クイーン賞2020(船橋)の予想です。

クイーン賞2020の出走馬は、JRAからパールデュー、メモリーコウ、アッシェンプッテル、シネマソングスが出走。地方勢は、ラインカリーナ(浦和)、サルサディオーネ(大井)らが迎え撃ちます。船橋競馬場1800mで行われる牝馬限定のJpnIII戦。このレースは勝負度C(自信度★★☆☆☆ 妙味度★★★★☆)を予定しています。

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クイーン賞2020の予想と見解です

クイーン賞は地方ダートグレードの中では珍しいハンデ戦。

実績のあるJRA勢は重いハンデ、地方勢は軽いハンデを背負うため、地方勢にも台頭の余地が十分にあるレース。過去5年を見ても、

19年4番人気1着クレイジーアクセル(52キロ)
18年6番人気3着オルキスリアン(51キロ)
17年4番人気3着ラインハート(53キロ)
16年8番人気3着タイムビヨンド(52キロ)
15年5番人気3着ノットオーソリティ(52キロ)

毎年、斤量53キロ以下の地方勢が3着以内に好走している

上記の5頭はすべて人気以上の走りを見せており、馬券的な妙味を考えても、「斤量53キロ以下の地方勢」は高配当を掴むためのキーワードと言えるだろう。

ここは上記の傾向から、斤量を背負う実績馬同士の決着はないと割り切り、「軽ハンデの地方勢が最低でも1頭は3着以内に好走する」前提に立ちたい。それでは予想にいきましょう。本命は激走に期待して…

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斤量51キロの地方馬・サルサレイアから入りたい

地方馬と言っても元々はJRA所属で、ダート中距離で2勝を挙げていた馬。しかもJRAでアタマ打ちになったわけではなく、2勝クラスで好走を続けていたフレッシュな状態で川崎に移籍。転入初戦の富士見オープンではアングライフェンに次ぐ2番人気に推されたほどで、南関東ならオープンクラスでバリバリ走れると見込まれての移籍だった。

その期待とは裏腹に移籍してから結果が出ていないものの、前走シンデレラマイルトライアルは斤量57キロを背負いながら上り最速タイの脚をマークして5着に健闘。ようやく復調の兆しが見えたと判断していいだろう。今回は斤量6キロ減。馬自身にさらなる上積みがあり、軽ハンデを味方につければ、JRA所属馬が相手でも楽しみは大いにあるはずだ。

JRA時代、左回りのダートは【2.2.2.1】。大井1600m→船橋1800mへのコース替わりもプラスに捉えていいだろう。半姉・サルサディオーネも18年クイーン賞2着、20年報知グランプリカップ1着と船橋1800mで結果を残しており、本馬の潜在的な船橋1800mへの適性も高いのではないか。

メンバーを見渡すと、ラインカリーナ、パールデュー、ステラモナーク、サルサディオーネと前に行きたい馬がチラホラ。特にステラモナーク、サルサディオーネはハナ主張が好走への絶対条件なので、いかにも乱ペースになりそう。展開面でもクロフネ産駒でバテずに長くいい脚を使える本馬に後押しがありそうだ。

相手はサルサレイアの差しが決まるならアッシェンプッテルが突っ込んできそう

直近3走はダートのオープン特別で善戦を続けており、牝馬限定のダートグレードなら能力的に見劣ることはないだろう。脚質的に船橋1800mでは割り引きたくなるが、今回は前述の通り、前が速くなると見ているので、本馬の追い込みがさく裂してもいいだろう。なにより鞍上の藤岡祐介騎手はゴッドバンブルビー、ウェスタ―ルンドなど、この手のダートの追い込み馬は毎回堅実に持ってくるイメージがある。

3番手はひと息入ったものの、メモリーコウ

牝馬限定のダートグレードではTCK女王盃3着、マリーンカップ2着、スパーキングレディーカップ4着、ブリーダーズゴールドカップ2着と善戦を続けている馬。今回は骨折放牧明けになるが、1週前には坂路で自己ベストをマークしており、状態面に関してはさほど心配する必要はないのではないか。とにかくしぶとい印象なので、ハイペースからの消耗戦は望むところだろう。

シネマソングスはオープンクラスに上がってから結果が出ていないものの、このメンバーで斤量53キロなら流れひとつで好走のチャンスが巡ってきそう。揉まれていいイメージがないので、外目の枠を引けたのは本馬にとってプラス。

マルカンセンサーは前走JBCレディスクラシックで本命に推した馬。正直、ここに来て調子落ちの感はあるものの、今春の大井記念でG1馬オールブラッシュ、サウンドトゥルーと互角の勝負を演じたのは事実。再度、ノーマークになるなら押さえておくべきだろう。

ナムラメルシーは今年の別定のエンプレス杯で2着に好走。斤量52キロで前が速くなれば、再び突っ込んでくるシーンがあってもいい。

ラインカリーナは古馬になってからトーンダウンしているが、地方移籍を転機に再び輝きを取り戻してもいいか。内枠の森騎手の先行馬でいかにも不気味。

パールデューは1勝クラス→2勝クラスと連勝中。斤量51キロで上位人気の一角を形成するかもしれないが、相手強化、ナイター初挑戦、地方ダートグレード初出走でも人気を集めるなら少し疑いたい。

サルサディオーネは行き切れば、しぶといものの、近2走はやや物足りない印象も。斤量55キロを背負う一本調子の逃げ馬を人気では買いたくない。

クイーン賞2020の印

◎⑦サルサレイア
○⑧アッシェンプッテル
▲④メモリーコウ
△⑫シネマソングス
△⑭マルカンセンサー
△②ナムラメルシー
×①ラインカリーナ
×③パールデュー
×⑨サルサディオーネ

5番ステラモナーク…地方全国交流なら通用してもいいが、ダートグレードではさすがに荷が重いのでは。

6番アブソルートクイン…古馬になってから中距離で素質開花した面はあるものの、今回は大幅な相手強化。パールデュー、サルサレイア、マルカンセンサーと同斤量は少し見込まれたのでは。

10番ナラ…ダートグレードにたびたび参戦し、昨年のクイーン賞では12頭立ての12着。今年も苦戦必至だろう。

11番ペイシャゲラン…名古屋のA4、A5で善戦レベルではダートグレードでとても歯が立たないだろう。

13番アンシンカブル…2走前は園田の兵庫クイーンカップで最下位。ライバルはナラ、ペイシャゲランだろう。

クイーン賞2020の買い目

ここは◎サルサレイアが大穴なので、2列目は○アッシェンプッテル▲メモリーコウ△シネマソングス△マルカンセンサーと手広くいきたいと思います。

【参考買い目】

3連複:◎ー○▲△△(シネマソングス、マルカンセンサー)ー○▲△△△×××(22点)

3連複で1列目にサルサレイア、2列目にアッシェンプッテル、メモリーコウ、シネマソングス、マルカンセンサー、3列目に印を打った馬へ(ワイド4点でもOK)。本線はアッシェンプッテル、メモリーコウ絡みです。

馬連:◎ー○▲△△(シネマソングス、マルカンセンサー)(4点)

馬単:◎→○▲△△(シネマソングス、マルカンセンサー)(4点)

あとは馬連&馬単を押さえます。

クイーン賞2020の予想でした。