ブリーダーズカップマイル2021(デルマー)の予想です。

ブリーダーズカップマイル2021の出走馬は、スペースブルース、モーフォーザ、インラブ、マザーアース、ブロウアウトが出走。日本からヴァンドギャルドが参戦します。デルマー競馬場芝1600mで行われるG1戦。このレースは勝負度D(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★☆☆)を予定しています。

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これまで日本を含めば、世界10ヶ国43競馬場に訪れたことがある私。

写真のチーズがたっぷりと乗ったピザとビールは、フィンランドのヴェルモ競馬場に訪れた時のもの。毎回、新しい競馬場に行くこと自体も楽しみですが、そこで食べるB級グルメもまた楽しみのひとつ。ヴェルモ競馬場はフィンランドのヘルシンキ郊外の競馬場ですが、B級グルメが充実していた覚えがあります。ただB級グルメで一番印象に残っているのは、ソウル競馬場。場外に大衆居酒屋がドッと並んでいて、日本の地方競馬好きとしてはグッとくるものがありました。やはりアジアと欧州では大衆か上流階級かという競馬カルチャーの違いがあるなと感じた次第でした。

ブリーダーズカップマイル2021の予想と見解です

ブリーダーズカップマイルは、かつてフランスが生み出した名マイラー・ゴルディコヴァが3連覇を成し遂げたレース。

その後も欧州勢に軍配が上がった年もあったが、過去10年のうち7年は地元・米国勢が勝利。一般的に芝で行われるブリーダーズカップは、距離が伸びると欧州勢が台頭し、短距離~マイルならスピードを生かした米国勢が活躍する傾向で、このマイルでは地元・米国勢が有利に出ている。

今年の欧州勢は総じて小粒な印象。昨年はアイルランドのオーダーオブオーストラリアが勝利したものの、今年は米国勢が逆襲する番なのではないか。その米国勢では連勝中のモーフォーザ、インラブが上位人気に推されそうだが、ここはフルゲートの大混戦レースだからこそ買いたい

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スムーズライクストレイトを狙い打つ

2戦連続でモーフォーザの2着に敗れており、モーフォーザ>スムーズライクストレイトと判断されそうだが、どちらも5頭立ての少頭数戦でゴール前で僅かに交わされての敗戦。頭数が14頭立てのフルゲートなら間違いなく本馬に有利に働くはずで、絶好の2番ゲートを引けたことを考えても、ここは近2走の雪辱を果たす番なのではないか。デビュー以来、芝ではほとんど崩れていないようにレースセンスあふれるタイプ。絶対的な能力はなくても、そのセンスを武器に勝ち負けに食い込むと見た。

相手はモーフォーザが有力だろう

マイル重賞4連勝中の実力馬。2走前にはデルマー競馬場芝1600mで行われたデルマーマイルステークスを制しており、同コースへの適性も問題ない。能力通りなら当然有力だが、今回はフルゲートの14頭立てに変わるのがカギになりそう。近4走は9→7→5→5頭立てと少頭数競馬が続いており、自分でレースを作れなくても能力でカバーできた面があった。今回はグッと頭数が増えるので、差し損ねて2、3着に終わるシーンがあるかもしれない。

3番手はヴァンドギャルドが侮れない

前走毎日王冠では8着に敗れたものの、長期休養明けに加え、この馬には上りが速過ぎた面があった。2走前のドバイターフ2着はこのメンバーなら普通に評価できるパフォーマンスで、当時並みの走りができれば、ここでG1初制覇を成し遂げても何ら驚けないだろう。欧州勢ではエントシャイデンとそこまで差がなかったスペースブルースが人気を集めそうだが、エントシャイデンより遥かに強い同馬ならスペースブルースよりも上なのではないか。この枠で福永騎手ならしっかりと位置を取りに行きそう。上手く前に壁を作って我慢したいところ。

マザーアースは欧州勢で最上位に評価。前走クイーンエリザベス2世ステークスでは5着に敗れたものの、相手も手強く、ラチ沿いからしぶとく伸びていた走りを見ても、決して悲観する内容ではない。今回は相手がグッと楽になるので、トリッキーなデルマー競馬場にさえ対応できれば、上位争いに加わってくるだろう。

マスターオブザシーズは2走前のジョエルステークスでドバイターフでヴィブロス、リアルスティール、ディアドラらを一蹴したベンバトルの2着。前走のクイーンエリザベス2世ステークスは案外の結果に終わったものの、もっと走れるはず。

ヒットザロードは近2走でモーフォーザ、スムーズライクストレイトと差のない走りを見せている馬。能力差はほとんどない印象なので、その2頭と比べて人気が甘くなるなら狙い目と言えるだろう。

パールズガロアーは実績でスペースブルース、マザーアースに劣るものの、前々でレースを組み立てられるので、前述の2頭よりもデルマー競馬場に合いそうなタイプ。外枠を引いてしまったが、前々で流れに乗れれば、好走のチャンスはある。

スペースブルースは前走フォレ賞の追い込み一気を見ると、デルマー競馬場へのコース替わりは不安でしかない。前走フォレ賞の3着はエントシャイデンでもあり、レースレベルにも疑問が残る。

インラブは3連勝中も、前走キーンランドターフマイルは相手関係に恵まれた印象があるので、ここで壁にぶつかる可能性の方が高いか。

最後にアイヴァー。昨年のブリーダーズカップマイルでは4着に健闘した馬。長期休養明け後、いまひとつの結果に終わっているが、昨年だけ走れば馬券圏内のチャンスはありそうで、念のため押さえておきたい。

ブリーダーズカップマイル2021の印

◎②スムーズライクストレイト
○⑥モーフォーザ
▲⑤ヴァンドギャルド
△⑨マザーアース
△①マスターオブザシーズ
△⑧ヒットザロード
×⑫パールズガロアー
×③スペースブルース
×⑦インラブ
×⑭アイヴァー

4番レイジングブル…昨年のブリーダーズカップマイルでは10着に敗退。今年に入ってパワーアップしたわけでもなく、今年も苦戦必至なのでは。

10番ブロウアウト…大崩れなく走っているのは魅力も、2走前の時計勝負だったフォースターデイヴハンデキャップで4着に敗退。時計はややかかった方が良さそうなイメージがあり…

11番ガットストーミー…2年前のブリーダーズカップマイル2着馬も、近走は当時ほど勢いがなく。2走前のフォースターデイヴハンデキャップは相手にも恵まれたか。

13番カサクリード…昨年のブリーダーズカップマイルでは12着に敗退。今年も上位争いまでは厳しいのでは。

補欠馬リアルアピール&クイーンスプリーム…どちらも厳しいでしょう。

ブリーダーズカップマイル2021の買い目

※今回は発売開始時刻が補欠馬の動向によって変わり、11月7日(日)午前1時発売開始の可能性があるので、先に記載しておきます。

【参考買い目】

単勝:◎(1点)

複勝:◎(1点)

馬券は◎スムーズライクストレイトを買いたい一方、相手が非常に難解なので、シンプルに単・複で勝負します。人気がないはずなので、複勝でもまずまずつくでしょう。

ブリーダーズカップマイル2021の予想でした。