@h_r_p_studio さんの写真。)

報知オールスターカップ2018(川崎)の予想です。

報知オールスターカップ2018の出走馬は、ディアドムス、トロヴァオ、クラージュドール、トーセンハルカゼ、スーパーステションなど14頭。川崎競馬場2100mで行われるSIII戦。このレースは、勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

※メルマガ読者の方は「新年のご挨拶」にパスワードが掲載されています。東京2歳優駿牝馬の◎ビジネスライクが除外だったため、今回は前回と同じパスワードです。

2017年最後の東京2歳優駿牝馬は◎ビジネスライクがまさかの競走除外という結果に。購入した馬券はほぼ返還という形になり、残念な結果でした。12月の地方重賞はややトーンダウン気味だったので、2018年は1月から好スタートを切りたいですね。

報知オールスターカップ2018の予想と見解です

報知オールスターカップは、末脚の持続力勝負になりやすいレース。過去3年の3着以内馬を見ていくと、

◆過去3年の報知オールスターカップの3着以内馬

着順 人気 馬名 通過順 上り
17年 1 1 ケイアイレオーネ 5-5-5-6-2-1 3位
2 4 クラージュドール 12-12-13-12-7-6 1位
3 2 タイムズアロー 3-3-3-3-3-3 4位
16年 1 2 グルームアイランド 10-10-10-9-6-5 2位
2 8 バトードール 6-4-7-5-5-3 3位
3 1 ムサシキングオー 2-3-2-3-1-2 5位
15年 1 1 ドラゴンエアル 10-10-10-10-1-1 1位
2 10 カキツバタロイヤル 7-7-5-5-8-6 2位
3 4 バトードール 13-13-12-12-6-3 4位

で3着以内馬9頭のうち7頭は2周目向上面で5番手以下だった。

報知オールスターカップは序盤こそスローペースで進んでも2周目向上面からペースアップするため、前々で押し切るのが意外と難しいレース。

問われるのは、勝負どころの向上面まで馬群の中でじっと我慢できる精神力、そして向上面からのロングスパート戦に対応できる持続力だろう。

傾向的には以上の2点を重視すればいいわけだが、今年は単純な能力と人気のバランスから買ってみたい馬が1頭いる。ディアドムスの1強ムードかもしれないが、この馬の圧勝まであっていいはずだ。それでは予想にいきましょう。本命は…

ここより下は有料記事(200円)とさせて頂いております。

noteよりユーザー名、パスワードをご購入して頂ければ、閲覧できます(新規の方はnoteへの登録が必要です)。

レースが終わったので無料公開しています。

スーパーステションの独壇場になるだろう

2歳時は決して目立つ存在ではなかったが、王冠賞でベンテンコゾウの3連覇を阻止してから馬が本格化。マリーゴールド特別以降はびっしりと追うこともなく、連戦連勝。使われつつ馬体重が徐々に増え、馬が完全に化けた。

レース内容はもちろんのこと、門別で記録した時計も逸脱。4走前と2走前の走破時計を翌日の同条件の上のクラスと比較すると、

08/29 マリーゴールド特別A3(1分53秒4)勝ち馬スーパーステション
08/30 レダ特別A2(1分55秒8)勝ち馬キャプテンロブロイ
08/30 ロードカナロア・PA1(1分55秒1)勝ち馬ステージインパクト

10/25 くっちゃんじゃが特別A2(1分53秒9)勝ち馬スーパーステション
10/26 ディープインパクト・PA1(1分55秒2)勝ち馬サクラインザスカイ

で遥かにスーパーステションがマークした時計が上。それもスーパーステションはともに馬なりでの大楽勝だった。

前走ダービーグランプリは全国各地から好メンバーがそろった一戦だったが、まさに横綱相撲といえる競馬で完勝。水沢はラップタイムが出ていないのでペース判断はできないものの、2コーナーで1~5番手にいた馬は本馬を除けば、総崩れしており(以下参照)、番手から押し切った内容は着差以上に価値が高いといっていいだろう。

◆ダービーグランプリの2コーナーで1~5番手にいた馬たち
1番手キングジャガー(4番人気11着)
2番手ベンテンコゾウ(2番人気5着)
3番手スーパーステション(1番人気1着
4番手サイバーエレキング(7番人気12着)
5番手クラキングス(5番人気7着)

スーパーステションが馬なりのまま交わしたベンテンコゾウだけ、唯一、掲示板を確保したが、本馬は次走桐花賞でエンパイアペガサスから差のない2着。エンパイアペガサスはご存知の通り、昨年の報知オールスターカップ勝ち馬。ベンテンコゾウを基準に考えれば、スーパーステションはエンパイアペガサスよりは強いはずで、南関東重賞でもヒケを取らないだろろう。

