南部杯2022の予想です。
南部杯2022の出走馬は、JRAからソリストサンダー、カフェフファラオ、サンライズノヴァ、ヘリオス、アルクトス、シャマル、エアスピネルが出走。地方勢は、タイムフライヤー(大井)、イグナイター(兵庫)、ヴァケーション、ゴールデンヒーラー(以上、岩手)らが迎え撃ちます。盛岡競馬場ダート1600mで行われるJpnI戦です。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。
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最近の地方ダートグレードは日本テレビ盃◎ギガキング(5番人気5着)、白山大賞典◎セイカメテオポリス(6番人気4着)と騎手のコース取りに泣かされてモヤモヤするレースが多かったのですが、前回のレディスプレリュードは馬券の買い方重視で上手くいきました。
●レディスプレリュード
1着〇プリティーチャンス(2番人気)
2着▲テリオスベル(4番人気)
3着△ショウナンナデシコ(1番人気)
ここは断然人気のショウナンナデシコが枠順、斤量、展開等から負ける可能性が高いと判断し、「勝つのはフラーレンorプリティーチャンスorテリオスベル」と「フラーレン、プリティーチャンス、テリオスベルのワイドボックスが当たる」前提のもと、3連単フォーメーションに落とし込んだのが上手くいきました。
日本テレビ盃、白山大賞典が悔し過ぎる結果だったので、少しだけ気分が晴れました。
南部杯も馬券でビシッと仕留めたいところです。
南部杯2022の予想です
盛岡ダートの特徴といえば、「時計が速いこと」だろう。
同じ左回りのダートマイルG1・フェブラリーステークスと比較すると…
◆フェブラリーステークスと南部杯の勝ち時計(過去5年)
で時計が異様にかかっていた21年を除けば、すべての年で南部杯の走破時計がフェブラリーステークスを上回っている。
ゆえにスプリンター寄りの馬がスピードを生かしてそのまま粘り込むシーンがしばしばあり、
21年7番人気2着ヒロシゲゴールド(北海道スプリントカップ1着など)
17年7番人気2着ノボバカラ(カペラステークス1着など)
15年4番人気2着タガノトネール(サマーチャンピオン1着など)
は1400m以下の距離で活躍し、距離延長が不安視されながらも馬券に絡んだ馬たち。
今年の出走馬で言えば、ヘリオス、シャマルは距離延長で嫌われるかもしれないが、過去の傾向を考えると、決して軽視しない方がいいだろう。
今年は明確な逃げ馬不在で行われる一戦。スピード優位の盛岡ダートらしく先行なだれ込みのような形を想定していきたい。それでは予想にいきましょう。本命は実績では…
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見劣るものの、ヘリオスの粘り込みに賭けたい
今年のメンバーで何がハナに行くのか考えた時、スタートセンスの良さと枠順の並びから本馬の可能性が最も高そう。鞍上の武豊騎手としても近走は控えて詰めの甘いレースが続いているので、ここは行けたら行きたい思いがあるのではないか。マイルで勝ち星はないものの、東京ダート1400mのオープン特別で3勝を挙げている馬。1400mでも長い印象があったヒロシゲゴールドが2着に粘り込めるなら、本馬が距離の壁にぶつかることはないだろう。ダートで逃げた時は2戦2勝と底を見せていないのも魅力だ。
相手は充実一途のシャマルが有力と見た
今年に入ってダートグレード3勝とまさに充実一途。今回は初のマイル戦になるが、1400mでもパフォーマンスを落とせずに走れており、スピードが生きる盛岡ダート1600mなら力を発揮できる可能性が高いのではないか。510キロ前後の大型馬でコーナリングがやや下手なイメージがあるので、コーナー4回のコースよりワンターンコースの方が合っているはず。近2走同様、8枠を引けたのは本馬にとってプラスだろう。
3番手は3連覇がかかるアルクトス
