ゴールドカップ2021(浦和)の予想です。

ゴールドカップ2021の出走馬は、モジアナフレイバー、ティーズダンク、アランバローズ、ベストマッチョ、アマネラクーンなど12頭が出走。浦和競馬場1400mで行われるSI戦です。このレースは勝負度C~B(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。昨年まではSIIとして施行されていましたが、今年から1着賞金が3100万にアップし、SIに格上げ。SI初年度に相応しい豪華なメンバーが揃いましたね。

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ゴールドカップ2021の予想と見解です

今年から1着賞金がJRAのG3に匹敵するほどの3100万にアップし、SIに格上げされたゴールドカップ。

同レース以降、12月に南関東で行われる古馬混合重賞は、ダートグレードの東京大賞典と牝馬限定戦の東京シンデレラマイルのみで、事実上、一年の掉尾を飾るスプリンター王決定戦と言っていいか。

ちょうど前開催の大井でサブノジュニアが引退し、現スプリント路線は主役馬不在。ここは来年の南関東スプリント路線を占う意味でも重要な一戦になるだろう。

ただスプリントと言っても舞台は癖の強い浦和1400m。同コースは適性の有無が結果に左右するので、能力+同コースへの適性を兼ね備えた馬を狙い撃ちしたい。それでは予想にいきましょう。本命は人気の盲点になりそうな…

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ベストマッチョをもう一度狙い打つ

近走成績は冴えないものの、3走前のプラチナカップは4コーナーで一気に被されて戦意喪失、2走前のオーバルスプリントは内枠で揉まれて力を発揮できずの敗戦。スムーズな先行策を打てた3走前のさきたま杯では早仕掛けながら地方馬最先着の4着に健闘。単騎逃げの形だった昨年の兵庫ゴールドトロフィーでは勝ち馬サクセスエナジーからタイム差なしの2着に好走しており、とにかくスムーズな先行策が叶えば、ダートグレードでも通用するポテンシャルを秘めている。

その意味で「外目スムーズな先行策が叶う」と睨んだ前走JBCスプリントでも狙ったが、レコード決着をアシストしたモズスーパーフレア(3着)についていき、3コーナー付近からリュウノユキナ、サクセスエナジーに挟まれる厳し過ぎる展開。それでも直線入り口まではあわやの夢を見させてくれたほどで、とにかく気分よく運べれば、簡単にはバテないことを改めて証明した。

今回は引き続き外目の枠をゲット。外から本馬のスピードについてこれる馬はいないはずで、「外目スムーズな先行策」は十中八九で叶うだろう。隣のアランバローズをどう捌くかがカギも、今年のさきたま杯のように外目2番手から早めに動けば、この馬の力を出せるだろう。これまで手綱を取ってきた森騎手は本馬を捨ててアマネラクーンを選んだ形だが(小久保厩舎との関係もあるか)、よりあたりの柔らかい御神本騎手の方がむしろハマりそうな気がする。ここはベストマッチョからJBCスプリントのリベンジをしたい。

相手はモジアナフレイバーが最有力

浦和は意外にも初参戦だが、高知1400mの黒船賞3着、金沢1400mのJBCスプリント4着の実績を見ても、トリッキーなコースはお手の物。これまでのレースを見ると、1400mがむしろベストなのでは?と思う節もあり、地元馬同士の1400mなら堅実に走ってくるのではないか。負けるとすれば、早めに抜け出したベストマッチョを僅かに捕らえ切れずというシーンくらいだろう。

3番手はティーズダンクが堅実駆けか

2走前のオーバルスプリントで本命に推した時にも書いたが、コース、距離不問で走れるレースセンスの塊のような馬。とりわけ古馬になってからは追走力も出てきており、以前よりも安定感が一層に増している。オーバルスプリントでは3着アランバローズに5馬身差をつけての2着。当時のパフォーマンスを見せれば、本馬に先着するのはそう簡単ではない。

グレンツェントは昨年のゴールドカップ2着馬。その後も堅実な走りを続けており、このメンバーで勝ち切るのは難しくても、馬券圏内なら大いにチャンスがあるのではないか。前が確実に速くなるはずなので、追って味があるのは魅力。

最後にアランバローズ。前走JBCスプリントは馬群に揉まれる形になってしまい、参考外の一戦。2走前のオーバルスプリントでは勝ち馬テイエムサウスダンに早めにプレッシャーをかけながら3着に踏み止まっており、ここも行き切れば、簡単には止まらないだろう。ただ現3歳世代は古馬との対戦でやや分が悪く、このメンバーで古馬と同斤量を背負わされるのは決して楽ではない。

ゴールドカップ2021の印

◎⑧ベストマッチョ
〇③モジアナフレイバー
▲⑤ティーズダンク
△④グレンツェント
△⑦アランバローズ

1番インペリシャブル…昨年に行われた浦和1400mのプラチナカップで勝ち馬ベストマッチョから0.3秒差の2着に好走。当時だけ走れば、決してノーチャンスではないが、その後の成績があまりにも冴えない。苦戦必至だろう。

2番ジョーロノ…これまで4コーナー2番手以内をキープしたレースは【4.2.4.0】と一度も崩れておらず、行き切ればとにかくしぶといタイプ。ただ今回は外に強力な左海騎手が騎乗するアランバローズが待機。グランドボヌール、ベストマッチョらも外から被せてくるはずで、自分の競馬をさせてもらえないだろう。

6番グランドボヌール…南関東の重賞では掲示板外の走りが続いており、ここも苦戦必至だろう。同型に強力なアランバローズも待機している。

9番クロスケ…近走はオープン特別でも苦戦が続いている状況。ここは参加するだけだろう。

10番アンティノウス…浦和1400mで行われたプラチナカップ勝ち馬も、オーバルスプリントでは2着ティーズダンクから1.0秒差の4着。善戦はするかもしれないが、一級線相手で上位争いに加わるのは難しいのでは。

11番ヒロブレイブ…距離短縮で挑んだ前走麻生オープンで大敗してしまい、南関東のオープンクラスで戦える力は残っていないのでは。

12番アマネラクーン…目下7連勝中も、今回は相手関係が大幅に強化。同舞台でマークした最速時計が4走前の1分27秒2も、この時計では秋のオーバルスプリントでブービー入線。森騎手ー小久保厩舎のラインは怖いが、馬の能力が絶対的に足りないはず。

ゴールドカップ2021の買い目

ここは想定よりもオッズ妙味がありそうなので、勝負度B(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★★)でいきたいと思います。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇ー▲△△(3点)…本線はグレンツェントまで

ワイド:◎ー〇(1点)

馬連:◎ー〇(1点)

馬単:◎→〇(1点)

3連単:◎〇→◎〇→▲△△(6点)

馬券は3連複でベストマッチョ、モジアナフレイバーから印を打った馬へ。相手本線はティーズダンク、グレンツェントです。あとはベストマッチョーモジアナフレイバーーヒモ抜けで馬券をハズしたくないので、押さえ程度にワイドも買いたいですね(ここはオッズ次第で3連複で手広く流すのもアリですが)。

3連単を絞って買うならベストマッチョーモジアナフレイバーのワンツーで決まり、3着に印を打った馬が入る組み合わせでしょうか。

ゴールドカップ2021の予想でした。