（@h_r_p_studio さんの写真。）
チャレンジカップ2016の予想です。
チャレンジカップ2016の出走馬は、フルーキー、タッチングスピーチ、ブラックスピネル、ディサイファ、ヒストリカル、ダノンメジャーなど18頭。阪神競馬場芝1800mで行われるハンデ・Ｇ３戦です。
早いもので今年も残り３週間。秋の東京・京都開催は不振でしたが、ここ２週くらいで底を脱した感はあるので、残り３週間で大きな波をもう一度作りたいところです。
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予想と見解です
12月の阪神芝1800mに舞台を移して今年で５年目を迎えるチャレンジカップ。過去４年のラップ推移は、
15年⇒12.5-11.4-12.0-11.8-11.7-11.6-11.6-11.5-12.0（１分46秒１）
14年⇒12.6-11.2-11.5-11.8-11.7-11.6-11.0-11.6-12.9（１分45秒９）
13年⇒12.6-11.6-11.9-12.1-12.2-11.9-11.2-11.1-11.9（１分46秒５）
12年⇒12.3-10.9-11.2-11.7-12.4-12.1-12.0-11.3-12.7（１分46秒６）
で序盤からラストまで一定したラップを刻むのが特徴。直線はいかにバテないで伸びてこれるかという追い比べになり、瞬発力よりも持久力が求められる。脚質的に逃げ、先行勢は大苦戦。持続力といっても前々で粘り込むタイプではなく、追われてからしっかりと伸びるタイプを選びたい。
本命はブラックスピネル
前走富士ステークスの回顧では「典型的なポテンシャル型で、今回のような立ち回り勝負は最も不向き。それでも大きく負けておらず、重賞でも条件さえ整えば通用する。次走がどこになるか分からないが、12月のチャレンジカップはベスト条件だろう。」
と書いてあり、次走狙い馬として取り上げた１頭。狙い通りチャレンジカップに出走してきたので、ここで狙わない手はない。
母系はクリソプレーズにも繋がっており、クリソプレーズといえば、マリアライト、クリソライト、リアファルらを輩出している名牝。とにかくポテンシャル勝負に強い血筋なので、そのポテンシャルが生きる阪神芝1800mは血統的にも合っている。７枠14番ならレースの流れに乗りやすいはずで、久しぶりに能力全開の番と見た。
相手はタッチングスピーチ
父ディープインパクトというよりも、母父Sadler’s Wellsがモロに出ており、典型的な持久力型。完全な立ち回り、枠順競馬になってしまったエリザベス女王杯は全くの参考外と見ていい。今回は持久力が求められる阪神芝1800m。久しぶりに本馬の能力が生きるレースになるのではないか。ただ現状、1800mはやや短いこと、ブラックスピネルよりも不器用な面が強いことを考えると、ブラックスピネル以上に差し損ねる心配は少しあるか。
３番手はヒストリカル
阪神芝1800mは【3.1.0.3】と相性が良く、昨年のチャレンジカップでも２着に好走。すでに７歳だが、近走の毎日王冠３着、天皇賞（秋）８着の走りを見ても、能力はまだまだ健在で、今年も堅実に走ってきそう。やや内目の枠に入ってしまったが、昨年のチャレンジカップでは馬群の間を割って伸びてきており、必ずしも外に出さないといけない馬ではない。
フルーキーはどうも衰えが見られるものの、チャレンジカップは14年２着、15年１着と２年連続で好走中。積極的に買いたいわけではないが、阪神芝1800mはベスト条件といってよく、無理に嫌う必要はないか。
ヒルノマテーラはここにきて力をつけてきている。エリザベス女王杯は展開が向かなったのはもちろん、距離も少し長かった印象。ワンターンの1600～1800mくらいが最も合っていそうで、コース替わりは大きなプラスだろう。不器用なマンハッタンカフェ産駒なので、外枠を引けたのもプラスだ。
プランスぺスカはいまひとつ掴みづらい馬だが、今年の鳴尾記念ではサトノノブレス、ステファノスと差のない競馬を演じており、重賞でも通用する能力の持ち主。鳴尾記念と同じ阪神コースに変わり、パフォーマンスを上げてくる可能性は大いにありそう。ブラックタイド産駒も同コースは走るので要注意だろう。
ベルーフはザ・不器用なハービンジャー産駒なので、18頭立ての多頭数はマイナスだが、追われてからしっかりと伸びるタイプなので、舞台設定自体は悪くない。鞍上が乗れるシュミノー騎手でもあり、一発があるかもしれない。
ケツァルテナンゴは休み明けなのでなんともいえないが、馬キャラを考えると、コース設定的には悪くないはず。ややズブい面があるので、しっかりと追える鞍上とも手が合いそうで（実際に４走前はシュタルケ騎手で勝利している）、人気がないなら抑えておいて損はないだろう。
印はコチラ
◎⑭ブラックスピネル
○⑧タッチングスピーチ
▲⑤ヒストリカル
△①フルーキー
△⑰ヒルノマテーラ
△⑩プランスぺスカ
×④ベルーフ
×⑦ケツァルテナンゴ
以上、チャレンジカップ2016の予想でした。