南部杯は4年連続の出走で、19年2着、20年1着、21年1着と3年連続で連対中。盛岡ダートへの適性は今さら説明するまでもないが、夏に一度使われていた過去3年と比べて、今年はフェブラリーステークス以来となる約8ヶ月ぶりの実戦。盛岡ダートはリピーターが生まれやすいコースではあるものの、これだけ間隔が空いてしまうと走らなくても納得せざるを得ない。
カフェファラオは盛岡ダート1600mとリンクしやすい東京ダート1600mで結果を残しており、同コースへの適性は高そうだが、外から位置を取りに行きたい馬がいるので、内でごちゃつかないか少し心配。【6.0.0.6】の戦績から勝つか負けるかの可能性が高いのではないか。
ソリストサンダーはマイルG1で、21年かしわ記念2着、21年南部杯3着、22年かしわ記念2着と好走している馬。ここも相手なりに走ってきそうだが、枠順、脚質を考えると、勝ち切るのはなかなか難しそう。
サンライズノヴァはピークを過ぎたのは間違いないものの、今年のフェブラリーステークスでは展開不向きの中、4コーナー最後方から上り2位の脚を繰り出して8着まで追い上げており、展開ひとつでまだまだ走れそうな雰囲気。昨年の南部杯では内に入って伸び切れなかったが、外からスムーズに末脚を伸ばせれば、また違った結果になるだろう。
エアスピネルも全盛期の勢いこそないものの、前走さきたま杯での走りを見ても、まだ能力がそこまで落ちていない。今回は鞍上がフレッシュな富田騎手。ここは積極策を打つ可能性があり、昨年のヒロシゲゴールドに騎乗した亀田騎手のような早め早めの競馬ができれば、馬券圏内に食い込むチャンスはあるかもしれない。
最後にイグナイター。能力的には圏内にいるものの、今回はワンターンの盛岡ダート1600m。父が南部杯勝ち馬のエスポワールシチーで、同コースに適性がないとは言えないが、近走の走りを見ると、コーナー4回のコースがベストなのではないか。
南部杯2022の印です
◎⑧ヘリオス
〇⑮シャマル
▲⑨アルクトス
△④カフェファラオ
△①ソリストサンダー
△⑦サンライズノヴァ
×⑯エアスピネル
×⑥イグナイター
2番ミスティネイル…元々は南関東のB3で結果を残せず、他地区に移籍した馬。ダートグレードでは荷が重過ぎる。
3番タイムフライヤー…今年のフェブラリーステークスでは5着に健闘しており、当時だけ走れば、馬券圏内に食い込んでも不思議ではないが、南関東移籍後の3戦があまりにも冴えず。前走マイルグランプリで先着を許したゴールドホイヤー、スマイルウィがこのメンバーで通用するのか?という視点に立つと、なかなか買いづらい。
5番オンザロックス…前走千葉ダートマイルでは久しぶりに馬券圏内に好走したが、5頭立ての少頭数だった上、最後方からバテた馬を交わしただけのレースだった。南関東のオープン特別でも苦戦が続いている現状で…
10番ヴァケーション…19年全日本2歳優駿勝ち馬。3歳以降は結果を残せず、早熟感が漂っていたものの、水沢に移籍して自信を取り戻したのか2走前のマーキュリーカップでは3着に好走。これからまだまだ活躍できそうだが、G1ではさすがに荷が重いか。
11番カミノコ…今年のクラスターカップでは5着に健闘するも、JRA勢には完敗だった。マイルへの距離延長はマイナスで、ここは掲示板に入るのも難しいだろう。
12番ゼットセントラル…前走青藍賞では勝ち馬ゴールデンヒーラーから1.0秒差の5着に完敗。地元馬同士でも優位な存在ではなく…
13番マイネルヘルツアス…これまでのダートグレードはかしわ記念11着、クラスターカップ11着、白山大賞典10着。ここも参加するだけで終わるのでは。
14番ゴールデンヒーラー…現盛岡所属の最強牝馬ではあるが、2走前の読売レディス杯ではグランパラディーゾ、アルコレーヌの南関東所属馬に敗退。JRA勢相手ではさすがに荷が重いだろう。
南部杯2022の買い目です
ここは◎ヘリオスから2列目に〇シャマル▲アルクトスを置き、前残り決着に賭けたい思います。
【参考買い目】
3連複:◎ー〇▲ー〇▲△△△××(11点)
3連複で1列目にヘリオス、2列目にシャマル、アルクトス、3列目に印を打った馬へ(ワイド2点でもOK)。本線はソリストサンダーまでです。
以上、南部杯2022の予想でした。