フラワーカップ2023の予想です。

フラワーカップ2023の出走馬は、ドナウパール、ココクレーター、エミュー、パルティキュリエ、パルクリチュードなど16頭。中山芝1800mで行われる３歳牝馬限定のＧ３戦です。

３月18日（土）の平場、特別戦の勝負レース（フラワーカップ、中山牝馬ステークスほか）はこちらから。

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フラワーカップ2023の予想です

フラワーカップは基本的に立ち回りが問われやすく、過去５年の勝ち馬はすべて４コーナー４番手以内で通過。昨年の同レースでは道中に２、３番手を追走していたスタニングローズとニシノラブウインクの行った行ったに近い決着だった。今年は有力各馬が差し、追い込み脚質なので、前残りを狙ってこそのレースなのではないか。

本命はパルクリチュードの逃走劇に期待したい

父はブリーダーズカップクラシック含むダートＧ１で６勝を挙げたGun Runner。明らかにダート色の強い血統だが、初芝だった前走紅梅ステークスでは上り２位の脚を使って４着に健闘。それもゴール手前で勝ち馬ダルエスサラームが外側に斜行した影響をモロに受けており（ダルエスサラームに騎乗していたイーガン騎手はこの一件で９日間の騎乗停止の処分）、スムーズに運べていれば、馬券圏内に加わっていても不思議ではない走りだった。血統的に芝の高速決着では分が悪いかもしれないが、一定のラップが淡々と続くようなレースでは芝、ダート関係なく力を発揮できるのだろう。その意味で今回の中山芝1800mも力を発揮しやすい条件と言えるのではないか。

今回は福島ダート1700mの新馬で逃げ切り勝ちを収めた時の鞍上、西村騎手に乗り替わり。枠順と騎手キャラを考えると、ここはハナを主張してくるはずで、展開ひとつで粘り込みは十分に考えられる。

相手は素質最上位と見ているドナウパール

阪神芝1600mの新馬では脚を使い切れずに４着に終わったが、間隔を空けて臨んだ小倉芝1800mの未勝利では余力を残しつつ完勝と言える走り。母系からはジェンティルドンナ、ジェラルディーナ、ロジャーバローズらのＧ１勝ち馬が誕生しており、本馬もなかなか奥の深さがありそう。デビュー３戦目でパフォーマンスをさらに上げてくる可能性は大いにあるだろう。最内枠を引き、内、前で流れに乗れそうなのも魅力だ。

３番手はエミューが堅実に走ってきそう

距離延長で挑んだ前走デイジー賞が完勝と言える走り。ハービンジャー産駒らしく長く良い脚を使えるイメージで、マイルより中距離に適性があったのだろう。今回は菅原騎手からデムーロ騎手に乗り替わりになるが、同騎手は20年以降、中山芝の牝馬限定重賞で【3.0.2.6】（勝率27.3％、連対率27.3％、複勝率45.5％、単回収率177％、複回収率97％）と好成績を収めている。

エメリヨンは前走ゆりかもめ賞で８着に終わったものの、6-8-10-10の通過順を見ても分かる通り、徐々に位置を落としてしまい、鞍上の福永騎手が折り合い重視で大事に乗り過ぎたのが敗因だった。長くいい脚を使えるイメージなので、積極策を打てる横山和生騎手に乗り替わって積極策を打てれば、パフォーマンスを上げてきていい。ただ14番ゲートを引いてしまったのはマイナス。

ゴールデンハインドは前走デイジー賞で勝ち馬エミューから0.2秒差の２着に好走。中山芝では芙蓉ステークス２着もあり、同コースとの相性がいいのだろう。父が道悪得意なゴールドシップなので、タフな馬場になれば、前走で先着を許したエミューとの逆転があってもいい。

パルティキュリエはデビュー２戦目の東京芝1600mで初勝利。今回は中山芝1800mへのコース替わりがカギも、兄弟はすみれステークス勝ち馬レクセランスを筆頭に中長距離で活躍しており、本馬自身のレースセンスの良さを考えても、コース替わりはむしろプラスに働くかもしれない。

ココクレーターは東京芝1800mの新馬でエメリヨンの２着に敗れるも、続く東京芝1600mの未勝利で順当勝ち。近親にリスグラシューがいて、エピファネイア×ゼンノロブロイの血統なら中距離でこそのタイプと見て良さそう。15番ゲートに入ったが、鞍上の手綱捌きひとつで好走のチャンスはあるか。

ヒップホップソウルは前走フェアリーステークスで１番人気に推されながら11着に終わったものの、父キタサンブラックらしくドカドカとした走りをするので、フルゲートの中山芝1600mという条件が合っていないように見えた。引き続き中山コースになるが、外から被されない外枠は本馬にとってプラスかもしれない。

マテンロウアルテは初勝利を挙げるまでに３戦を要したが、新馬と２戦目の未勝利で先着を許したのはイングランドアイズ（クイーンカップ４着）、ハーパー（クイーンカップ１着）、シャザーン（すみれステークス１着）で相手が悪かった。相手なりに走りそうなイメージがあり、このメンバーに入っても侮れないか。

最後にセリオーソ。中山芝2000mの新馬で外から豪快に突き抜けて完勝。今回は相手がグッと強化されるので本馬自身もパフォーマンスを上げる必要はあるが、まだ底を見せていないなら押さえておいて損はないか。

フラワーカップ2023の印です

◎⑥パルクリチュード
〇①ドナウパール
▲④エミュー
△⑭エメリヨン
△⑫ゴールデンハインド
△②パルティキュリエ
×⑮ココクレーター
×⑯ヒップホップソウル
×⑧マテンロウアルテ
×⑨セリオーソ

以上、フラワーカップ2023の予想でした。