白山大賞典2019(金沢)の予想です。

白山大賞典2019の出走馬は、JRAからデルマルーヴル、リアンヴェリテ、ノーヴァレンダ、テルぺリオン、グリムが出走。地方勢は、グレイトパール(佐賀)らが迎え撃ちます。金沢競馬場2100mで行われるJpnIII戦。このレースは勝負度C(自信度★★★☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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9月の地方重賞は、

●戸塚記念
1着○ヒカリオーソ(1番人気)
2着▲ウィンターフェル(2番人気)
3着◎グリードパルフェ(4番人気)
※◎グリードパルフェ2、3着付け推奨

●オーバルスプリント
1着◎ノブワイルド(3番人気)
2着×ワイドファラオ(2番人気)
3着○ヤマニンアンプリメ(1番人気)
※◎ノブワイルドのアタマ固定推奨

●東京記念
1着△ストライクイーグル(3番人気)
2着○センチュリオン(1番人気)
3着スギノグローアップ(7番人気)
9着◎シュテルングランツ(4番人気)

●日本テレビ盃
1着○クリソラベル(1番人気)
2着◎ロンドンタウン(4番人気)
3着△ノンコノユメ(2番人気)
※◎ロンドンタウン○クリソラベルの1、2着ベース

と9月は地方競馬がよく当たりました。

今週はJBCクラシックにつながる前哨戦が盛りだくさん。調子も上がってきたことなのでこのまま10月も突っ走りたいと思います!

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白山大賞典2019の予想と見解です

白山大賞典は4コーナーで大勢がほぼ決するレース。

過去5年の白山大賞典の3着以内馬と通過順(14~18年)を見ると、4コーナーの通過順が極めて重要なのが分かる。

◆過去5年の白山大賞典の3着以内馬と通過順(14~18年)

着順 馬名 通過順
18年 1 グリム 1-1-1-1
2 センチュリオン 5-5-5-4
3 カツゲキキトキト 3-3-3-3
17年 1 インカンテーション 2-2-1-1
2 カツゲキキトキト 3-3-3-3
3 クリノスターオー 1-1-1-2
16年 1 ケイティブレイブ 2-2-2-2
2 アムールブリエ 3-3-3-4
3 ストロングサウザー 4-3-3-3
15年 1 マイネルバイカ 4-3-3-2
2 エーシンモアオバー 1-1-1-1
3 ソリタリーキング 5-5-2-2
14年 1 エーシンモアオバー 1-1-1-1
2 サミットストーン 3-3-3-3
3 グラッツィア 2-2-2-2

過去5年の3着以内馬15頭のうち13頭は4コーナー3番手以内。

つまり白山大賞典は4コーナーで各馬がどの位置にいるのかを予想するのが重要になる。

今年の白山大賞典で逃げるのは徹底先行型のリアンヴェリテ。それを追いかけるのがテルぺリオン、グリム(枠順と松若騎手の性格を考えると、マーキュリーカップに続いてテルぺリオンの方がグリムより前にいるだろう)。その直後にノーヴァレンダ、デルマルーヴルが続く形になりそうだ(以下参照)。

◆白山大賞典の隊列予想図

果たして序盤の位置取りそのままに4コーナーまで進み、前に行ったもん勝ちのレースになるのだろうか。それでは予想にいきましょう。本命は…

ここより下は有料記事(東京盃、レディスプレリュードと合わせて600円)とさせて頂いております。

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グリムの巻き返しに期待する

前走エルムステークスはダート中距離戦で初めて馬券圏外に敗れる形になったが、ダート1700mで馬場差-1.6の高速馬場に対応しきれなかった印象。3歳の早い時期にはダート1400mでも勝ち鞍を挙げているが、現状は完全にダート中距離仕様になっているのだろう。

昨年の白山大賞典ではレコードで5馬身差の圧勝。同コースへの適性は言うまでもなく、スタミナと立ち回り力が生きるこの舞台で再び輝きを取り戻すはずだ。今年はリアンヴェリテがいるので、控える形になりそうだが、2走前のマーキュリーカップの勝ちっぷりを見ても、決して逃げ一辺倒ではない。2周目向上面から徐々に進出し、3~4コーナーでは先頭に立っているだろう。

相手はテルぺリオンが堅実駆けのはず

前走マーキュリーカップはコパノチャーリー、テルぺリオン、ロードゴラッソが3頭併走で飛ばしに飛ばし、その後ろにいたグリムと明らかに格下だったノーブルサターンがワンツーフィニッシュを果たしたレース(以下参照)。

