ブリーダーズゴールドカップ2022の予想です。

ブリーダーズゴールドカップ2022の出走馬は、JRAからテリオスベル、ハギノリュクス、プリティーチャンス、キムケンドリーム、グランブリッジが出走。地方勢は、ネーロルチェンテ、ノットイェット(以上、北海道)、サルサレイア(大井)らが迎え撃ちます。門別競馬場2000mで行われる牝馬限定のJpnIII戦です。このレースは勝負度D(自信度★★★★☆☆☆ 妙味度★★☆☆☆)を予定しています。

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ブリーダーズゴールドカップ2022予想と見解です

牝馬限定のダートグレードとして定着しつつあるブリーダーズゴールドカップ。

同レースが牝馬限定戦に生まれ変わった14年以降の結果を振り返ると、3連複はほとんど三ケタ配当、3連単も四ケタ配当に収まっており、堅く収まる傾向が強いレースと言えるだろう(以下参照)。

◆ブリーダーズゴールドカップの1~3着馬の人気と配当
21年1→4→3番人気 3連複420円 3連単1,590円
20年2→4→1番人気 3連複670円 3連単4,660円
19年2→1→3番人気 3連複370円 3連単2,050円
18年3→4→1番人気 3連複720円 3連単8,400円
17年6→1→4番人気 3連複2,560円 3連単25,460円
16年1→3→2番人気 3連複220円 3連単790円
15年4→1→2番人気 3連複420円 3連単2,020円
14年2→1→4番人気 3連複260円 3連単2,170円

今年のブリーダーズゴールドカップの出走馬を見ると、地方勢は小粒で、JRA勢5頭が中心になるレースと捉えて良さそう。無理な穴狙いはせず、JRA勢中心に組み立てるのが正解への道だろう。それでは予想にいきましょう。本命は…

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堅実駆けのイメージが浮かぶプリティーチャンスから入りたい

オープンクラスに上がってから歯がゆい競馬が続いているものの、牡馬混合のダートグレードでもみやこステークス4着、アンタレスステークス4着と見せ場を作っている馬。自分でレースを作れない弱みはあるものの、ここはテリオスベル、ハギノリュクス、ノットイェットと前に行きたい馬が揃ったので、本馬の決め手が生きるレースになるのではないか。シンボリクリスエス産駒らしく体力勝負でこそのタイプ。タフな門別2000mという条件は合っているだろう。

相手にはグランブリッジを狙いたい

ブリーダーズゴールドカップとJRA所属の3歳馬は非常に相性が良く、牝馬限定のダートグレードとして生まれ変わった14年以降、【0.2.4.1】とほとんど馬券に絡んでいる(以下参照)。

◆ブリーダーズゴールドカップに出走したJRA所属の3歳馬成績(14年以降)
20年3着レーヌブランシュ(関東オークス1着、JRA2勝)
19年3着ラインカリーナ(関東オークス1着、JRA2勝)
18年5着ハービンマオ(関東オークス1着、JRA1勝)
17年2着クイーンマンボ(関東オークス1着、JRA2勝)
16年2着タイニーダンサー(関東オークス1着、ダートグレード3勝)
16年3着ビービーバーレル(JRA2勝、大沼ステークス2着)
15年3着ホワイトフーガ(関東オークス1着、JRA3勝)

馬券圏外に敗れたハービンマオは関東オークス勝ち馬も、JRA1勝の実績しかなく、JRAで2勝以上を挙げていれば、【0.1.4.0】と複勝率100%を誇っている。グランブリッジはレーヌブランシュ、ラインカリーナと同様、JRA2勝の実績。ここは馬券圏内に加わってくる可能性が高いと見ていいのではないか。自在性にあるシニスターミニスター産駒で、枠順的にもレース運びがしやすそうなので、堅実駆けのイメージが浮かぶ。

