサウスヴィグラス産駒で、マイルでも中長距離でも安定して力を発揮できる。メンバーを見渡す限り、マイペースの逃げを打てそうだが、単調な前残りにならないのが本競走。序盤こそ楽に逃げられたとしても向上面から後続勢のプレッシャーを受け、厳しい競馬を強いられるのではないか。
ゴールドパテックは関東オークス以降、一貫して川崎2000~2100mのレースに出走。大崩れなく走っているのは魅力だが、唯一、馬券圏外に敗れたのが牡馬相手の戸塚記念(4着)。牝馬限定なら能力上位でも牡馬相手、それも重賞実績のある牡馬相手だとやや分が悪いかもしれない。
ハセノパイロはハイレベルな4歳世代でクラシック路線の中心にいた馬の1頭。東京ダービーで本命を打ったように能力を高く評価しているが、今回はいかんせん6ヶ月の休養明け。馬自身、叩き良化型のイメージがあり、長期休養明けの今回は割り引いて考えるべきだろう。
最後に昨年の覇者ディアドムス。勝島王冠→報知オールスターカップの連勝時は南関東の中距離路線を引っ張っていく馬になるか?と思われたが、結局、最後に勝利したのが昨年の同レース。その後は走る気を失くしたような敗戦が続いており、年齢的にガラリ一変を望むのは酷だろう。
報知オールスターカップ2019の印
◎⑥タガノゴールド
○④タービランス
▲①ヤマノファイト
△⑪トキノパイレーツ
△⑫ジャーニーマン
△③ゴールドパテック
×⑧ハセノパイロ
×⑩ディアドムス
報知オールスターカップ2019の予想ファイル
報知オールスターカップ2019の買い目
ここは◎タガノゴールドから○タービランス▲ヤマノファイトに流した馬券を購入します。
【本線】
3連複:◎ー○▲ー○▲△△△××(11点)
3連複で1列目にタガノゴールド、2列目にタービランス、ヤマノファイト、3列目に印を打った馬への組み合わせ(ワイド2点でもOK)。本線は2列目がタービランス絡み、3列目がゴールドパテックまでです。
【ボーナス】
3連単:◎○▲(6点)
3連単を絞って買うとすれば、タービランス、ヤマノファイトともに崩れるイメージがあまり湧かないので(ヤマノファイトはスタート次第ですが)、印上位3頭のボックスを買いたいですね。
以上、報知オールスターカップ2019の予想でした。