(@h_r_p_studio さんの写真。)
エルムステークス2017の予想考察です。
エルムステークス2017の出走予定馬は、テイエムジンソク、ロンドンタウン、ピオネロ、クリノスターオー、オヤコダカなど。札幌競馬場ダート1700mで行われるG3重賞です。
その前に先週の結果報告から。重賞は…
●レパードステークス
1着◎ローズプリンスダム(11番人気)
2着サルサディオーネ(12番人気)
3着○エピカリス(1番人気)
●小倉記念
1着◎タツゴウゲキ(4番人気)
2着×4サンマルティン(2番人気)
3着△2フェルメッツァ(6番人気)
と本命馬がどちらも勝利するも、当たったのはレパードステークスのみ。
しかし、◎ローズプリンスダムはこんなに人気がないとはビックリ。3蓮複が抜けてしまったのは残念でしたが、一応、◎ローズプリンスダムと○エピカリスのワイドが当たりました。そしてワイドというのは3連複、3連単に代替することもできる券種であり、それを上手く活用しているなと感じた方の画像はこちら。
ゆたぽんさんの予想を参考に3連複と3連単的中しました❗
ありがとうございます❗ pic.twitter.com/7kzfsf3yXY
— 190maru (@190marufuku) 2017年8月6日
いやー本当に素晴らしいですね。特に3連単のフォーメーション。52点で80万越えというのはいろいろ考えさせられます。
馬券はやはり思い切りの良さが大事だなと改めて認識しました。思い切りの良さとは、点数を絞る意味でも広げる意味でもです。上記の画像でいえば、「ローズプリンスダムとエピカリスのワイド1点が当たる」という前提に立ちつつ、「相手は何が来てもいいように総流し」にしている。つまり点数を絞りつつ、広げるというスタンスなんですよね。
3連単の2列目のフォーメーションはローズプリンスダム、エピカリス→ローズプリンスダム、エピカリス→総流しだと思いますが、これってワイド1点に5200円買うのとほぼ等しいわけです。もちろんローズプリンスダムとエピカリス以外が勝つとハズれるわけですが、それはそれで3連複でしっかりとフォロー。これはたまたまラッキーでひっかかったわけではなく、工夫していたからこそ当たった時に配当が跳ねたいい例だと思います。
自分はどちらかというと点数を絞るのが得意であり、実際にワイド1点買いとかよくやるのですが、ワイド1点をもっと3連複、3連単に応用していかなければと思った次第です。
夏競馬はまだまだ満足していないので、今週も引き続き頑張っていきます!
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エルムステークス2017の予想のポイント
その1.先行~中団からロングスパートを打てる馬が狙い目
まずは過去5年のエルムステークスの結果を見ていきましょう(札幌開催で行われた過去5年)。
このレースのポイントは、
先行~中団からロングスパートを打てる馬の好走が目立っている
ことでしょうか。
ランフォルセとジェベルムーサはマクって勝利を収め、ローマレジェンドとリッカルドは好位から早めに進出して押し切り勝ち。
序盤の位置取りはともかく、3~4コーナーで徐々に進出していき、4コーナーで先頭を射程圏に入れて、直線で早めに抜け出して粘り込む
これがエルムステークスの好走パターンです。
それを実践するのにはまずそもそもの能力があるかが大事ですが、エーシンモアオバー、ローマンレジェンド、クリノスターオーなどのリピーターが出ているように、コーナーでスピードを落とさない立ち回り力(つまりコース適性)もカギになります。
レース自体がタフな展開になりやすいため、意外と逃げ切りは困難。昨年は1番人気モンドクラッセが逃げましたが、3着に敗れました。序盤に前に行き過ぎると苦しくなるので、道中の隊列よりも4コーナーでどの馬が先頭に近い位置にいるかを占うのが重要です。
エルムステークスで重要なのはここまでで述べたことがすべてなので、予想オッズに移ります。
エルムステークス2017の予想オッズ
予想オッズも書いていきます。
人気 | 馬名 | 単勝オッズ |
---|---|---|
1 | テイエムジンソク | 1.7 |
2 | ピオネロ | 9.8 |
3 | ロンドンタウン | 12.4 |
4 | オヤコダカ | 20.1 |
5 | モンドクラッセ | 25.0 |
6 | クリノスターオー | 27.9 |
7 | コスモカナディアン | 28.0 |
8 | メイショウスミトモ | 34.2 |
9 | リーゼントロック | 42.5 |
10 | リッカルド | 50.3 |
1番人気はテイエムジンソク。3走前に古川騎手に乗り替わってから破竹の3連勝。しかも3戦とも2着以下を一方的に突き放すワンサイドゲームで、ただただ強いという言葉しか思い浮かばないレースぶり。正直、負ける姿を想像できないって方が多いでしょうし、単勝は1倍台まで支持されるでしょう。
2番人気はピオネロか。ダートグレードで2着3回があり、ダートグレード初制覇まであと一歩の馬。戦績的に安定感がありますし、テイエムジンソクの逆転候補というより、テイエムジンソクとピオネロの2頭軸で買う人が多そう。その意味で単勝はそこまで売れなさそうで、9倍台後半と見ます。
3番人気はロンドンタウン。前走平安ステークスこそ大敗しましたが、2走前にはアンタレスステークスで2着に好走。マリーンステークス組はどう考えてもテイエムジンソクに先着できそうにないので、別路線組の本馬が上位に支持される気がします。単勝は12倍台前半くらいでしょうか。
以下、オヤコダカ、モンドクラッセ、クリノスターオー、コスモカナディアン、メイショウスミトモ、リーゼントロック、リッカルドと続きそうです。
エルムステークス2017のイチオシ馬は…
もっとメンバーがそろうかと思ったのですが、どうも蓋を開けてみたらテイエムジンソク以外は全盛期を過ぎたような馬が多い印象。この顔ぶれなら私は普通にこの馬を買いたいです。
オヤコダカ
地方競馬を見ている人なら分かるかと思いますが、今年に入って馬が完全に本格化。門別最強馬というかいま地方馬で一番強いのはカツゲキキトキトでもなく、ヒガシウィルウィンでもなく、おそらくオヤコダカでしょう。
赤レンガ記念でオヤコダカに子供扱いされたドラゴンエアルでさえ、マーキュリーカップで2着ピオネロから0.9秒差の5着に健闘していますし、ドラゴンエアルを基準に考えても、オヤコダカ>ピオネロの図式が成り立ちます。
レースセンス抜群のサムライハート産駒ですし、小回りのダート1700mはベスト条件。ひょっとしたらテイエムジンソクよりも強かったという可能性すらあるんじゃないでしょうか。願望的にはここを勝ってぜひぜひJBCクラシックへ駒を進めて欲しいものです。
以上、エルムステークス2017の予想考察でした。