3番手は本格化ムードのテリオスベル

3走前の下総ステークスで本命に推した時は展開に恵まれたと見ていたが、昇級初戦のスレイプニルステークスを制すと、前走マーキュリーカップでも2着に好走。ここに来て本格化している印象があり、今回は相手関係が楽になっているので、すんなりと行ければ、ダートグレード初制覇があってもいいか。ただまだ揉まれて力を発揮できるかは何とも言えず、内枠で包まれるリスクを考えると、人気で買うべきではないだろう。

ハギノリュクスはオープンクラスに上がってから苦戦が続いているものの、気分よく走れないとサッパリな面があるので、自分の形を作れなかった3、4走前は決して力負けではないはず。今回は実質少頭数競馬の牝馬限定のダートグレード。外に馬を置かず、リズムよく走れれば、このメンバーなら通用していいだろう。鞍上の岩田望来騎手とは【1.0.1.0】と相性がいい。

ノットイェットはJRA2勝で北海道に移籍したが、転入初戦のハービンジャー・プレミアムでは南関東のオープンでバリバリ走っていたサンビュートと僅差の競馬。門別の水が合う印象があり、マイペースの逃げを打てれば、意外と面白いのではないか。

サルサレイアは前走ノースクイーンカップに続き、再度の遠征。その前走は内枠がアダになり、脚をやや余しての敗戦だった。ハンデ戦とは言え、過去には20年クイーン賞3着の実績があり、前に行くテリオスベル、ハギノリュクスらが自滅すれば、馬券圏内に届くかもしれない。

ネーロルチェンテは昨年のブリーダーズゴールドカップで勝ち馬マルシュロレーヌから2.9秒差の5着。正直、完敗だったが、今年は昨年と比べるとメンバーレベルが低く、馬券圏内なら可能性はゼロではないだろう。

最後にニーズヘッグ。前走ノースクイーンカップではまさかの大敗を喫すも、2走前のえりもオープンではノースクイーンカップ1、2着のネーロルチェンテ、クーファチャラに完勝。ここでも当時並みのパフォーマンスを発揮できれば、対JRA勢でも大きく見劣らないはずだ。

ブリーダーズゴールドカップ2022の印

◎⑥プリティーチャンス
〇⑩グランブリッジ
▲②テリオスベル
△③ハギノリュクス
△⑨ノットイェット
△⑪サルサレイア
×⑧ネーロルチェンテ
×⑫ニーズヘッグ

1番ソーディスイズラヴ…年齢の影響かパフォーマンスが落ちており、後方からバテた馬を交わすだけのレースになるのでは。

4番クレモナ…前走えりもオープンではニーズヘッグ、ネーロルチェンテらに完敗。ダートグレードでは苦戦必至だろう。

5番バブルガムダンサー…前走ノースクイーンカップでは勝ち馬ネーロルチェンテから2.9秒差の10着。かつての栄冠賞勝ち馬も、2000mは本質的に長いのでは。

7番キムケンドリーム…JRA3勝クラス勝ちの実績があるものの、3走前の東北ステークスはクラス編成前の牝馬限定の3勝クラスでレースレベルが低かった印象。距離が短かったとは言え、前走スパーキングレディーカップの大敗も気になる。

ブリーダーズゴールドカップ2022の買い目

ここは◎プリティーチャンス〇グランブリッジから印を打った馬へ流します(ワイド1点でもOK)。ただし、▲テリオスベル絡みは夕方現在3倍台で安過ぎるのと、またテリオスベルはピンかパーかのイメージがあるので、その組み合わせは3連単のフォーメーションに変更します。

【参考買い目】

3連複:◎ー〇ー△△△××(5点)

3連単:▲→◎〇→◎〇(2点)

馬券は3連複でプリティーチャンス、グランブリッジから印を打った馬へ。ただし、テリオスベル絡みは前述の通り、3連単でテリオスベルが勝利する組み合わせに変更します。

ブリーダーズゴールドカップ2022の予想でした。