天皇賞(春)2021の予想です。

天皇賞(春)2021の出走馬は、アリストテレス、ディープボンド、ワールドプレミア、カレンブーケドール、ウインマリリンなど17頭。阪神競馬場芝3200mで行われるG1です。天皇賞(春)は◎マイネルキッツ、◎カレンブーケドール(【天皇賞(春)2016大的中のお知らせ】カレンミロティックありがとう!)など結構いい思い出があるので、今年もドカンと当てたいですね。

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天皇賞(春)2021の予想です

競馬の予想をする上でメンバー間の能力比較や、馬場状態の見極めが大切なのは言うまでもないが、それと同時に重要なのは、現代競馬におけるトレンドをしっかりと把握することだろう。とりわけ大舞台ではそのトレンドが反映されやすい傾向にある。

昨今の競馬界のトレンドは、何と言っても「強い女、弱い男」に尽きる。2020年以降、古馬芝G1の勝ち馬を見ると、そこには牝馬の名前がズラッと並んでいる(以下参照)。

◆古馬芝G1の勝ち馬一覧(2020年以降)

古馬芝G1で牝馬が勝利しなかったレースは、20年天皇賞(春)と21年高松宮記念。前者は牝馬の出走が2勝クラス在籍からの無謀な格上挑戦だったメロディーレーンのみで、後者は勝ち馬ダノンスマッシュからタイム差なしの2着に好走したのが牝馬のレシステンシア。オープンクラス在籍の牝馬がG1に出走すれば、必ず勝ち負けしているのが現状だ。

大阪杯ではキャリア5戦の4歳牝馬・レイパパレが圧勝劇を演じ、先週のクイーンエリザベスⅡ世カップでは本命に推した5歳牝馬・ラヴズオンリーユーがデアリングタクトはもちろん、グローリーヴェイズ、キセキの牡馬勢を下して勝利。この流れは天皇賞(春)でも止まらないだろう。

本命はカレンブーケドールが待望のG1制覇を成し遂げる

未だに重賞勝ちすらない典型的なシルバーコレクターだが、19年オークス、20年ジャパンカップの2戦を見れば、この馬が現役最強クラスのポテンシャルを秘めているのは一目瞭然だろう。

◆19年オークス

◆20年ジャパンカップ

19年オークスではラヴズオンリーユー(クイーンエリザベスⅡ世カップ1着)からタイム差なしの2着に入り、クロノジェネシス(宝塚記念、有馬記念1着)に先着。

20年ジャパンカップはご存じの通り、アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの三冠馬3頭が揃うドリームレース。本馬はとても脇役だったと呼ぶには失礼なほど見せ場を作って大健闘の4着だった。

上記の2戦を見る限り、カレンブーケドールは現役最強馬の1頭と言っても決して大袈裟ではないだろう。

天皇賞(春)の「カレン」と言えば、2年連続2着に激走したカレンミロティックを思い出すが、そのカレンミロティック同様にレースセンスと立ち回り力が最大の武器。あれから数年の時を経て、久しぶりに黒字に白縦の勝負服が天皇賞(春)を沸かせると見た。

相手は牝馬縛りをしているわけではないが、ウインマリリンが有力

ハイライトは前走日経賞の勝利よりも、昨年のエリザベス女王杯の健闘ぶり。当時、3歳馬として最先着を果たしたのはもちろん、差し、追い込み勢が上位独占する中、3番手追走から4コーナーで6番手まで位置を落としながら4着まで盛り返しており、非常に中身の濃い内容だった(以下参照)。

◆エリザベス女王杯の結果

しかも2着サラキアは有馬記念で2着に好走し、3着ラヴズオンリーユーはドバイシーマクラシックで3着後、クイーンエリザベスII世カップを制覇。本馬も牡馬混合のG1で通用する下地はあると言っていいだろう。

兄の横山和生騎手が騎乗するジャコマルがペースメーカー役を買って出てくれそうなので、その直後を追走して早め先頭から粘り込みたい。

3番手はスタミナ豊富なワールドプレミアが怖い

前走日経賞は内、前で立ち回ったウインマリリン、カレンブーケドールがワンツーを決める中、中団追走からしぶとく脚を使って3着に好走。展開はもちろん斤量差を考えても、1、2着馬にヒケを取る内容ではなかった。3歳以降は走ったレースが少なく、やや地味な印象があるものの、有馬記念では2年連続で掲示板入りを果たしており、現役トップホースの1頭だろう。1枠1番で乗り難しさはあるものの、脚を余すことなく乗れれば、勝機も見えてくる。

ディープボンドは前走阪神大賞典で2着馬に5馬身差をつける圧勝劇。馬場が向いたのはあるものの、スタミナが要求されやすい阪神芝の長距離戦に適性があったのだろう。今年の天皇賞(春)は阪神芝3200mで行われるので、前走の勝利を過小評価するのは禁物なのではないか。

最後にアリストテレス。昨年の菊花賞で勝ち馬コントレイルからタイム差なしの2着に好走したことを考えると、前走阪神大賞典の敗戦は不可解だが、良馬場で行われそうなのは何よりか。ただ大阪杯ではいくら馬場が悪かったとは言え、コントレイル、サリオスともに人気を裏切り、レイパパレ、モズベッロに先着を許した。現4歳牡馬のレベルに疑問が残り、必ずしも巻き返せる保証はない。

天皇賞(春)2021の印です

◎③カレンブーケドール
○⑭ウインマリリン
▲①ワールドプレミア
△⑫ディープボンド
△②アリストテレス

以上、天皇賞(春)2021の予想でした。