フェアリーステークス2023の予想です。

フェアリーステークス2023の出走馬は、エナジーチャイム、ヒップホップソウル、ディナトセレーネ、スピードオブライトなど16頭。中山芝1600mで行われる3歳牝馬限定のG3戦です。

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フェアリーステークス2023の予想です

1回中山開催4日目に行われる3歳牝馬限定のフェアリーステークス。

初日の中山金杯では1~7番ゲートを引いた馬が掲示板を独占し、2日目のニューイヤーステークスでは1~4番ゲートを引いた馬が1~4着に入る枠順競馬に。4日目に入っても内、前有利の傾向に変わりはないと見ているが、フェアリーステークス自体は差し、追い込み勢の活躍が目立つレース。過去5年の3着以内馬の4コーナー通過順を見ると、15頭中13頭が4コーナー5番手以下で通過。過去の勝ち馬を見ても、18年プリモシーン、19年フィリアプーラ、21年ファインルージュ、22年ライラックと末脚の持続力に長けた差し馬が勝利を収めている。現状の馬場を考えると、昨年のライラックのように最後方追走からの追い込みは決まりづらいにせよ、終いに脚を使える馬を狙いたい。

本命はバカンス帰りで充電十分のルメール騎手が騎乗するエナジーチャイム

ハイライトはなんと言っても前走京王杯2歳ステークスだろう。スタートで出遅れてしまい、道中は3、4コーナーともに17番手という絶望的な位置取りに。それでも直線は馬群を縫うようにして伸び、2着馬から0.3秒差。ゴール前では前が狭くなる場面もあり、明らかに消化不良の競馬だった。京王杯2歳ステークスで差し損ねた馬は次走で巻き返すシーンが目立っており、上り33秒台をマークして敗戦した馬の次走成績は、

4着ペースセッティング(上り33.9秒)→万両賞2着
6着ブーケファロス(上り33.7秒)→黒松賞1着
7着ミスヨコハマ(上り33.6秒)→赤松賞1着
8着エナジーチャイム(上り33.3秒)→?
10着アンタノバラード(上り33.8秒)→?
12着ミシェラドラータ(上り33.9秒)→阪神JF14着

で次走がG1で単勝400倍台の最低人気だったミシェラドラータを除けば(それでも人気以上に走っていた)、【2.1.0.0】。エナジーチャイムは上記5頭でとりわけ中身のある走りを見せていたので、引き続きゲートは課題になるが、スタートさえ五分なら巻き返してくる可能性が高いのではないか。

近親に阪神芝3200mで行われた天皇賞(春)勝ち馬ワールドプレミア、不良馬場の中山芝2200mのオールカマーで2着に好走し、中京芝2000mの鳴尾記念勝ち馬ヴェルトライゼンデら。父エピファネイアを考えても、近2走の立ち回り&決め手比べではなく、タフな持久力戦でこそ真価が発揮されるだろう。

相手はヒップホップソウルが有力か

中山芝1600mで行われた新馬では大外枠から出遅れるも、3コーナー手前からのひとマクリで完勝。次走ベゴニア賞では楽逃げに持ち込んだシャンパンカラーを捕まえ切れずも、上り33秒台が要求されるレースに適性がなかったのだろう。新馬、ベゴニア賞ともにゲートの出がひと息なので、レースの流れに乗れるかはカギになるが、上がりかかっての我慢比べになれば、台頭してくる可能性が高いのではないか。

3番手はミシシッピテソーロが侮れない

前走阪神ジュベナイルフィリーズでは単勝200倍台の16番人気だったが、中団からしぶとく脚を使って5着に大健闘。逃げ、先行勢が自滅する展開だったので、相対的に着順を上げることができたレースではあったが、阪神芝1600mの消耗戦で最後までしぶとく伸びてきたのは素直に評価していいだろう。今回も似たようなレース質になりそうなので、メンバーレベルが落ちることを考えると、ここは馬券圏内まで狙えそう。鞍上が鮫島克駿騎手に強化されるのも魅力。

アンタノバラードはエナジーチャイム同様、京王杯2歳ステークスで上り33秒台をマークして差し損ねた馬。ダノンバラード産駒らしく持続力に長けているタイプなので、位置取りだけで結果が決まった前走京王杯2歳ステークスの敗戦は度外視していい。今回は未勝利勝ちを果たした中山芝1600m。条件好転で巻き返しの余地はある。

ディナトセレーネは前走アルテミスステークスで6着に終わるも、力負けと言うよりも時計の速い勝負が合わなかった印象。今回は未勝利勝ちを果たした中山芝1600m。血統的にも中山芝に適性があるはずで、コース替わりで前進があるかもしれない。

最後に唯一の重賞勝ち馬・キタウイング。前走阪神ジュベナイルフィリーズでは14着に大敗したが、ハイペースを内目から先行策を打ち、負けるべくして負けた一戦だった。今回は枠順の並びから良くも悪くも末脚を生かす競馬になるはずで、あとは外からの差しが届く展開になれば、ガラリ一変があってもいいだろう。

フェアリーステークス2023の印です

◎⑨エナジーチャイム
○⑤ヒップホップソウル
▲⑥ミシシッピテソーロ
△④アンタノバラード
△⑦ディナトセレーネ
△⑭キタウイング

以上、フェアリーステークス2023の予想でした。