レース傾向的には脚質がマイナスだが、今年は逃げ、先行勢が明らかに手薄。格下メイジンが引っ張る流れを3コーナーで先頭に立ち、そのまま後続を引き離しての圧勝まであるのではないか。

相手はディアドムスが人気でも逆らえない

南関東への転厩初戦こそ特殊条件の東京記念で6着に敗れたが、その後は埼玉新聞栄冠賞2着→勝島王冠1着と安定した走り。特に前走勝島王冠は強いの一言で、今年の南関東の中距離路線はヒガシウィルウィンを除けば、本馬を中心に回っていくか。バテずに長くいい脚を使うタイプなので、報知オールスターカップのレース傾向的にも合っているだろう。

3番手はかみ合えばトロヴァオの巻き返しがある

前走マイルグランプリは外枠から気分よく行き過ぎたのが敗因。前走時にも書いたが、南関東に転厩後、1~4枠【3.2.0.2】、5~8枠【0.0.0.4】で好走時は1~4枠に集中。今回は4枠5番。力を出し切れる番と見ていい。気性的に難しさがあり、ピンかパーかのタイプだが、上手く噛み合えば、勝ち切るだけの能力を秘めている。

クラージュドールは前年の同レース2着馬。当時の勝ち馬ケイアイレオーネとは仕掛けのタイミングだけで、勝ちに等しい競馬だった。川崎2100mはコース適性の有無がポイントになりやすいので、すでに同コースで結果を残しているのは強み。詰めの甘いタイプではあるが、鞍上込みで堅実駆けだろう。

トーセンハルカゼは惜敗続きも重賞で安定した走り。近走はマイル中心に使われているものの、JRA時代には東京ダート2100mで勝ち鞍があり、距離延長は問題ないだろう。位置取りは相対的に前々になりそうで、スーパーステションが楽々と押し切る展開になれば、本馬にも流れが向くかもしれない。

オメガスカイツリーは昨年の同レースで6着に敗れたが、外々を回ったロスが大きく、上位とは着差ほど能力差を感じなかった。前走総の国オープンも勝ち馬クラージュドールから0.1秒差の3着。レース運びひとつでクラージュドールとの逆転はある。

イッシンドウタイは近走不振も、転入初戦の川崎2000mではグラディオーソ以下に完勝。元々はJRAのオープンクラスでバリバリ走っており、実績だけならディアドムス、クラージュドールにもヒケを取らない。叩き3走目で上積みがあるなら侮れないだろう。

メイジンは能力的に厳しそうだが、自分の形には持ち込めそう。超スローペースで後続が動かなければ、スーパーステションとの行った行ったもないとは言えない。

最後にグルームアイランド。2年前に同レースを制した時より衰えているが、コース適性だけで一枚押さえておいてもいいか。

報知オールスターカップ2018の印

◎⑨スーパーステション
○③ディアドムス
▲⑤トロヴァオ
△⑦クラージュドール
△⑧トーセンハルカゼ
△②オメガスカイツリー
×①イッシンドウタイ
×④メイジン
×⑫グルームアイランド

報知オールスターカップ2018の予想ファイル

報知オールスターカップ2018の買い目

スーパーステションは新聞の印的に4、5番人気想定でしたが(日刊競馬では本命も対抗の印もなかったんですけどね…)、お昼現在、単勝2番人気。馬は強いと思いますが、初の左回り、初コースなど未知な面はありますし、ちょっと売れ過ぎな気がしますね。オッズ的にそこまで魅力を感じないので勝負度D(自信度★★★☆☆ 妙味度★★☆☆☆)でいきます。新年一発目ですが、あまり入れ込まずにいきます。

【本線】

3連複:3-9-1、2、4、5、7、8、12(7点)

3連複でディアドムス、スーパーステションから印を打った馬へ。本線はオメガスカイツリーまでです。

【ボーナス】

3連単:9→3⇔2、5、7、8(8点)

3連単:9→5⇔2、7、8(6点)

3連単で1着スーパーステション、2、3着にディアドムスが入り、3着に印上位が入る組み合わせ。たくさん買う人であれば、イッシンドウタイ以下まで押さえるのもアリだとは思います。あとはスーパーステションが勝利してディアドムスが飛んで馬券をハズすのはもったいないので、トロヴァオの2、3着付けも軽く押さえておきます。

以上、報知オールスターカップ2018の予想でした。