◆マーキュリーカップの3コーナー手前

展開的にどう考えても厳しく、直線入り口で一度はロードゴラッソに前に出られながら再び差し返した走りには大きな成長を感じた。そのロードゴラッソはご存知の通り、先週のシリウスステークスを勝利。大バテしたコパノチャーリーも次走BSN賞で10番人気ながらあわやの4着に粘り込んでおり、本馬のマーキュリーカップの内容には大いに価値がある。

今回はグリムより内に入ったことでリアンヴェリテの2番手を取れそう(3番手でもOK)。そこから持ち前のスタミナを生かして早め早めに動けば、相手はおそらくグリムのみで、勝ち負けに持ち込める可能性が高いだろう。古馬初対戦&差し脚質のデルマルーヴル、距離が持つか怪しいリアンヴェリテ、復調しているか疑問のノーヴァレンダより計算も立つ。

3番手は地元の吉原騎手が騎乗するデルマルーヴル

前走レパードステークスは差し、追い込み決着の中、早めに動いて2着と文字通り負けて強しの内容。

◆レパードステークスの結果

勝ち馬ハヤヤッコは展開がドハマりした形で、一番強い競馬をしていたのは本馬だった。先週のシリウスステークスでは3歳のマッスルビーチが9着に敗れたものの、地方ダートグレードでは

●ブリーダーズゴールドカップ
ラインカリーナ(3番人気3着

●オーバルスプリント
ワイドファラオ(2番人気2着

●日本テレビ盃
クリソベリル(1番人気1着

と出走したJRAの3歳馬は必ず馬券に絡んでおり、本馬も能力的に古馬勢に見劣ることはないだろう。レースセンスのいいパイロ産駒で、鞍上はコースを知り尽くしている吉原騎手。前々で運ぶリアンヴェリテ、テルぺリオン、グリムを横目に虎視眈々と勝利を狙ってきそうだ。

印は以上。

リアンヴェリテはこれまでのレースぶり、ダート1700m【4.0.0.1】、ダート1800m【1.0.0.4】の成績から距離延長に大きな不安。ダート1700mはダート1800mよりも1400mに近いレースになるので、1700mと1800m以上には大きな隔たりがあり、そこからさらに距離が300mも伸びるとすれば、苦戦する可能性が高いのではないか。このメンバーなら楽にハナを奪えるだろうが、2周目の向上面or3コーナーあたりで後続勢に飲み込まれていそうだ。

ノーヴァレンダは今年に入ってからの成績が案外。全日本2歳優駿ではデルマルーヴルを下して勝利したものの、展開に恵まれた影響が大きかったのだろう。大きな変わり身がない限り(あるいは上位勢の凡走がない限り)、ダートグレードで好走するのは難しいはずだ。

白山大賞典2019の印

◎⑩グリム<堅軸>
○⑧テルぺリオン<堅軸>
▲④デルマルーヴル

白山大賞典2019の買い目

まず以下の印を追加します。

△⑤リアンヴェリテ
△⑥ノーヴァレンダ
△②グレイトパール

リアンヴェリテ以下は基本的に押さえですが、グリムとテルぺリオンのワンツーで決まり、3着抜けで外すのはもったいなので(馬連でカバーしてもいいのですが)、リアンヴェリテ、ノーヴァレンダ、グレイトパールまで押さえます。グレイトパールは、リアンヴェリテが距離、ノーヴァレンダが春の2戦から全く走らなければ、その場合はグレイトパールが相対的に着順を上げてこっそりと3着に入ることもあるかと。ただ基本的には印上位3頭で決まる可能性が高いと見ています。

【参考買い目】

3連単:◎○▲(6点)

3連単:◎○→◎○→△△△(6点)

3連単でグリム、テルぺリオン、デルマルーヴルのボックスと、グリムとテルぺリオンのワンツーで決まり、3着にリアンヴェリテ、ノーヴァレンダ、グレイトパールが入る組み合わせ。

本線は前述の3連単6点ボックスです(3連複1点でもOKですが、3連複を買うにしても最低でも3連単でグリム→テルぺリオン、デルマルーヴル→テルぺリオン、デルマルーヴルの2点くらいは押さえたいところ)。特に1着グリムの組み合わせを厚めに買いたいですね。デルマルーヴルが勝つ組み合わせはトントンくらいに押さえるつもりです。そこはメリハリをつけて、本線で決まったら回収多めに出来るようにします。

以上、白山大賞典2019の予想でした。